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「東京ブラックアウト」が伝えたいこと④ 小泉元総理も狙われている? [読書]

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【「東京ブラックアウト」が伝えたいこと 小泉総理も狙われている?】

 前作の「原発ホワイトアウト」。著者は以下の理由でこの小説を書いたという。推進派は新潟の泉田知事を冤罪で逮捕することで、再稼働を進めようとしている。そのことを警告したかったとのこと。

 幸い、泉田知事は現段階でも逮捕されていない。これは著者の言う通りなら推進派がしくじったか? 泉田知事が罠に嵌らなかったか?のどちらかだろう。著者は現役のキャリア官僚。小説を匿名で書くことで官僚や電力会社が本当に考えていることを伝えようとしたという。

 その続編である「東京ブラックアウト」でも、同じように衝撃的な記述がある。これも泉田知事と同じ警告であり、メッセージだと思える。紹介する。

 第4章 発送電分離の闇 P102−103

 「日村(経産省の官僚)のもうひとつの宿題である大泉元総理の大作を始めることにした。
いまや、趣味の音楽鑑賞、脱原発講演、それに再生エネルギーの社団活動に勤しむ大泉元総理に対しては、NPOから講演依頼をして、その講演料収入での申告漏れという毒を盛るしかない。(中略)

 しかし、フクシマの事故以前であれば、こうしたNPOも、世の中からはまともなNPOと見られていた。しかしフクシマの事故以降。彼らはNPOの衣で身を包んではいるが、その実態は電力に買収された原発推進団体であることがバレてしまっている。

 こうした既存のNPOから大泉元総理に声をかけたとしても、勘のいい大泉は、すぐ電力からの差し金と気づくはずだ。それを避けるためには、電力会社がスポンサーであることを隠し、田舎の素朴然としたNPOを電力会社OBに急ごしらえでつくらせることだ。(中略)

大泉元総理の「偉大なるイエスマン」として保守党の幹事長を勤めた岡部晋の地元にでもこしらえて、岡部に大泉元総理への口添えをお願いでもすれば完璧だ」

(「東京ブラックアウト」講談社 若杉冽 著より引用)


 んーーーー、やっぱ、こんなことしているんだー。

 

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