多くの人が原発反対を口にしない理由 [【再掲載】]
「最近、**テレビも原発報道減ったね?」
と友人に話すと
「ああ、圧力がかかったんだよ!」
と言われた。
では、誰が圧力をかけたというのか?
政府? 電力会社?
311前ならそれもあっただろうが、今そんなことをすれば特ダネだ。
正面切ってマスコミに圧力をかける組織はない。
報道が減ったのは、視聴率が取れなくなったから。
原発に関心がない視聴者が増えた。だから局は報道を減らしたのだ。
そして、もうひとつ。多くの会社が原発問題に触れたがらないのも、
奇異な理由がある。
圧力がかかったから沈黙するのではなく、ほとんどが自粛。
その会社の関連企業が原発で儲けている所なら原発反対を支持しない。
これは分かるが、原発に関係ない会社でも
「誰に何を言われるんじゃないのか?」
と考えて自粛するところが多い。
社長自身は反原発でも
「反対を主張することで顧客に推進派がいたら揉めるかも?」
と考えて原発問題には触れない。それどころか、
「どこかの誰かに批判されるかもしれない。だから黙る」
という人も多い。
つまり見えない影に怯えて自粛しているだけ。
圧力ではなく、疑心暗鬼が原発に反対な人たちをも沈黙させている。
推進派はその間に、再稼働を着々と進めているのである。
沈黙は「原発支持」と同じなのだ。
2013-09-27 08:58
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