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【境界性パーソナリティ障害を勉強中。学んだこと】③思い通りにならないとき、全ての非を「悪い」対象のせいにして、怒りを爆発させる [精神病&精神障害]

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境界性パーソナリティ障害の勉強を続けている!

(患者は)自分の欲求充足を邪魔されると、これまで満たされていたことに関係なく、その瞬間の不満や不快さに全ての心を奪われ、怒りを爆発させ、泣きわめく。このように自分の思い通りにならないとき、全ての非を「悪い」対象のせいにして、怒りを爆発させ、攻撃する心の状態をクライン(精神分析家)は「妄想・分裂ポジション」と呼んだ。対象関係が未熟な人では、成人であろうと、この状態に陥りやすい。
(幻冬舎新書 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司著より引用)

ここより私(太田)の記述。この本、或いは他の本でも学んだことをもう少し書いてみる。つまり、患者はこれまでどんなにお世話になった人で、患者が尊敬、賞賛していた相手であっても、自分が気にいらないことをした場合。或いは自分の要望が拒否された場合は、容赦なく相手を批判、攻撃する。例えば共通の友人に相手の悪口をいってまわる。ネットで批判を書く等の行為。

自身が可哀想な被害者であり、相手がいかに酷い人物であるかを妄想をまじえて伝え、味方を増やし、相手の信頼を落とし、追いつめて患者の望みを叶えざるを得なくなるようとする。相手は職場や友人関係で信頼を失い、大きな被害を受ける。しかし、患者は他の人たちに対しては笑顔で、好感度の高い自分をアピールしているので、病気であることは気づかれないことが多い。そして患者には女性が多いので、男性側が批判され、追いつめられることになる。

これが症状というのがスゴイ。知能犯。どこでその戦法を学ぶのか? この病気の存在を知らなければ、絶対に術に落ちてしまう。見事な攻め方だ。非常に興味深い。

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