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「朝日のあたる家」=感想「苦しみ、悲しみ、怒りを刻むために観ておきたい映画」 [「朝日」DVD発売ー再掲載]

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 「朝日のあたる家」感想。

 SHさん。

 まさに僕が伝えたかったことを書いてくれている!

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 映画「朝日のあたる家」豊橋での特別上映会があり、

 家族で観てきました。

 イチゴ農家のお父さん、家族を大事にしてるお母さん、

 田舎に嫌気がさし家から大学に通いつつも、卒業後は東京へ出たいと願う長女、

 無邪気に明るい次女。

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 原発から60キロのまちで、この家族と、地域の人たちが、

 地震による原発事故によって追い詰められ、避難生活を強いられ、

 ふるさとをはなれていく様子を描いた映画です。

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 幸せとは何か、

 そして(長女が嫌っていたはずの)ふるさとへの思いが、描かれてゆきます。

 全体通じて、福島第一原発の事故の時にあった、被災者の皆さんの大変なご苦労と、

 政府や御用学者などの対応の不誠実さ、

 そして被災された皆さんの苦悩がしっかりと再現されますね。

 すべて、実際に起こっていた「真実」に基づくエピソードだったと思います。

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 薄れることを懸念されている、苦しみ悲しみそして怒りを、

 しっかりと刻むためにも観ておきたい映画だと...感じました。

 最近いつも、私たちに今問われているのは

 「想像力と共感力」ではないかと思うんですね。

 インターネットもこれだけ発達をし、どこで、何が起こっているのか、

 文字面では簡単に情報を得ることができる時代です。

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 だけど、その中で一人一人の人が、どんな境遇におかれているのか、

 どんな思いを感じているのか、

 そこに思いを馳せることがあまりにも薄れてしまっているように思うのです。

 自分と違う状況の誰かに思いを馳せること。

 その人たち含めて、すべての人たちが幸せに生きていけるような世の中にしていくこと。

 震災後2年半を迎えようとしている日本で、失ってはいけない視点だと思うんです。

 興味のあるみなさんは、ぜひ見に行ってください。

 




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