過労という症状 [●「朝日のあたる家」序章 2012]
2010年 春
過労で寝たきり状態。
それを人に説明するのは、本当に難しい。
友人たちからは、こう言われた。
”疲れたくらいで、何ヶ月も寝込むことなんてあり得ないでしょう?”
”疲れ過ぎて死ぬなんて、ピンと来ないねえ”
”仕事したくないので、言い訳しているように思えるなあ”
経験のない人にはやはり分からないようだ。
過労というのは休養せず、働き過ぎることで
体力、気力、免疫力、集中力、内蔵機能が極端に低下。
何もできなくなる。
でも、人間がスゴイのはそれでも気力で仕事が続けられること。
そんなことをしていると、体の限界を越え、くも膜下出血。心不全等で
死亡する。
それが過労死だ。
車だって、電化製品だって、休みなく使い続ければ故障するし、
寿命も早く訪れる。人も同じなのだ。
だが、倒れるまで働く人というのは少ないので、過労は理解されにくい。
毎回、映画が無事公開されると、或いは終了すると
過労で倒れ、自宅入院となる。
今回は何と、3ヶ月も寝込んだ。
(つづく)
2012-09-01 09:32
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