映画のキャスティングと改造内閣って同じだね? 優しいダメ監督とできる後輩監督の違いとは? [社会政治]
映画のキャスティングと改造内閣って同じだね?
=優しいダメ監督とできる後輩監督の違いとは?
第4次安倍内閣がスタートした。またまた「お友達内閣」とか「お世話になった人優先」とか言われている。映画の世界でも似たようなことがある。ある有名監督が国民的俳優を主演に映画を撮ることになった時のこと。先輩監督からこう言われた。
「お前なあ。今まで迷惑をかけた俳優がいるだろう。そんな連中を今回呼んでやれ。あの国民的な俳優と共演すればそいつらも自慢になるし、田舎の親も喜んでくれる。そういう思いやりが大事なんだよ」
だが、その監督は従わなかった。それは正解だ。キャスティングというのは映画の完成度の70%を左右すると伊丹万作が言うようにとても大事。それを過去に迷惑をかけたからと、役を用意する、呼ぶと言うのは間違っている。恩返しするのは別のところでやればいい。
そもそも、先輩監督はそんな発想だからロクでもない映画しか撮っておらずまともな作品がない。後輩はヒットを連発。多くに知られている。歴然とした結果が出ている。第4次改造内閣のことを聞いた時。その話を思い出した。映画界でもそんな風にキャスティングを情で決めたり、大手から賄賂をもらって、あるいは恩を売るために利用する輩もいる。
しかし、そんなことをする連中は絶対に素敵な映画を作れない。どんなに頑張ってもハマらない役は観客を感動させることはできない。それは作品レベルの低下。僕も絶対にしない。そのために大手と癒着したプロデュサーや社長には嫌われた。「融通が効かない」「協調性がない」と批判された。が、そんなものがあったら監督としてアウト。
内閣改造も同じだ。お世話になった人を閣僚にしても、それは適材適所ではなく、大いなる成果は期待できない。決めた人間がいかに無能で、他人の顔色しか考えないか? と言うこと。キャスティングも改造内閣も同じだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000001-asahik-soci
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