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そんな奴はいっぱいおるんじゃあ〜!と伝えたかった。 [「そんな奴はおらんやろ〜?」]

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5回に渡って「そんな奴はおらんやろ〜?」シリーズを掲載した。その前に書いた「親がバカではいけない」シリーズが好評だったので、選挙までの間に何かもうひとつシリーズが書けないか?と思った。が、すでに、いろんな危ない法案の解説はしてしまったので、書くべきことがない。で、思い出したのが、ある映画祭で聞いた記者さんの言葉。

何度も紹介したが、僕の映画「朝日のあたる家」を見て「この映画の主人公のように、二度目の原発事故があっても、呑気にしている人はいませんよ。リアリテぃがないんです」と、ある新聞記者さんから批判された。

実は似たようなことを数人から言われている。その多くがマスコミの方。でも、その批判は間違いで、実際に原発事故はすぐに収束した。被害は少なかったという人はかなりいる。実際に僕はお会いしている。

なのに、マスコミ関係の方が「そんな人いない」というのはヘンだな?と思っていた。が、考えてみると、彼らは被災者の方には取材する。そして自身も原発問題を勉強する。同僚や友達も、それなりの知識がある。が、彼らは決して、原発問題に関心のない人に取材はしないのだ。福島には行っても、九州や四国に行って、原発のない地区で「どう思いますか?」という取材はしない。

記者さんたちは記事を書き、情報を発信している内に、「日本人なら誰でも原発事故に関心があり、知識を持っている。非常に危険で止めた方がいいと思っている」と思い込んでしまったのだろう。

実際、僕も映画の取材と自主的な勉強をしている内に、多くの人がその脅威を感じているはず。と思っていた。それが映画の舞台挨拶ツアーで地方に行き、いろんな人と話し、え====!という意見を聞かされ、予想以上に原発事故の現実を知らない人がいることに驚愕した。

そんなことがあったので、もしかしたら、ネットをやっている人も同じように、「皆、原発問題に関心があり、特定秘密保護法や集団的自衛権の本当の意味を理解している」と思い込んでいるのではないか?と考えたのだ。そんなとき、ここ1ヶ月くらいでお会いした人たち。「そんな奴はおらんだろう?」という人がたくさんいたことを紹介しようと思った。

原発を反対している人と会うとよく感じることなんだけど、彼ら彼女らはすごく勉強している。「原発反対!」とは叫ぶけど、その豊富な知識を伝えることをあまりしない。逆に、原発に関心を持ち始めた人に「勉強不足!」と上から目線で批判。やる気を奪うことをしているのをよく見かける。

同じように、「集団的自衛権」や「特定秘密保護法」に反対する人も「反対反対」とはいうが、何が問題なのか?ネットで書いている人は少ない。

でも、今回のシリーズで紹介したように、理解していない人はいっぱいいる。その人たちから見たとき「反対反対」だけでは、怪しい宗教団体にしか見えない。だからまず、「そんな奴おらへんやろ〜」という人が多くいることを伝えたいと思った。彼らは決して声を上げない。「反対!」と叫ぶ人からはそっと離れて行く。

そんな人に大切なこと伝えること。これは誰でもできること。それを伝えたいと思った。明日の選挙前。この2つのシリーズ。ぜひ、ぜひ、読んで、「全部、知っているよ!」で終わらずに、誰かに伝えてほしい。皆で動けば、明日、日本を変えることだってできる。がんばろう!


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