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原発事故を描いた映画「朝日のあたる家」ー客が入る見込みないから、上映拒否されたんだよ」と言う人たち [【再掲載】]

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 「私は原発問題に関しては中立」=「他人事。私には関係ない」的な思いの人が結構いること。以前に書いた。その逆で、誰かが何かを主張すると、それを否定したくて溜まらない人も多くいる。

 すぐに思い出すのは山本太郎さんを批判した人々。福島のこと。原発のこと。子供たちのこと。彼が主張することは、どれひとつとして間違っていないのに彼の存在自体を批判する声を多く聞いた。

 「朝日のあたる家」が映画館から次々に上映拒否を食らったときも同じ。こんなコメントが投稿された。

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 上映拒否とかいってるけど、映画があまりにも詰まらないので、前売り券が売れる見込みが無い。だから、映画館館が上映しないだけでしょ?­それを「上映拒否された!表現の自由の侵害だ!」とか言って­る奴ってどこまでアホなの?

 「赤字垂れ流しても、俺の崇高な映画を見ろ!」って意味な­の?それ自体が表現の自由侵害なんだよ。そーゆーことを平気で主張する馬鹿がいるから、反原発派は政権取れ­ないんだよ。

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 一体、どんな人なのか? どんな職業で、何歳で、どんな思いで毎日を行きているのか? 文章から分かるのは、映画自体より反原発を訴える人たちをバカだと思っていること。苛立つので、一言いってやらねば!という気持ちであること。しかし、この手の人。調べてみると、その理由が分かって来る......。

 反原発活動を批判する人たち。反原発活動で迷惑を受けていることはまずない。「見ていてウザイ」というだけで批判している。なぜ、そんな風に思うのか? その手の人に聞くと、こんな答えが返って来た。 

 「オレだって毎日、働いて、安い月給で苦労してんだよ。

 何が反原発だ。何がデモだ。そんなことしてられる暇人はいいよな。原発事故は福島だろ? 関係ねえんだよ。危険危険ってヒステリーなんだよ。オレはそれどころじゃねえよ。ほんとウザイ連中だよ、死ね....」

 つまり、彼等は福島の原発事故がどれだけ危険で他の原発も同じような事故を起こすこと。福島だけでなく日本全土が危険であること。知らないで、原発推進派のマスコミが流す大本営発表を鵜呑みにしている。

 だから、原発事故を他人事だと思うことができ「ウザイ」などといってられる。(同時に、反原活動をする人が決して経済的に恵まれていたり時間的に余裕があって活動している訳ではないことも想像できていない)

 結局「私は中立です」という人と同じ。事実を知らないから「中立」といえる。事実を知らないから「ムカつく」などと思える。全てはテレビが伝えない「福島で何が起こったか?」を知るところからスタートしなければ反原発を主張する人も、それを批判する人も次に原発事故が起これば、一緒にお陀仏。

 それを中立の人にも、反反原発の人にも伝えるのが「朝日のあたる家」。僕なりの戦いである。

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