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「朝日のあたる家」=感想「ひとりでも多くの人に観せなくちゃいけない映画」 [「朝日」DVD発売ー再掲載]

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By かおるこ

 映画「朝日のあたる家」完成を心待ちにして、東京から湖西に観に行きました。 これまでも、ニュースやインターネットで聞いていた、被災地での大変な状況。 わかっているつもりで、でもわかっていなかった、というかその痛みや悲しみを想像はしても本当には感じていなかった、と、映画を見て気付きました。

  いつの間にか映画の中で、避難しているひとりになって、もうひとりの家族のような視点になって、涙が止まりませんでした。子供を守ろうとする、母親の必死さ。故郷の我が家に何とかもういちど家族で住みたいと、除染を続けては、自分の無力さに打ちのめされる父親。おてんばで元気な妹と、都会で就職することを夢見ていた姉が、被ばくで30歳まで生きられないかもしれないことに怯え、それを受け入れていく切なさ。

 そんな中、彼らを置き去りにして、再稼働を進め、原発を推進しようとする国。 映画の舞台はフィクションかもしれないけど、これは現実の物語だと思います。 だから、みんなが目をそらそうとしていることを、この映画を全国で観てもらうことで、ちゃんと向き合って、自分の言葉で考えて、行動して行かなくちゃいけないと思います。

 「朝日のあたる家」は、「皆に観てもらいたい」じゃなくて「皆に、ひとりでも多くの人に観せなくちゃいけない」映画だと思います。





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