どうすれば原発事故の映画を、多くの人に見てもらえるか?(13) [映画館公開に向けて]
僕はこの映画を「反原発映画」とは呼ばない。
(新聞にはよくそう書かれるが...)
「原発がテーマの映画」とも言われるがそれも間違い。
「原発事故が題材」の「ホームドラマ」というのが正しい。
多くある商業映画の1本として作ってある。
笑って、ハラハラして、泣いて、感動できる映画。
でも、終わったときには誰もが
「原発はアカンなあ〜」
と思ってくれる物語。劇中で主人公が
「そうだ。原発は止めよう!」
とか観客を説教するような台詞は出て来ない。
よく、その種の映画ではテーマである部分を台詞で説明しようとする
「差別はやめよう」「人権を守ろう」「原発はやめるべきだ」
その主張は正しいが、それを台詞で言われると
観客は素直に受け入れることができない。
それは映画表現以前に、作り手である人たちの思いが前に出過ぎているから
いくら素晴らしいテーマでも支持されなくなる。
(つづく)
2013-07-12 19:00
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