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歌と朗読の劇「大切な人」仲代奈緒、大阪公演。 いよいよ、12月7日! [キャスト]

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僕の新作「向日葵の丘」に出演してくれた仲代奈緒さんが出演する歌と朗読の劇「大切な人」が大阪で公演される。これは大手プロダクションやエージェェントが企画、制作するものではなく、奈緒さんが個人で企画、自分で俳優仲間に声をかけ、会場も探し、演出まで手がける歌と朗読のイベントである。だから、大手テレビ局が宣伝したり、新聞に一面広告が載ったりということはない。

費用も自腹。黒字が出ても大儲けとはいかない。なぜ、そこまでして上演するのか? それは亡くなった奈緒さんの母が書いた自伝的小説「大切な人」で伝えたかった戦時中のことを、母に代わり、歌と朗読で伝えたいから。

その気持ち。とても分かる。僕も映画を作るとき。同じように自分で製作費を集め、スタッフ&キャストを募り、撮影をする。いつも残るのは借金だけ。でも、どうしても伝えたいことがあるから映画を作る。

そして、本当に伝えたいことがなければ、そこまで出来ない。奈緒さんの母は病床にありながら何年もかかり、戦時中の悲惨な生活を、その小説を書いた。そして命尽きた。その意思を次いで娘の奈緒さんが、その思いを伝えるべく朗読劇を続けているのだ。

今、日本は再び戦争に向かって突き進もうとしている。が、多くの人は戦時中のできごとを知らない。だからこそ、その時代を体験した人の声や思いは大事だ。僕も先日、京都で見せてもらったが、その「思い」が胸に突き刺さり涙した。

戦争をかっこ良く描く日本映画がヒットしたりするが、戦争を知らない作家の憧れに振り回されてはいけない。本当に戦争を体験した女性の言葉にこそ。大切なことが隠されている。いよいよ、本日の日曜日。大阪公演。女優で歌手の奈緒さんの歌も泣ける。

2014年12月7日(日)
13:30~ / 18:30~
(開場は各30分前)
¥3800
*昼公演終了後トークショーがあります。
出演: 仲代奈緒 柄谷吾史
宮崎總子 増田将也
DAI(KD earth) ぱくよんせ(pf)
トークゲスト 冨田貴史
会場:キリスト者共同体 阿倍野集会所 

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