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「みんなで考えよう!」では、よい映画はできない? [編集作業]

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 かなり昔に関わった作品だが、

 撮影を終えて、いざ!編集というときになって

 プロデュサーがこう言い出した。
 
 「じゃあ、会議を開いて編集方針を決めよう!」

 はあ・・・・・・・・・!?

 編集の方向性は撮影をスタートする前に決まるもの

 撮影をしたあとに編集をどうしようか? 相談するなんて!

 何考えているの??????

 そんな感じだった。

 あとあと、考えてみると、そのPは古い人。

 撮影所時代のやり方を引きずっていたのだろう。

 あの時代。撮影した素材を映画会社の重役たちが見て、あれこれ意見を出す。

 これは重い話だから、アップテンポで編集しよう、とか

 長回しで撮っているが、間が持たないので短めに使うようにしよう、とか

 方針を決めて、編集スタッフに指示する。

 そんな気分だったのではないか?

 しかし。プログラム・ピクチャーならいざ知らず。

 現代の映画というのは、シナリオ、撮影、編集、MAと全て考えた上で

 スタートする。撮影が終わってから編集方針を考えるなんてありえない。

 撮影方針も、編集方針も、音楽の方向性も考えた上で

 スタートさせるのが現在の映画作り。

 というか、そうでないものもあるので、とりあず、太田式のやり方はそうだ。

 撮影所時代の発想では、今の時代に感動を伝える作品はできない。



 (つづく)

 
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