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Facebookで人と接する難しさ。改めて痛感 [FB問題]

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1年前のFacebookを読むと、僕はもの凄く怒っていた。「プライベートなことはもう書かない!」と宣言していた。というのは、昨年の夏。多くのFacebook「友達」があれこれプライベートについて、これでもか!と毎日コメントして来たからだ。

「野菜が足りませんよ!」「目薬はやめましょう!」「運動不足ですよ」「太ったんじゃない」「さっさと仕事しろ!」「いつまで休憩してるんだ」というようなコメントが毎日来ていた。最初は応援の一環。と思いそれなりに答えていたが、どんどんエスカレート。「いいね」押す代わりに「野菜を食べよう」とコメント。

それだけではない。僕の前作「朝日のあたる家」が公開されたときには、「いつから上映ですか?」「どこで上映されますか?」「1日何回上映ですか?」「いつまで上映していますか?」と毎日コメントされた。「映画を観たい!」と思ってくれるのは嬉しい。でも、ネットで調べればすぐにわかることを何でわざわざ僕に訊いてくるのか?次第にイライラしてきた。

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グーグルに映画のタイトルを入れ、公式HPを探せば劇場情報のページが必ずある、そこをクリックすれば、場所、日時、上映時間の全てが分かる。映画ファンなら誰でも知っていることだ。それをイチイチ聞いてくる。それ以前に劇場のHP。公式HPは僕のFacebookで何度も告知している。

コメント欄に書き込む時間があれば、タイムラインを少し遡ればすぐに情報掲載の記事が見つかる。なのに、すぐコメント。あるとき、こんなのがあった。「今月から上映される***市は何県ですか?」ーーーー自分で調べろ!!!!! さすがに怒り爆発。そう返事してしまった。

そもそも、このFacebookは「案内窓口」ではない。「質問コーナー」でもない。もし、矢沢永吉がFacebookやってたら「武道館のコンサートは何時からですか?」なんてコメントするか? 村上龍に「発売中の新刊はどこの本屋で買えますか?」と訊くか? 大杉漣さんに「出演したドラマは何時から放送ですか?」と訊くか? 僕は彼らほど有名ではないので、もうひとつわかりやすく言えば、Facebookをやってる弁護士さんに「法務局はどこにありますか?」と質問するか?

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相手が誰であろうが、自分で調べられることをいちいち訊くか?ということだ。さらに、会ったこともない人に、或いは一度しか会ったことない人にプライベートなことをあれこれ訊くか? あーしろ、こーしろと指示するか?ということ。一時はコメント欄だけでなく、ダイレクトメッセージで「映画監督になったきっかけを教えてください」「シナリオを読んでください」「映画に出演させてください」「会って話を聞かせてください!」という書き込みも毎日のように来た。

いい加減うんざりして、Facebookをやめようかと思い。まず、プライベートなことは書かない!と宣言した。その種のコメントは即削除とも書いた。「うるせーんだよー」という人が続出。友達が減るかと思ったら、その種のコメントがピタリとなくなった。1年でさらに「友達」が増えた。

そう、ほとんどの人は悪意があるわけではない。でも、Facebookというメディアで「承認」されたら、いきなり本当の「友達」になったと思い込む人が多くいるということ。さらに「友達」を超えて「グーグル」を相手にしているかのように、言葉を打ち込めば答えが返ってくると勘違いしている人もかなりいるということだ。ブログと違い、すぐに返事が書ける。距離が近づいた気がする。でも、本当は違うことが分からず、トラブルになることも多い。

ただ、最近また、以前のように勘違いしたコメントが来た。だから、あえて、もう一度伝えたい。僕のFacebookはファンクラブのサイトでも、会員制のページでもない。今後もこちらが知る情報は掲載するが、1人1人に手取り足とり、映画館の場所や上映時間を説明するものではない。「友達」だからと特別な要求には答えないし、ダイレクトメッセージにも答えない。

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何度も書いたが、議論をふっかけてくる人。特定の個人を批判するコメントは即、削除する。「野菜足りませんよ」は特にダメ。そして、いろいろ問題を起こす人は友達から削除する。これまでは警告をした上で、改めてもらえない場合だけだったが、いまは問題あれば警告なしにブロックしている。

とまあ、うるさいことばかり書いたが「記事を読みたい」という人は歓迎。応援してくれている人もたくさんいて、感謝している。いろんな情報をくれたり、映画の感想をコメントしてくれたり。本当にありがたい。

ただ、僕の方も、相手に注意するだけでなく、自身が気をつけなければならないこと。痛感している。僕は決して有名な監督ではないし、有名人でもない。が、以前もダイレクトメールにひとつひとつ返事していると「親しい間柄になった」と思われて、プライベートなことまで批判されたことある。

或いは、会ったこともない人から「お前だって、経験あんだろう!」とコメント。え?なんでタメ口になったの?とか。或いは「私はこんなに応援しているのに!酷い」とか「失望しました!」とかメッセージが来たこともある。気楽に何度も返事したことで、先方が勘違いして急激な親近感を持ったり、「何もしてくれない!」と失望したということだろう。いつの間にか会員制ファンクラブに入った気分だったのか? 

が、そうではないことに気づかない。その意味で僕自身の言動や態度にも注意すること必要だと感じる。
「友達」が増えるに従い、このFacebookを続けることの難しさを感じているが、もう少し、記事を書き続け、映画の進展を報告していきたいと思っている。

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