涙、涙の本読み・・・・そして確信 [撮影準備]
昨日の本読み。
本当に凄かった。
「朝日のあたる家」メインキャストが初集結
お父さん役の並樹史朗さん。
お母さん役の斉藤とも子さん。
長女役の平沢いづみさん
次女役の橋本わかなさん。
4人が揃って、シナリオを読んだ。
2時間ほどかけて、シナリオを最初から最後まで声を出して読む。
まるでラジオ劇を聞くようだった。
途中から女性陣は涙が溢れる。
演技の上で涙を流す場面もあるが、それが終わっても涙が止まらない。
スタッフもシナリオを見ながら、俳優たちの台詞を聞いていたが、
皆、悲痛な表情で涙を堪えていた。
あかねの悲しみが、舞の苦しみが
お父さんの心の叫びが、お母さんのやり切れなさが
本読みの会場に渦巻く。
時間が止まり、緊張した静かな空気が張りつめる。
まるで、名作と呼ばれる舞台を見ているようだ。
「なぜ、子供たちがこんな目に遭わなければならない」
「なぜ、両親がこんな辛い思いをせねばならないのか?」
僕自身が書いた物語なのに、そのテーマが突き刺さる。
それは俳優たちの力。
1人1人がそれぞれの人生を創り出し、それぞれの役に命を与えてくれた。
本読みが終わる。
でも、誰も何も言わない。ひたすらテッシュで涙を拭う。
思い出すのは「ストロベリーフィールズ」の本読み
そして「青い青い空」の本読み
どちらも、この日と同じだった。
確信した。
今回も素晴らしい作品になる。
素晴らしい俳優さんたちの力で、素晴らしい物語になる。
いよいよ、数日後には撮影である!
(つづく)
2013-02-27 15:00
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