原発事故に関心を持ったのは、昨年の今ごろだった。 [製作準備PART1]
2012年 8月
国会事故調査調の報告書を読みながら、思い出した。
原発事故の勉強を始めたのはいつ頃か?
たぶん、ちょうど昨年の今頃だった。
あるきっかけで、原発問題を徹底して勉強
いろんなことが分かってきた。驚愕の事実が続即分かる。
でも、当時、身の回りで原発に興味を持つ人はおらず、皆、以前と同じ日常を送っている。
友人に話すと、
新興宗教に嵌ったの?という顔で見られた。
原発のことを話すと、皆、バリアを貼るような感じがあった。
つまり、原発事故は大したことなかったのに、なぜ、大げさに騒ぎ立てるのか?
”世界の終わりがやって来る!”
と言っている人たちと、同じ部類だと思われたのだ。
しかし、それから1年。
今では多くの人が原発事故の危険性に気づき
反対運動にも多くの人が参加している。
原発推進と言おうものなら、変人?バカじゃないの?という目で見られるほどだ。
状況は完全に逆転。
だが、昨年の今頃はいろんな意味で厳しい時期だった。
最近、よく聞かれること。
”太田監督はなぜ、原発問題に関心を持ったのですか?”
”若い女の子たちの青春映画。感動作品を撮る監督なので、
原発というのが結びつかないんです”
そう訊かれることがある。
でも、僕の映画のテーマ。”親子に伝える大切なこと”
それはまさに原発問題と直結するのだ。
(つづく)
2012-09-09 16:38
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