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今、自分が生きている時代がどんな時代なのか?=理解するのは難しい。 [日本人の問題]
今、自分が生きている時代がどんな時代なのか?=理解するのは難しい。
江戸時代は300年足らずだが、当時の人は「昔から江戸時代は続いていて、これからもずっと続くものだ」と思っていたらしい。その後、1867年に大政奉還があり、翌1868年からは明治時代になるのだが、ずっと続いて来た時代の上にいると、それが崩壊し別の時代になるとは想像しづらいものなのだ。
僕は昭和生まれだが、経済成長が続く日本。それがずっと続くであろうと思っていたら、バブル崩壊、リーマンショックで、まさかの不況が20年以上も続く時代になろうとは想像もしなかった。江戸の人と大差なし。やがて韓国や中国に追い抜かれるであろうことは、経済の流れの中で致し方ないとは思っていたが、ここまでジリ貧の国になるとは考えなかった。
つまり人は自分が歩んで来た30年40年。という短い年月を基本にしてしまい、それが続いて行くと思い込みやすい生き物なのだろう。僕が生きている内に東西ドイツが一つになる。ソ連が崩壊する。なんてことが起きようとも思わなかった。ずっと未来。僕らが死んで何十年も経ってから、戦争のない世界になる。その時にはベルリンの壁も無くなっているかも?と想像するだけだった。
だから、ソ連とアメリカが冷戦を続けている70年代に、「ソ連はやがてなくなる」と予言しても、「そんなことある訳ないだろう!」と誰にも理解されなかったはずだ。それはマゼランが船で世界一周を果たすまで、地球が丸いことさえ、誰も信じようとしなかったのと同じ。今では誰も知ることを当時は重力のことも分からず「地球が丸いと下にいる人は宇宙に落ちる! だから、あり得ない」と思っていたのだ。
その意味で言うと、数年で中国共産党が無くなっても不思議ではない。アメリカ合衆国が亡くなってもおかしくないのだ。ソ連も設立から70年ほどで崩壊している。中国共産党もそろそろ、それくらい。だが、多くの人は「そんな訳ないだろう?」と言うが何ら根拠はなく、「自分が生まれてからずっとあるのだから、これからもなくならないだろう」と言うだけの理由で言っているはずだ。
歴史に学ぶことは大切だが、同じ繰り返しばかりではない。「567が終わったら戦争が来る」と言う人を時々見かけるが、根拠はほとんどないだろう。「悪いことは続く」と言うネガティブな思いが、そう感じさせているだけのことが多い。多分、今が戦争中なのだ。ミサイルを使って攻撃するのではなく、ウイルスという武器を使った新しい形の戦争。だが、経験したことのないことを多くは理解しない。
戦車や戦闘機が攻撃して来なければ「戦争」と言う実感が持てない。だから、不自由だが、今の生活を平気で続けているのではないか?ただ、気づいても個人にはどうすることもできないが、その新しい形の戦争は何のために行われているのか?を考えれば違ってくる。昔の戦争は植民地化すること。今は? 言われているように人類削減? 収束後に倒産寸前の店や会社を中国が買いたたくための計画?
ウイルスで脅かし、枠てんに飛びつかせる流れ。マスコミの煽りを見ていると、誘導があり、何かの計画が進んでいてもおかしくない。が、それを指摘しようものなら「陰謀論だ」「映画の見過ぎだ」と批判を受ける。江戸時代に「侍の支配は終わる」と言った時の反応も同じようなものだったろう。あるいは昭和40年代にソ連が崩壊すると予言するようなもの。戦前に原爆の破壊力は理解できないようなものかもしれない。
誰もが「そんなのあり得ない。夢みたいなことを言うな!」と言うレベルなのだ。が、それら歴史を振り返れば、過去になかったことが現実に登場し、時代を大きく変えることが何度もあった。人は、後になってから理解、把握することになる。その意味で、今、何が起こっているのか?は歴史に学びながらも、過去に縛られない発想がなければ理解することはできないのだろう。
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