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映画作家は自分が興味を持ったこと、徹底して調べてしまう。そこから作品が生まれる。 [トランプ問題]

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映画作家は自分が興味を持ったこと、徹底して調べてしまう。そこから作品が生まれる。

大統領選の疑惑ばかり書いているので、「監督、注意した方が良いですよ。ネトウヨと思われますよ」とか助言をくれる方がいた。が、今に始まったとことではなく、原発事故の時はメルトダウンや放射能漏れ疑惑を追求する記事を毎日書いていた。その時も「活動家!」「プロ市民」「左翼監督」と批判をしてくる人たちがいた。人はすぐにレッテルを張りたがり、右だ左だと分けたがる。困ったものだ。

僕としては「ただ、謎を解きたい!」「細かいことが気になる悪い癖」なだけ。なのに大統領選に疑問を持つと「右」原発事故に興味を持つと「左」911は「陰謀論者」。本当に疲れる。多くの人はカテゴリーわけしないと物事を把握できない。考える力がない?ということだろう。同時に、気づくのは、批判をする人たちは原発事故も、大統領選も、911も詳しく見つめることはなく、マスコミ情報を鵜呑みにしている。彼らの真似をしてレッテルを貼るなら「マスコミ信者」なのだ。 

「マスコミ様の言うことが絶対に正しい! それ以外は全てデマだ。フェイクニュースだ。そんなことを言う奴は許せん!正義のために叩こう!」という思いなのだろう。昔のオウム信者とダブるものがある。話が逸れた。僕の話。特に「陰謀論」と呼ばれるものJFK暗殺、911、だけが好きなのではない。日航123便墜落事故、宮崎勉事件、神戸児童殺害事件、女子高生コンクリート詰め殺人事件、イスラム国、オウム事件等も興味があって調べた。

中でも、コンクリート事件は仕事だったので徹底して調べた。報道されていない事実も突き止めた。が、あまりにも問題があるのでドラマ化の際には触れていない。そんな風に個人レベルでもマスコミが報じていないことを突き止めることができる。原発事故も同じようにして取材。沖縄戦も同様に、当時を知る体験者の方々にお話を伺った。本や新聞でもいろいろ分かるが、直接、関係者に聞くのはとても大事。が、なかなか仕事とならないと、時間も費用もかかるので難しい面はある。

だが、せめて関係の書籍は読みたい。それだけでもマスコミが報道しない事実は見えてくる。大切なのは、それぞれの本、新聞、テレビ、関係者の言葉。鵜呑みにしてはいけない。デマ、嘘、勘違い、事実誤認、記憶違いということもある。インタビューも単に質問して答えてもらい、そのまま公開するということではいけない。記述や証言の裏を取ることが大事。いわゆる本物の?「陰謀論」者と言う人たちは、都合の良い噂を組み合わせて、ありもしない陰謀を信じてしまう。それは噂話が好きと言うのと同レベル。

陰謀論。デマと言われても、いろんな角度から研究。整合性を考え検証することで、実は本当のことであると分かってくることがある。バレると困る人たちが「陰謀論」とレッテルを張り、「考える力」がない人たちがそれに誘導され、事実をデマにしてしまうこともよくある。原発事故直後がまさにそれだった。メルトダウンしているのに、していないかのようにマスコミは報道。読売新聞などは「千葉の**市で線量が高いと言うデマメールが流れています」と記事で報じたが、デマではなく事実だった。僕もその地区に行き測量したが、異常に高い放射能を検出した。

そんな性格なので、「原発事故」(写真ーある取材で訪れたチェルノブイリ原発内部)「沖縄戦」取材せねば作れない作品。力が入る。そんな仕事をしていて調べもせずに「陰謀論だ」などと言っていたら、話にならない。陰謀論だとしても調べ、検証して事実かどうか?を突き止めたくなる性格でないと、この種の仕事はできない。オリバーストーン監督も長年、ケネディ暗殺に疑問を持って来たことで「JFK」を制作。伊丹十三監督は税金に興味を持ち「マルサの女」スピルバーグは「シンドラーのリスト」と、作品に結びついていく。映画作家はあれこれ、自分が興味あることを見つめること。大事なのだ。


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