「私は原発反対でも推進でもない。中立です」という人たち(上) [映画館公開に向けて]
「私は原発反対でも推進でもない。中立です」
という人がいる。僕の友人にも多い。それなりに賢い奴がそういう。
だが、「中立」って何?
「原発を反対しません。といって推進もしません」てこと?
つまり現状維持?
「増やすのは反対だけど、現存の50基の原発は認めます」
ということか? ヘンだ。そもそも「中立」なんておかしい。
例えば戦争でアメリカ軍に着くか? ドイツ軍に着くか?
「でも、私は中立」というのはある。
が、原発に反対か?賛成か?
の間に中立は存在しない。
実はその種の発言をする人は、原発にさほど興味はないことが多い。
原発反対の人と対面したとき「お前は推進派か?」と批判されたくない。
といって「原発反対」と声高らかに叫ぶ人たちに良い印象を持っていないので
「中立」といい、議論に巻き込まれないようにしようとしているのだ。
原発に関心がないのが本音。
しかし、中立ということは無党派層と同じ。何もしないということ。
先の参議院選挙と同じように、推進派に力を持たせるという結果にしかならない。
何も言わないということは、
彼らの意思とは別に推進派を認めるということになる。
ただ、気になるがなぜ、彼等は「中立」と平然と言えるのか?
(つづく)
2013-09-07 20:02
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