候補者に取り付くハイエナたち。悪い噂の元凶はそこにあるのではないか? [都知事選 2020]
候補者に取り付くハイエナたち。悪い噂の元凶はそこにあるのではないか?
映画製作を始めると、どんな低予算の映画だとしても金の匂いを嗅ぎつけてハイエナが寄ってくる。関係者に接近「素晴らしい。私も応援したい!」といいよる。「一儲けさせてもらうぜ」とは言わない。そんな人物は言葉たくみに自分がどれだけ有能な人物で、コネがあり、映画を作る上で有益か?をアピール。監督やプロデュサーに取り入ろうとする。
僕の映画は地方で製作されることが多い。同じような輩は地方にもいて地元実行委員会に入り込もうとする。「私をメンバーにすると。顔役の***さんが動いてくれる」「**興業が協力してくれる」とか売り込んでくる。その手のハイエナ。一番は金。製作費を預かり私的に使う。自分の飲み食いに流用。小遣いにする。出演者に近づく。地元の人というだけでは俳優は遠くで見るだけだが、委員会メンバーなら俳優側も気を使い、名前も覚えてくれる。そうして「俳優の***の面倒見てやったんだよ」「お礼状も来たよ」とか地元で自慢。
次第にエスカレート。サインを大量にねだったり、いろんな人を連れてきてツーショット写真を撮らせたり。俳優は委員会の人だと思うから我慢するが、ハイエナはほとんど委員の仕事をしない。そのくせ「俺が寄付のほとんどを集めた」「俺が仕切りをした」とか自慢話。マジに受け取る人も出て、正規のメンバーが困惑。俳優も精神的に参ってしまう。
そんな輩は映画製作の邪魔になりこそすれ、何のプラスにもならない。また、小遣い稼ぎ程度だとしても、それは横領。額は関係ない。あるときはプロデュサー自身がその手のハイエナだったこともある。数百万。数千万を抜く。映画自体を自分のものにしようとする。権利から根こそぎ持って行こうとする。あるいは監督の意向を無視。自分が思う方向に内容を変えようとしたり。簡単にいうと乗っ取り。そんなハイエナもいる。
ただ、スタッフもハイエナが地元の人だと強く言えない。地元委員会も同じ、地元で知らない間柄ではないので排除しにくい。なので、僕がそれを見つけ出し、小池流に排除する。早く見つけないと、その種のハイエナは周りと親しくなり、排除されそうになると、周りに守ってもらおうとする。
まさにパラサイト。あとで切るとなると、ハイエナに誘導、騙されている人たちも一緒に追放せねばならなくなる。そんな輩がプロデュサーやスポンサーに取り付くと大変なことになる。だから、その前に見抜いて排除。そのことで大きな危険を避けたこともある。が、途中でハイエナが正体を現し、排除不可能になったこともある。次々とトラブルを起こされたが、それがハイエナが原因だと気づく関係者はほとんどいなかった。
それどころか、ハイエナは「私は何とかしたいんですけど、監督がわがままで困ってます」とあちこちでいい触れ回ったりもして支持者を増やした。監督業よりハイエナとの戦いに多くの時間を費やすことになった。映画が終わって心労で半年寝込んだ。それ以降、信頼できると思っても、常に注意をして行動を観察。少しでも問題があれば次回は呼ばない。今は本当に心あるスタッフばかりで、作品作りに専念できている。そんな経験があるせいか? 今回の都知事選を見ていて感じたことがある。
あの両候補。その応援団にもその手の人がいたのではないか? いろいろ聞く両候補の悪い噂は、その種の連中が原因ではないか? 真相は外部からでは分からない。内部でも分からない。ハイエナはバカではなく尻尾を出さない。それなりのポジションにいたりする。支持者たちが「え?何で?」「おかしい」「裏切られた」「もう応援しない」「許せない」となり、候補者が批判される。が、真面目な彼らには真相が伝えられなかったりする。そしてハイエナは排除されず居座り、利益を得る。
ハイエナたちは本性を隠し、入り込む。表には出ない。そこで画策。その手の存在。政治の世界は特に多いだろう。映画界の比ではないはず。両候補だけではない。他の陣営も同じだ。事情通に言わせれば「それは常識!」というだろう。そんなことを感じている。
有名人を知事に選ぶ東京都民。次もタヌキを選ぶのか? [都知事選 2020]
有名人を知事に選ぶ東京都民。次もタヌキを選ぶのか?
緊急事態宣言が解除。東京都も都知事選が迫っているのでコロナ感染はもうないことにしたいようで、連日感染者が20人を超えても無視。都民も「なんかコロナも終息だね」という気分が強い。それならこのまま行ってまた大変なことになっても知ーらない!と思うのだが、日本人は本当に能天気な国民だと感じる。
そして多分、都知事選では小池百合子が圧勝するだろう。これもパフォーマンスに騙される都民が多いからだ。だが、忘れてはいけない。小池はオリンピック延期が決まるまでは一切、コロナに触れず。感染が広がっているのに無視し続けた。それが延期が決まった途端にテレビで出ずっぱりで「ロックダウン」「三密」「アラート」「クラスター」と得意の造語を連発してマスコミの注目を集めた。が、検査数を発表せず、感染者数のみ。
和歌山県では知事の決断でPCR検査が拡充されたが、都内では死にかけても検査が出来ない状態が続いた。店舗に自粛要請をしながらも、補償はわずか。東京都は国よりは対策を打ち出したが、200軒店舗がある商店街に100万とか200万しか支給しない。一軒数万円。そんなで店閉める訳にいかない。それでも小池が注目されたのは、政府がそれ以上にダメ過ぎたからだ。
アベノマスク 。10万円の給付金にどれだけ月日をかけるのか? それに比べると連日テレビに出てパフォーマンスする小池が頑張っていると錯覚する都民も多かったはずだ。その上、東京は以前から都知事に有名人を選びがち。石原慎太郎、猪瀬、舛添、青島幸男。テレビにどれだけ出ているか?が大事なのだ。(大阪もそうだけど)「女帝」を読んだ人の多くは「小池ひどい」というが、彼女に騙された国民がアホとも言える。
さあ、次の都知事選緑のタヌキでいいのか? ぜひ、多くの人に「女帝」を読んで頂きたい。こんな時こそワイドショーがこの本を紹介すべきと思えている。
東京都、感染者。本日131人。3日続けて100人越え。 これは「夜の街」のせいではなく小池知事の感染対策の失敗だ。 [都知事選 2020]
2分で分かる!山本太郎が都知事選に出馬した理由。その結論=>「空気読みません。国がガタガタ言っても関係ない。都民守るのが仕事でしょう!」 [都知事選 2020]
嫌われ者研究ー小池百合子はなぜ、支持されるのか?=その手法を分析、紹介する! [都知事選 2020]
小池百合子はなぜ、支持されるのか?=その手法を分析、紹介する!
今回は今、話題の(?!)小池知事を考えてみる。昨日の感染者100人越えの記者会見。あれを見ながら小池知事を分析。僕は政治に詳しい訳でもなく、ジャーナリストでもない。が、演出家。いかにして俳優に物語を伝えさせるか?が専門。なので彼女の話法、アピール手法、表現方法について語りたい。
まず、小池は決してスピーチや演説。喋りはうまくない。それで言うと小泉純一郎、田中真紀子、山本太郎らの方が圧倒的にうまい。1時間の話を退屈せずに聴衆に聞かせることができる。対して小池はどちらかと言うと役人的な話し方。昨日の記者会見でも、コロナ感染者の人数、現状、背景等を延々と切れ目なしで説明する。
これは彼女の師匠(?)小泉純一郎とは正反対。小泉はフレーズが短い。分かりやすく話す。対して小池は長い。横文字が多い。専門用語も多い。分かりづらい。とするとスピーチに関しては、人気が高かった小泉に対して、小池は人気を得られないことになる。が、ここに小池の計算がある。
小泉の話は分かりやすいことで、庶民も理解、共感して支持された。小池はダラダラと切れ目なしに長くしゃべることで「やってる感」を出す。分かりづらいので庶民は「何か難しいこと言っているなあ」と中身や話の裏を考えない。「よく分からないけど、難しい言葉や英語を使っているから凄い人なのだろう」と言う印象を持たせる。女性なので「女だてらに偉いよな〜」と言う古い世代は好印象を持つ。「男はしがらみあるけど、女はこだわらないとこあるしなあ」とも解釈される。
そして、決め技! 小池はマスコミ時代に学習したフリップを使う。昨日で言えば”夜の街 要注意”と言うあれ。そのことで庶民は「よく分からないけど、夜の街に行くな。危険だ。と言うことだね?」と理解する。ここでダラダラ話も帳消し。「よくやってる」につながる。
ただ、感染が危険なのは夜の街だけではない。満員電車。学校。会社。いろいろある。そこで「夜の街」を標的にして「この種の人たちが感染を広げている」と言うかのように名指しすることで、その他の業種に目が行かないようにする目的もある。
夜の街=つまり、居酒屋、風俗、パブ、クラブ、と言う批判されがちな業種。店の売り上げが落ちるかもしれないと言う心配もしない。夜の職業に対する差別感も利用している。彼らを批判しても擁護する人は少ないとの計算もあるだろう。自分の責任を回避できる。
小池が今、一番怖いのは「コロナ対策は失敗だった」と言う事実を突かれること。幸い。オリンピック・スポンサーにはマスコミが多い。大手新聞社がいくつも入っている。彼女のマイナスになることは質問されないし報道されないと言う読みもある。全て計算づくなのだ。
決局、昨夜の会見でも、方針、対策は語られなかった。伝えたのは「悪いのは夜の街じゃ!皆、気いつけなアカンで〜」と言うだけ。にも関わらず、その会見を見た多くの人は「小池さん。頑張ってるなあ」と感じたはずだ。昨日の会見だけの手法かも?とも思えたので、4年前の知事選の演説も見たが、同じ。意見は少々。それも抽象的。キャッチフレーズを打ち出すが、中身なし。具体性のある山本太郎や宇都宮健児と一番違うところである。
話のほとんどは背景説明。あと、自身の経歴自慢。カイロ大学を首席で卒業もそうだが、前の都知事選では「元・防衛大臣」と言うのをアピールしていた。やはり、「何をやるか?」はどちらでもよくて、輝かしい肩書きが好きなのだ。そんな演説で支持する都民も非常にレベルが低く、騙されやすい人が多いと言うことでもある。ネットはやらない。有名人が好き。テレビしか見ない。多くのそんな都民は簡単に誘導されてしまうのだ。
本日も感染者100人とのこと。夜の街のせいではない。小池知事の対策が失敗したと言うことである。