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続・なぜ、映画館で上映するべきなのか?(13)チャイナシンドローム [【再掲載】]

 
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 「動揺していて、言葉が見つかりません」

 とジェーン・フォンダはいう。観客は心の中でこう思う。

 「言ってくれ! 原発側の手抜きで

 こんな事件が起きたんだろ!」

 なのに、彼女は原発について何も語らず、映画は終わる。

 だからこそ、観客の心には「原発が悪い。推進していた連中が悪いんだ」と

 の怒りが強く残る。
 
 これは映画製作者(実はマイケルダグラス)の勝利。

 台詞でいうのは簡単だが、それでは伝わらないのである。

 事実、この映画を見たあと僕は、原発のことが何十年も気になり、

 311で福一が爆発したことで、取材を始め、映画まで作ってしまった。

 やはり、映画の影響力は凄い。

 だからこそ、僕も声高々に原発を反対する映画を作るべきではないと思えた。

 でも、見終わったとき、「原発は駄目だ」と誰もが思う映画にすること

 それが一番大事。

 そうすることで、多くの人に大切なことを伝えられると考えた。

 (つづく)

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