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死んで行く子供たちに、何を伝えればいいのか? [●「朝日のあたる家」序章 2012]

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 2011年 夏

 原発事故について調べた。

 チェルノブイリ事故を見れば、放射能の恐怖が良く分かる。

 なのに、この春から夏に日本政府がやったことは何か?

 福島第一原発の爆発事故。

 放射能が放出されていないのに、それを伝えていなかった。

 メルトダウンしていたのに、していない!と言い続けていた。

 法律で決まっている年間の被曝料1ミリシーベルトまでという上限を

 20ミリシーベルトに引き上げようとした。

 子供は大人の4倍の被曝をする。

 なのに、20ミリシーベルト!!!!?

 SPEEDIで放射能拡散の方向が分かっていたのに、それを伝えず

 風上に多くの市民を避難させて、

 被曝させてしまった。

 放射能に汚染された土地が分かっているのに、避難命令を出さずにいた。

 セシュウムにしても、プルトニュウムにしても

 何ヶ月も経ってから、検出されました!と伝える。

 放射能で汚染された野菜がたくさんあるのに、

  ”食べて応援!”

 と言って日本中で食べる運動を続けている。

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 まだまだあるが、何と言えばいいのだろう?

 放射能はとても危険なものなのに、政府は国民を避難させるより

 被曝させることに努力しているように見える。

 火事で燃え盛る家に多くの人を閉じ込めて、

 安全です。大丈夫です!

 と言い続けているように思える。

 一体、どうなってるんだ!!!!!!!

 なぜ、そんなバカなことを続けるのか?

 そして、テレビを中心とする多くのマスコミもそれを伝えようとしない。

 本当のことを報道しない。なぜか?

 この辺の謎。原子力発電所はどんなふうに推進されて来たか?

 それを勉強すると、答えが見えて来た。

 (つづく)

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