家族愛、震災が残す傷跡、市民俳優さんの思い [シナリオ感想]
「朝日のあたる家」市民俳優の方からコメント欄に書き込みを頂いた。
若い女の子。とても素敵な文章の上、
映画「朝日のあたる家」のテーマを見事に理解してくれていて嬉しいもの。
こちらでも紹介させて頂く。
********************************
昨日家に帰って早速、台本を読ませていただきました。何度か涙が流れました。家族愛、震災が残す傷跡、政府での対応など、いくつか東北でのことと交えて深く考えさせられました。
政府にも政府としての立場があり、政府に助けられる企業としての立場もある中、それらの対応に疑問をもつ被災者・国民がいる。しかし、正確な情報を知らされない中、高い数値の場所で安全だと言われ生活し、のちのち「ここは放射線の数値が高い地域です。避難をしてください。」と言われて、被災者の方々の反感を買ったりするのは当然のことだと思う。
だからといって、全ての情報を知らせることはやはり立場上難しいし、それはそれで、混乱を招くと思う。だからせめて、嘘の情報だけは伝えて欲しくない。そして、大まかな出来事・問題を伝えて欲しいと思った。細かなことは、落ち着いてきたら少しずつ、公開していってもらいたい。
正確な情報で的確に、大まかな流れを伝えてくれれば、助かる命も増えると思うし多少反感も減ると思う。静岡でも近い将来地震が来ると言われているなか、もしまた福島みたいに原発で事故が起きた時には、チェルノブイリや福島での惨劇を繰り返してもらいたくない。一人でも多く、放射線が原因で死んでいく人を減らして欲しい。そのようなことがこの映画を通して伝わって欲しいと思いました。
また、私自身あかねのように、早く大人になってこの家を出て都会に住みたいと思っています。いろいろと不便だし、都会の方がきらびやかで楽しそうだと思うからです。しかし、台本を読んで私は、もう少し、周りをよく見て生活してみようかなと思いました。
普段あまり気にしないで通ってる通学路も、周りをよく見てみると、リスがいたり綺麗な草木・花が咲いていたりと、自然が豊かで都会にはない美しさがあると思いました。このような場所で生活できている私は、これはこれで、幸せなのかもしれないと思えてきました。
このようなことを考えることができたのはすべて、この作品と出会えて、関わる機会をいただけたからだと思います。本当にありがとうございます。私は、セリフのない役ですが、できる限りのことを尽くしていきたいと思います。どうぞ、宜しくお願いします。
2013-02-12 17:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0