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細川=小泉コンビをいろんな視点で見てみる [都知事選14]

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 僕は映画監督という仕事がら、

 すぐにものごとを分析したくなる。そしてシナリオを読むように、主人公(自分)の視点だけでなく、悪役や脇役の視点でも考えてみる。そうすると、いろんなことが見えて来る。

 都知事選に関して、いろんな新聞や雑誌。テレビ番組をチェックした。多かったのは細川=小泉候補への批判。背景を考える。メディアはほとんど推進派。では、あえて問う。なぜ細川=小泉を叩くのか? 答えは”推進派の舛添候補を勝たせるためだ。

 いや、それ以上の理由も見えて来る。

 小泉さんの応援演説を聞いた。超ストレートな安倍政権批判。これまで反原発を訴える人たちの台詞を、さらにパワーアップしたレベル。原発批判というより安倍、森を批判している。原発反対では終わらず、安倍政権にストップをかけようとしているようだ。

 小泉演説。ノーカット=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2014-01-23-2

 元総理が現総理を批判するなんて、日本国始まって以来ではないか? 反原発を掲げる議員でも、知識人でもここまで辛辣に言う人はいない。何より元総理に批判されると打撃は大きい。事実、原発を基本的なエネルギーに位置づけるという法案が先延ばしになった。

 与党内の反原発支持者が同調してはマズい。

 舛添が負けるだけでは済まない! つまり、細川=小泉の存在は推進派には脅威。総力を上げてメディアを使い、必死に反撃しているのだ。

 推進派マスコミだけでなく、反原発を支持する人たちの一部も細川=小泉を批判する。”あれは芝居だ!反原発票を割るためだ”という。その意見を検証してみよう。もし、そうならあそこまで言わなくていいのではないか? 

 舛添さんのように”中長期的になくしていく。

 すぐになくすのは無理”といえばいい。あとは総理2人の人気で反原発支持の票を奪えば、舛添が有利になる。なのに、”オリンピックは原発なしで出来る!””原発はなくても日本はやって行ける!”とまで断言してしまう。

 さらに2人の視点に立って考えれば、引退したままおとなしくいていればいいのだ。選挙なんかに出て落選すれば、歴史に残る笑い者。プライドが高い政治家が、総理にまでなった人たちは、もう金も名誉もいらないはず。最後の最後に大恥かく可能性があることをなぜやるのか?

 昇り詰めた政治家が最も避けることをしている。

 もし、原発反対の票を割るなら、もっと若い議員を出馬させればいい。若い頃の汚名は挽回できるので、本人も捨て石になるだろう。なのに、御大2人は大き過ぎるリスクがあるのに、なぜ出馬したのか? 答えは想像できる。

 次に原発に興味を持たない人たちの視点で考える。元総理2人の演説を聞く。”なるほど、そうだ”と思うだろう。元総理がそこまでいうなら、その通りだと感じるはず。一般の人がいうより説得力がある。そうやって原発問題に関心を持つ人が増える。それだけでも細川さんが立候補したことには意味がある。

 いろんな人の視点で見ると、

 いろんな疑問が生まれ、その答えを考えることができる。思い出すのは参議院選挙のとき。脱原発の吉良さんを熱烈応援していた友人。最初は山本太郎を否定していた。が、彼の演説を聞いて見直したという。その友人は凄い。批判していたのに演説を聞きに行ったのだ。素晴らしい。

 反原発を支持する人の一部には、純粋過ぎるが故に思い込みが強くなり、いろんなことをシャッターアウトする人もいる。が、それでは前に進めない。だから、まず声を聞くこと。原発反対候補も、推進候補の話も聞く。それから判断しても遅くない。

 ネットで互いの批判をする前に、

 自分の目で耳で確かめることが大事だ。そして考える。今回の選挙は都民の眼力が試されているともいえる。

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