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編集中は血圧も危険値。激怒したらあの世行き!? [2022]

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編集中は血圧も危険値。激怒したらあの世行き!?

カタギの方は想像もしないと思うので、もう一度、記事にしておく。現在編集中だが、いろんなことを同時に進ませねばならないので神経が切れそうだという話ー何度も書いた。本来、編集時は編集作業のみに絞らねばならないのだが、それ以前から受けていた依頼や仕事と重なることとなった。

また、申告もこの時期。311も今月。さらにウクライナ問題。こちらが限界を超える状態でも、知らない人はあれこれと頼み事や連絡をしてくる。悪意がないことは分かっているが、メール1通、電話1本を編集中にすることが、どれだけ大変なことか?はカタギの方には理解できない。それを責められない。

だが、編集中は精神不安定。思ってもいないことを言ってしまったり、感情的になったりもする。血圧も毎日、危険値。医者に言わすと、その値で激怒すると大変。いつ死んでもおかしくないとのこと。だから、落ち着いて冷静な時にしか返事もできない。

以前「返事くらい5分もあればできるでしょう!さっさと連絡してきたらどうです!」と言って来た人がいる。映画関係者であれば編集がどんな仕事であるか?想像できるはず。なのに「監督は甘えている。ルーズなだけだ。俺が厳しく言ってやろう」と思ったのだろう。だが、映画作りの苦しさも理解できない奴はお断り。カタギなら許したが、映画人ならさようなら。それ以来、仕事をしていない。一生ないだろう。

しかし、数日前に同時進行がいくつも終わり、だいぶん楽になった。血圧も少し下がり写真の値。ふと、幾つの案件が重なったか?数えてみた。なんと11個。その中にはプライベートな件もあり、FB記事では紹介できないものもある。身内の入院手術もあった。その後、トンボ帰してまた編集ができる訳もなく、数日は作業にならない。ようやく編集を再開したらトラブル。スタッフにギャラが振り込まれていない。監督である僕が交渉せねばならない。

そんなことをしていると、完全に編集モードが外れる。いきなり編集が始められる薬があれば打ちたいくらいだった。スポーツ選手がドーピングする気持ちが分かる。これも理解されないが、精神状態を編集に持っていくのは物凄い集中力が必要。全神経を動員して、その世界に入る。だからこそ観客が号泣する作品ができる。編集こそ作品の要。ここでクズにするか名作になるか?が決まる。

そもそも編集は他の作業と並行では進められないし、外部とコンタクするとアウト。本来ならその間はプロデュサー外部をブロック。対応してくれるのだが、今回はそうもいかない。これまで何十本もの編集をして来たかが、今回ほど辛く、気が変になりそうだったのは初めてだ。編集中は冷静ではなく、常識もない。そんな人間はすぐに逆上する。

今回はいろんな時期が重なり、理不尽な頼みをして来た人はいない。こちらも出来るだけ対応したいと思った。が、そこに編集作業が後から重なった。だから責めることはできない。それでも今後は対処法を考えないと、一つ間違えると、全てが終わってしまう。血管が切れてあの世行き。完成後にあの世は構わないが編集中だと心残り。化けて出て作業を続けるしかない。

だが、今は完成まであと2歩。毎日、血圧を測りながら進める。


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