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「戦争反対!」は大切。でも、戦争を正当化する言葉にもなりうる? [ウクライナ]

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「戦争反対」は大切。でも、戦争を正当化する言葉にもなりうる?

Twitterを見ていると、日頃から鋭い意見を聞かせてくれる文化人やTwitter有名人たちが、
「ロシア許せない!」「可哀想なウクライナ」と発信している。しかし、注意せねばならないこと。歴史を振り返れば同じ構図で「怒り」と「同情」を煽り、それを背景に多くの戦争が始まっている。

イラク戦争は「フセインは許せない!」と世界のマスコミが批判。「大量破壊兵器を所持している!」とアメリカが攻撃。戦争を始めた。が、結局、見つけることができなかった。要は事実ではないことを理由にイラクに戦争をふっかけたのだ。その後、イラクには多くのアメリカ企業が参入。莫大な利益をあげた。それが目的だったのだろう。

太平洋戦争もアメリカは「リメンバーパールハーバー!」「ジャップは卑怯だ!」と戦争を始めた。が、ABCD包囲網で日本を追い詰めて戦争に導いた背景もある。それを日本が悪い。アメリカが悪いと簡単に決められない。イラクと同様。あの時はアメリカが日本を欲しかった。その建前を作るために日本を挑発。先に戦争を始めるように仕向けたのだ。日本は日本で当時進めていた中国との戦争がやめられないという理由もあった。要は中国に侵攻していたのだ。

そんな風に戦争は一概に、どちらが悪でどちらが正義とは言えない。どちらも悪とさえ思えてくる。なのに、いつの時代も悪役を仕立て上げて国民を煽動、皆が「許せない!」と叫びだす。そして「戦争を止める」と言う名目で戦争を始める。

侵攻したと言われるロシアも問題だが、ウクライナもおかしい。成人男性が国外に出るのを禁止。希望者には民間人にも武器を配ると大統領はいう。囚人までも戦線に送ろうとしている。国民を盾にし、巻き込んだ戦争をしようとしている。さらには海外から義勇兵を募集。信じがたい暴挙だ。過去にはロシア系ウクライナ人15000人を虐殺したという情報。だが、そのことは西側メディアは報道しない。

現在の報道はロシア憎し、ウクライナ可哀想のオンパレード。そしてTwitterではまさにそれを反映した意見が溢れる。日頃、鋭い人たちまで同調。ロシアを批判する。「戦争反対!」をいうならばロシアだけでなくウクライナにも言うべきこと。なのに「戦争を止めるため」と義勇兵に参加したい!という日本人が70人。それは「守る」と言う名目でも「ロシア兵を殺す」と言う行為。戦争への参加になってしまう。

イラク戦争と同じ構図。戦争はいけないが、悪のフセインを倒すためなら軍事力を使っても構わないと言う発想。悪を倒すのもまた戦争であることを忘れている。そレラを見ていると、戦争が始める前には必ず許されざる悪役が作られ、可哀想な被害者が登場する。世界は「平和のための戦い。戦争を止めるための行為」として、戦争を認め賛同してしまう。今回も似たものはないか?

巻き込まれずに、冷静に見つめよう。両国の背景。両国の歴史。両国の意見を確認しよう。「戦争反対」と言う言葉は大切だが、「戦争を止めるため」と言い戦闘を始めることが多い。つまり「戦争反対」は戦争に誘導する言葉にもなりゆるのである。

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