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原発事故の悲劇を描いた映画「朝日のあたる家」 2年前の3月11日にクランクアップ! [2015]

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映画「朝日のあたる家」 2年前の3月11日にクランクアップ!
運命的だと感じた。それからもすでに、2年。

映画で描いた状況は何ら変わっていない。今、映画を見直して「あの頃は
本当に酷い状況だったけど、あれからかなり状況はよくなったね」
と言えることを期待していたが、今も映画の中の悲しみは現実の中でも
続いている。

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13万人もの被災者が仮説住宅で暮らし、
多くの人々が避難したまま故郷には帰れないでいる。
そして、多くの日本人はその事実さえ知らず、原発事故は収束した。
避難した人は故郷に戻ったと思っている人が多い。

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実害を風評被害といい、事実を伝えると「危険を煽るな」と批判する。
それどころか「事故は死者も出ずに、小さなもので済んでよかったね」と
思っている人さえいる。「朝日のあたる家」全国映画館公開で昨年、
一昨年の飛び回り、多くの人と出会い。そんな言葉を各地で聞いた。

一時は原発問題に関心を持っていた人も今では「経済」と「福祉」という。
原発事故は未だに原因さえ分からず、メルトダウンした燃料の行方さえ分からず、
福一からは今日も大量の放射能を出し続けている。
収束の見込みさえなく毎日、数千人の作業員が働いている。

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しかし、そんな事実をマスコミは伝えず。政府は国民が事故収束より、再稼働に必死。「世界一厳しい安全基準」などと言いながら、合格ありきの審査。十分な安全対策や避難計画もない。再稼働されれば、数年後に第二の福島が誕生することは目に見えている。

そんな状態にも関わらず、多くの人は事故のことを忘れ、過去のことと思い。すでに終わったものと思っている。ならば、せめて今日だけは、あの日のことを思い出そう。そして考えよう。
そして僕は「朝日のあたる家」を今年も多くの人に見てもらい、あの日を思い出してもらえるよう、伝え続けたい。




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