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日本人は悲観主義者を大人と考え、楽天家を軽蔑=だから時代が変わらないのだ。 [日本人の問題]

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日本人は悲観主義者を大人と考え、楽天家を軽蔑=だから時代が変わらない。

「安倍も菅も同じだ。総理が変わっても何も変わらない!」

そう主張する人の話を先に書いた。非常に違和感のある意見であり、ズレている。そこで安倍と菅はこんなに違うこと。記事にした。おさらいすると、安倍は頭がおかしく常識がない。違法行為でも平気でやる危険なところがある。賢い人ではないが、巨悪と言える。対して、菅は小役人。平気で無茶する安倍がバックにいたから、強気になれただけ。人の上に立てる才覚はなく、今は見るも無残な姿を官邸で晒している。

その他、戦争についても書いた。マスコミも安倍は恐れたが菅に対しては平気で支持率30%と発表。その辺を見れば安倍と菅が同じでないことは分かる。菅が小物であり、総理をやる器ではないことも痛感できる。なのに「安倍も菅も同じだ!」と言う声を聞く。「何も変わらない」いや「より悪くなった」とまでいう。歴史の改竄についても先の記事で節明。菅政権になり歴史修正が弱まっていることも紹介した。

にも関わらず、的はずれな指摘をする人が多いのはなぜか? それは「菅嫌い」「安倍、最低」と言いながら、自分が嫌う政治家について詳しく知らないから。テレビで見た発言で嫌悪感を持った。新聞が批判していた。見るからにズルそう。「消費税あげた」「不況対策ができない」「コロナ対策が遅い」ということで「嫌い」というレベルに思える。

未だに菅が安倍政権の方針を引き継いだ後継者だと思っている人。安倍の傀儡であると考える人。その辺も違うことを先に節明した。ではなぜ、「安倍も菅も同じ」なんてズレた発言そうすのか? 例えばこう言うとどうだろう?「安倍は最低だが、菅は単なる無能なおっさんだ」そんな指摘を聞いてどう思うか? それより「菅も安倍と同じだ。いや、菅はもっと酷い!」と言う方が力強く聞こえないか? 政治に詳しく、勇気を持って声を上げているように思えないか?

その背景にあるもの。日本人はオプチティミスト(楽観主義)が嫌いなのだ。こう批判する。「現実を見ていない。考えが甘い。楽天家だ! 世の中厳しい」といいたがる。対してペシミスト(悲観主義者)を評価する。「世の中は悪くなる一方だ。さらにひどくなる。より厳しい日々が続く」てなことを言った方が、現実をよく認識、その中で確実性を持って進んでいるようなタイプに見てしまう。こんなセリフは聞いたことはないか?

「君のためになるので、あえて褒めないで厳しい指摘をしよう」

勝ってカブトの尾を締めるとか、より現実を厳しく見つめることが大事という思いが大事!と言う認識が日本人にはある。だから、オプティミストより、ペシミストを評価する。昭和40年代の「根性もの」もそうだった。鬼コーチに厳しく指導され、褒めてもらえず、耐えて頑張ることが大事だと教えていた。だが、現実的に成功するのはオプティミストだ。「あれもダメだ。これもダメだ!」と言っている奴が成功したのを見たことがない。

「黙って我慢して耐える」「己の非力を理解して身の程を弁える」「勝てもしない戦いに挑むのは馬鹿者だ」そんな思いを、日本人は引きずっている。縛られている。だから「菅は戦争する気はない」と指摘しても「甘いんだよ」「安倍と同じだよ」「現実を見ろ」と言いたがる。厳しいネガティブな意見をいうのが大人であり、現実的だと考える。だから、菅についてロクに知らないのに、こういうのだ。

「菅も安倍と同じだ。総理が変わっても何も変わらない!」

自分は現実を理解する大人だ。観測的な希望を掲げたりしない。そんな深層心理が働いて、そんな事実ではない発言をしてしまう。いつまでも自民党を引きずり下ろせないのは、多くの日本人がペシミストで、ネガティブな意識に縛られ、ただただ耐えて、絶望的なことを呟くことが大人だ、巨悪には勝てない!という思い込みをしているからではないか? いつの時代も勝つのはオプティミスト。楽天家が後先考えずに行動したときに、時代が変わるのだ。


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