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続・なぜ、映画館で上映するべきなのか?(11) [【再掲載】]

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 「朝日のあたる家」を教育映画にしてはいけない。

 それが最初からのテーマ
 
 映画の王道、笑って、ハラハラして、泣いて、感動する。

 だけど、映画を見終わったとき、「誰もが原発の危険性を痛感する作品」にしたい。

 そう考えた。

 「原発危険ですよ! みんなで止めましょう! 

 子供のためにがんばりましょう」

 というメッセージは正しいが、映画の中でそれを連呼すれば

 教育映画と同じ、観客はそれを拒否してしまう。

 どうすれば伝わるのか?

 実は商業主義の映画こそが、その種の表現は得意なのである。
 
 先に紹介した黒澤明監督がまさにその代表

 「生きる」を見た人は、心の底から感動して、
 
 「明日から人のためになる生き方をする!」

 と誰もが思うはずだ。

 つまり、何か大切なことを伝えるのは「教育映画」ではなく

 「商業映画」の方が向いていると感じる。

 思い出す、もう1本の映画がある。

 「チャイナシンドローム」である。

 (つづく)

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