これまでで一番苦しかった編集作業が今回! [2022]
これまでで一番苦しかった編集作業が今回!
次の作業はMA。音楽やSE。ナレーションをスタジオで録音する。それでようやく完成。昨年の12月に突然に連絡があり、翌週から取材。年明けて編集作業を3ヶ月。と言う怒涛のプロジェクトもようやく終わりが近づいてきた。編集は毎回大変だが、今回は今までで一番大変だった気がする。
1ヶ月くらいでできる?と思えたが、結果「ドキュメンタリー沖縄戦」と同じ3ヶ月。編集というと繋ぐだけ!と思われがちだが、そうではない。ドラマなら基本シナリオ通りに繋ぐということはあるが、ドキュメンタリーの場合はそれだけではダメ。というよりシナリオがない。どうすれば観客が理解するか?よりリアルに感じてもらえるか?を考えて編集せねばならない。
テレビドキュメンタリーなら1〜2週間で作業するのだが、だからあのような安易なものになる。日曜の午後とか、深夜にやっているパターン。安易に、簡単に、時間かからない編集をしている。スタッフが悪いというより、局側が十分な時間を与えないということが理由だ。が、今回のプロジェクトも大差ないか?
編集料はなし。僕がボランティアで3ヶ月。ケチっているのではなく、超低予算の仕事なのだ。とても3ヶ月の賃金を払う余裕はない。だからと言ってギャラの安い若手に任せると目も当てられないものになってしまう。以前、自身の監督作のメイキング。若手に任せたらテレビドキュメンタリーと同様。1〜2日でできる編集をしてきた。直しを指示したら、次の仕事があるから!と投げ出した。なので、その時も僕がノーギャラで編集。1ヶ月ほどかけて作業した。
どんなに苦労して撮影しても、バカが編集すると全てを台無しにしてしまう。そんな編集をするくらいなら、最初から仕事を引き受けてはいけない。ただ、今回はどうしてもやりたい題材だった。まあ本当にギャラは安いし、精神状態は最悪になるし、311から11年が重さなり。ウクライナ問題まで持ち上がり。本当に気が狂いそうだった。
その意味で今までで一番苦しい作業となったのだろう。でも、、出来はいい。そして、もう少しで完成だ。詳細は近日発表する。
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