脚本を書くということ(4)脚本家の友人の助けを借りる [映画監督のお仕事]
若い友人は悩んだ。
「オレは長年助監督をしてきて、撮影現場のことは熟知している。
有名監督とも何度も仕事をして、演出技術も学んだ。
自主映画出身の監督たちを見ていると、ほんと勉強不足で
ろくに現場をまわす技量もない。
あんな連中に比べれば、オレの方がずっと監督してできるはずだ。
問題はチャンスだ。
今の日本映画は漫画原作が主流。でも、それは嫌だ。
やはり、オリジナルで勝負したい。
なのに、シナリオが書けない......」
ということで、まずシノプシスを書くことにした。
いわゆる粗筋のようなもの。
主人公の設定を決め、物語を作り、事件を考える。
が、何か違う.........,何かしっくり来ない。
で、友人の脚本家に相談。自分が考えたことを話。
物語としてまとめるように頼んだ。
ちゃんとギャラも払うと約束。
数週間後。彼のアイディアはシノプシスになって上がって来た。
(つづく)
2013-06-14 18:00
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