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小池百合子ー「女帝」にもあった誘導表現?=すべてを疑ってかかろう。 [社会政治]

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小池百合子ー「女帝」にもあった誘導表現?=すべてを疑ってかかろう。

大統領選に興味がある「友達」が多いので、あれこれ参考になる話をアップしている。

一つ、面白い話をする。先の都知事選。小池批判が爆発したのに当選。あの時に彼女のことを書いた「女帝」という本がバカ売れした。あれを読めば10中8区。投票しなかったと思うが、売れたのは10万部くらい。投票数は400万ほど。とても追いつかない。

が、あの本もフェイクが混ざっていた。基本、ほとんどは事実だと思えるが、いくつかのパートは捏造ではないが、脚色が感じられた。あの手の本は小池のマイナス部分を浮き彫りにするもの。筆者は感情的になってはいけない。「嫌い」だから悪く書いているのではないか?と思われると信憑性をなくすからだ。

ただ、作者はその感情を抑えられず、何度もその憎しみが文章から感じ取れる部分があった。それはいい。その憎しみが故か、禁じ手を使っている。「百合子はそう硬く思ったのである」という表現まである。良からぬことを決意する場面だ。筆者は小池にインタビューはしていない。本人とは会っていない。その場面で小池が「そう硬く思った」かどうかは分からない。それを断定で書いている。

小説ならOKだが、ノンフィクションではアウト。「硬くそう思ったに違いない」が正解だ。その表現をしていないのは「違いない」より「硬くそう思った」の方が小池の悪質さが伝わるから。それも中盤戦。読者は「小池、なんて酷いんだろう!」と感じて熱くなり読んでいるから気づかない。ここでも憎しみで冷静さを失う。表現のおかしさを見逃してしまうのだ。

それは意図的な表現で筆者が小池憎しで、そうに違いない!と思って断定に書いたか?小池憎しに誘導するためか?は分からない。が、明らかにに筆者がその場にいない何年も前、小池の新人議員時代のことも「百合子はそう考えていた」と断定で書いている。「あんた、その場におらへんのに、何でそう思うの?」という話だが、多くの読者はそれに気づかない。小池憎しで細か所まで気づかず、より怒りを覚えるだけ。

とは言え、捏造とか脚色はないと思える。この本のことは小さなことで、実は小池は素晴らしい政治家!という話ではないので、あれこれ批判しない。が、同じ手を使えば大統領をシロからクロにしてしまうこともできる。その記事、その本を読めば嘘を書かなくても「許せない」「酷い」と思わせる表現も可能なのだ。映像だけではない。文章も同じ。どんな時でもまず疑う。筆者の背景。出版社の目論見も考えて、読むことが大事だ。


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