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古舘キャスターの決意! 抱える苦しみの実情。応援したい。 [my opinion]

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昨夜の古館伊知郎「トーキングブルース」を見て驚いたのは、

古館さんが番組に寄せられるメールを毎日欠かさず読んでいるということ。これは本当に凄いことだ。ご本人も言っていたが「90%が誹謗中傷。古館死ね! 辞めろ!」といいうものらしい。

これが芸能事務所なら所属のタレントに送られて来た手紙やファンレターは先にマネージャーが開き、文章を確認してから本人に渡す。ファンレターと思いきや、実は「死ね!辞めろ」という内容もまじっているからだ。

しかし、それを古館さんは自身で読むという。「そのくらい別にどってことないだろ?」と思う人も多いだろう。が、自分のことをあれこれ細かく、批判、否定してくる文章を読むというのは、かなり傷つくものだ。

僕なんかのような有名でない監督でも、

ネットを見ていると批判や悪口はいくらでも出てくる。それでも「なるほど、それは一理あるな...」という批判ならとにかく、明らかに当て外れだったり、勘違い、思い込み、単なる感情論のようなものがほとんど。

映画レビューを見ると、さらに酷い。映画公開直後はいつも評判がいい。かなり絶賛が続く。中には批判的なものもあるが、映画ファンとしての意見だと思える。大手企業の映画なら、社員を動員して、映画レビューに好評価の文章を書き込む。だから、絶讃!また絶讃となる。が、僕の映画はそんな動員をかける力はないので、純粋に映画ファンだけ。だから、絶讃が続くと、心から喜べる。

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が、絶賛が続くと、なぜか、批判、否定の感想が書き込まれ始める。監督デビューしたばかりの頃はかなり落ち込んだものだ。が、よく読むと、それらは映画ファンというより、映画マニアのような人たち。いろんなレビューを見ていて高得点を取っているのを見つけると、とにかく作品を否定し、臭して、貶めようとする文章を書き込むようだ。

中には、明らかに映画を見ていないという批判も多い。「ストーリーがパターンで、俳優の演技が駄目。編集も粗が目立つ」そんな批評はどんな作品にでもいえる。或いは、映画を見ていても、よくもまあ、そんな捩じれた解釈ができるなあというもの。

そして多いのは上から目線。

「この監督はもう少し勉強をした方がいいだろう」「この監督にこのテーマは荷が重かったようだ」「才能や素質を全く感じさせない」ーーお前らだ誰じゃ!? といいたくなる批評家気取りのものも多い。

それらは何かというと、ある意味でオタクであり、欲求不満の解消に映画の感想を書いているのだ。会社で認められない。責任ある仕事を任されられない。或いは大学生だが、就職が決まらない。俺の優秀さが分からない企業が多過ぎる。等の個人的な不満が募っている人たち。それでいて映画マニアという人たちが欲求不満を解消させるのが、映画レビューなのだ。

その種のメールを毎日読むのは大変なことだ。心が折れることがある。1日中引きずることがある。そんな中傷メールが古舘さんには、僕なんかに来るものの1000倍凄いものが行くはず。それも誰が書いたか名前も分からず、どこの町に住み、どんな顔をした人かも分からない。中傷どころか、「殺す!」「拉致する」というような犯罪まがいなものだって送られてくるはずだ。

彼の発言を批判するものならまだ理解できるが、きっと「眼鏡が気に食わない」とか「ネクタイの色が気持ち悪い」みたいな低レベルのものも多いだろう。番組宛に来る手紙にはそういうものも多い。そんなのを毎日、読んでいたら、神経衰弱に陥ったり、ノイローゼになる、胃に穴が開くこともある。精神的にもボロボロになる。でも、それを10年読み続けた。凄いことだ。

有名税だといって我慢できるものではない。

でも、今、心なき視聴者からの批判、誹謗中傷だけではなく、政府からも様々な圧力や批判がもの凄い勢いで来ているに違いない。「右と言われて左とはいえない」などと会長自らが宣言する局もあるが、本当に問題だと思うことを視聴者に伝えるのは大変なことなのだ。

それこそ命が狙われてもおかしくない。ほとんどのマスコミが大本営発表になりつつある中。古舘キャスターは「トーキングブルース」で戦い続けることを宣言したのだと思えた。僕らにできるのは、応援することだ。誹謗中傷のメールの100倍、激励と賛同のメールを送ることだ。熱烈応援しよう!

http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gogoucc&prgid=51678283&categid=all&page=1&ref=ch&lot=cthum2_1_2


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