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「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」は大人が見るべき涙の感動作。隠しテーマは「食品問題」と「戦争」 [映画感想]

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映画ファンなら知っている映画版「クレヨンしんちゃん」は名作の宝庫であること。涙と感動で、子供を連れて行ったお父さんが泣いてしまうという作品もある。今回もそれ! このタイトル。ポスターからは絶対に想像つかないが、クライマックスは涙と感動。

このシリーズ「大人帝国の逆襲」もそうだし、原発問題を扱った「サボテン大襲撃」もそうだし、大人の社会派ドラマでさえテーマにできない現代の問題を描いている。今回もテレビドラマや大手映画会社が作る実写映画では絶対にできないテーマ。

そして、クライマックスはまさかの号泣。隣に座っていた父子。お父さんの方が泣いてしまい、子供が不思議そうな顔。でも、そうなんだ。それが「クレヨンしんちゃん」の映画版。この映画を見たある女性がいった。

「もしかしたら、そんなお父さん、お母さんに向けて、この映画は大切なことを伝えようとしてるんじゃないかな?」

その通りだと思う。ネタバレになるのでオチは言えないが、今回は「食品問題」と「戦争」を題材にしている。子供たちは笑って笑って、ハラハラして映画を観られて、大人たちは最後に号泣。ぜひ、お子さんを連れて観に行ってほしい。

ちなみに「サボテン大襲撃」篇の解説はこちらで書いている。これはDVDで観れる=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2016-04-02-5



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