続・なぜ、映画館で上映するべきなのか?(15) [映画館公開に向けて]
そんな思いで「朝日のあたる家」をスタートさせた。
教育映画のような退屈で、説明的な映画にならないように注意していたが
意外だったのは、無理にエンタテイメント性を持ち込まなくても
福島の原発事故を調べて行くと、ドラマを超える悲しい事実が溢れていたこと。
それを物語に置き換えるだけでよかった。
特別に悲しいエピソードを作ったり。無理矢理、主人公を追いつめる展開
一切していない。描かれた話は全て事実に基づいている。
完成した映画を観て、僕自身がまず驚いた。
2時間。金縛りに合ったように画面から目が離せなくなる。
俳優が演じていると分かっているのに、悲しみが溢れ、涙が止まらなくなること。
実話の力は凄いものがあった。
先月の湖西市完成披露上映会ではまさに、それが証明された。
クライマックスは号泣する人が続出。
場内は涙、涙、涙..... となった。
そんな作品が出来ただけに、よけいにイベント上映からスタートすべきではない。
でないと、観る前から「原発はやめた方がいい!」と説教される映画と思われて
一般の人が敬遠してしまう。
(つづく)
2013-07-17 18:00
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