ようやく、シナリオ執筆。順調!(下) [脚本]
2012年 6月
シナリオを書くというのは、ある意味。
宗教の修行のようなものかもしれない。
解脱(?)するまで、滝に打たれるような?
でも、なかなか解脱はできない。
本当に霊が降りてくることが大切?
ただ、解脱したら、もう日常に戻るのがむずかしい。
今、僕の頭の中では、
4人家族が原発事故に巻き込まれて逃げている。
もう、僕がどう展開させるか?
ではなく。勝手に主人公たちが動いている。
そう書くと、”やっぱ、監督。狂ったんだ・・”と言われそうだが
物語を作るとは、そういうもの。
しっかりとした設定を作れば、登場人物は主張を始め
勝手に走り出すのだ。
今回の登場人物。先にも紹介したが、4人家族の物語。
まじめで不器用なお父さん。
元気で理解あるお母さん(こんな設定は僕の作品ではめずらしい)
早く実家を出て都会に行きたい大学生の姉
動物好きで、いつも元気な中学生の妹。
彼等、彼女らが、もう独立して、動き回る。
一応、主人公は姉と妹だが、油断すると、お父さんが主役の座を脅かす。
その家族が原発事故に巻き込まれる。
昨夜は避難所での生活を書いた。
いや、もう書いたというより、連続ドラマを見ている感覚。
書いているという意識ではなく、見つめているという感じ。
どうなるんだろう? 大丈夫だろうか?
この先どうなるんだろう? 書きながら涙が溢れることもある。
こんな感覚に襲われるときは、かなりいいものになる。
”ストロベリーフィールズ”も、”青い青い空”もそうだった。
おおまかなストーリーは決めているが、書いている僕にも
物語がどんな結末になるのか? まだ分からない。
(つづく)
2012-09-08 17:07
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