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「朝日のあたる家ーはシュミレーション映画だ」という支配人?(1) [【再掲載】]

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 「朝日のあたる家」全国各地でヒット中

 多くの方が「感動した」「泣けた」という感想を寄せてくれる。

 映画を観たほぼ全てといっていい人たちが、内容を理解。支持してくれた。

 本当にありがたいことであり。感謝している。

 が、中にはこんな人もいる。

 ある映画館の支配人さん。こういうのだ。

 「この『朝日のあたる家』というのは

 近未来を舞台にしたシュミレーション映画なんだね〜」

  ..............?????

 疑問の前に、まず感じるのは

 なぜ、ジャンル分けしたがるのだろう?

 それ以前に「シュミレーション映画」なんて存在するのか?

 「シュミレーション・ドラマ」ならある。

 テレビの情報バラエティ番組などで、南海トラフ地震が起こったらどうなるか?

 をドラマ仕立てにして、CGを駆使した映像で津波を描き

 町が飲み込まれてる情景を描いたもの。

 それによって、地震や津波の恐ろしさを伝え、

 来るべき南海トラフ地震の警戒を呼びかけるドラマである。

 現在、入手できるデータを集め、地震が起こり、津波が来たらこうなるであろうと

 科学的に推測。それを映像化。そこに登場人物を配置。

 より身近に感じるように日常生活のドラマを描く。

 それがシュミレーションドラマである。

 その支配人がいうのは「朝日のあたる家」は

 そんなタイプのシュミレーション映画だ。

 というのである。

 映画をどんなふうに解釈しても、それは自由だ。

 が、それを作った監督(私だが)に質問するのであれば

 「違います。そんな意図では作っていません」

 と答えるしかない。というか、本人にそう答えた。

 「朝日のー」は科学的データを集めて、近未来に起こるかもしれない原発事故を推測。

 それをドラマ仕立てで見せた映画ではない。

 そんな意図は全くない。科学的データで推測もしていない。

 また、「近未来」というのも意識していない。

 もし、時世を特定するのであれば「今」というのがふさわしい。

 「原発事故が近未来に起きた場合、こうなる!」という意図で作っていない。

 その支配人さんは、そこが理解できていないようだった...。

 (つづく)

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