日本人は考える力がない?① =政権批判をしても選挙に行かず、戦争法案が可決されても平和は続くと信じる国民?! [日本の教育]
日本人は考える力がない?
=政権批判をしても選挙に行かず、戦争法案が可決されても平和は続くと信じる国民?!
日本人に一番欠落しているもの。「考える力」ではないか?と思えている。というと
「考えてるよ〜。バカじゃないんだから」
と反発する人がいるだろう。あるいは
「どーせ、俺は大した大学に行ってねえし、バカだと言いたのかよ?」
と言ってないことで反論する人もいるだろう。でも、いろんな局面で日本人が「考えない」民族であること痛感する。
「安倍政権は支持できない。絶対に嫌だ」
「でも、応援したい政党がない。だから、抗議の意味も込めて投票には行かない!」
友人にそんな奴がいる。だが、それが「絶対に嫌だ」という安倍政権を応援することに繋がることを考えない。何度も書いたが自民に投票するのは有権者の20%少々。他の有権者30%が別の党に投票すれば簡単に政権は崩壊。そんな自民は組織票頼み。投票率が低いほど強みを見せる。
戦争法の強行採決が行われた時。野党と一部の国民たちは大反対したが、多くは何事もなかったように日常生活を続けた。先とは別の友人に訊いた。これで日本は戦争ができる国になった。
「大丈夫ですよ。9条がありますから。日本は戦争なんてしませんよ」
その9条がありながら、解釈を変えて戦争できるようにするのが、集団的自衛権、特定秘密保護法、共謀罪だよ。それらを並べて行けば国が戦争できるようになり、国民が反対できなくなる環境が作られるだろ? それに友人はこう答えた。
「安倍さんがそこまで考えているとは思えませんよ。日本が戦争なんてする訳がないでしょう?」
バカというのではない。情報もある。無知ではない。なのに選挙に行かず、戦争法が可決されても気にせず、これまでと同じように日本は平和で経済大国だと思い込んでいる。これは何か? そんな日本人はとてもとても多いだろう。日本人はお花畑の住人か? そうではない。今はもう後進国だが、一時期は経済大国として知られた国だった。優秀な人材が数多くいた。では、何か?
考える力が欠如している。
記憶力はいい。勤勉だ。与えられたことをこなす能力も高い。だが、考える力が足りない。逆にいうと、言われたことしかできない。暗記することしかできない。物事を分析して、状況を把握することができない。要は優秀なサラリーマン・ロボット。上からの命令に従うだけで、自分で考えて行動することができない。そのために日本が間違った方向に進んでいても気づかない。驚かない。反対しないのだ。
本当に日本人はサラリーマン・ロボットなのか? だとしたら、どういう経緯でそうなったのか? その背景にあるものは? その辺を解き明かして行きたい。次回よりスタート。
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