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この本。描いた事実には嘘はない。だが、その表現法は非常に危険。=あえて指摘しておく。 [緑のタヌキ]

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この本。描いた事実には嘘はない。だが、その表現法は非常に危険。=あえて指摘しておく。

この種の本を読むと、いつも引っかかる。この「女帝」でいえば書かれたことは、ほぼ事実であろう。情報通の知人から聞いた話とも符合する。ただ、この本は小池百合子を貶めるために、ノンフィクションではない表現法を多用している。そのことで読者に「小池って本当に酷い」と思うように誘導している。本来、それはルール違反。

多くの人が小池の問題に気づくのはいいこと。だからとルールを無視した表現法を使っていいのか?と思える。ノンフィクションには時々、この種のものがある。「日航123便墜落(撃墜)事件」の本でも近いものがあった。書かれていることはぼぼ事実。でも、それら指摘の裏付けがない。それでは本来、説得力を持たない。その本の問題点を挙げつらうことで中身も「嘘だ」と思われる可能性がある。

こちらの本も同様。その手法を使うと信頼性が損なわれる。また、本来、その手法は濡れ衣を着せる。デマを正当化する時によく使われる。白である人を黒だと誘導する。そのための手法だ。それを黒の人物を黒と証明するときに使うのは違うだろう。

具体的に説明する。例えば「小池は会見で機械のように原稿を棒読みするだけだった」というような表現がある。筆者はその会見の会場にいたということか?「機械のように」と言うのは印象。「人間味がない」「感情がこもっていない」「心がない」と言う意味でもある。その会見に著者がいてそう感じたのなら問題はない。

あるいはテレビニュースで見た。それならいいが、そのことは書かれていない。その場合は「私もテレビで見ていたのだが」と書くべきだが、その記述もない。かなり昔の会見に著書が、その場にいた可能性は少ない。しかし、何も説明がないので著者がその場で見た「事実」のような表現になっている。いないのに見たかのようは記述。読者は「小池は心がないから、そんな風に原稿を読んだんだ。そう言う奴だ....」と感じるはず。これは印象操作だ。

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また、「百合子はそう確信した」と言うような表現が何度かあった。これもおかしい。小説ならOKだが、ノンフィションでなぜ、小池の気持ちを著者が代弁するのか?インタビューして彼女がそう答えたのか? しかし、あとがきでもインタビューは断られたとある。会っていない。取材で彼女が認めたとしても「百合子はそう確信した」と言う表現はおかしい。「後日、小池はそれを認めた」だろう。なぜ、その時に小池がある事実を確信したことを断定して書くのか? 

正確にいえば「百合子はその時、そう確信したはずだ」である。小池の心の内を著者は想像するしかない。それを「確信した」と書くのはおかしい。つまり、これも誘導。読者は「小池はやっぱそんな風に思っていたのか.....汚い奴だ」と憎しみを持つ。もし「小池はそう確認したはずだ」と推論で書くと「でも、そうじゃないかもしれない。別のことを考えていたのかもしれない」と思う読者も出てくる。

つまり、この本はノンフィクションというより小説的な表現が多用されている。(だから映画を見ているような気持ちで読んでしまう)いつしか、小池が主人公となり、小説のように主人公の気持ちを著者が代弁しても(推論を断定にしても)読者は気づかず、それが小池の本音であると受け止めてしまう構成になっている。特に日本人は活字、文章を疑わずに読みがち。それが事実であると思いがち。

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さらにこの著者は自身の言葉で小池を批判しない。「私は許せない」「小池は嘘をついている」と書かない。それらは関係者の言葉で表現する。そのことで著者VS小池ではなく、被害に遭った関係者VS小池という構図にして客観性を持たせ、より小池の酷さを浮き彫りできる。そこに小池自身の思いまでも、著者が代弁するので、読書は確実にある方向に連れて行かれる。これも小説の手法だ。

映画のシナリオでもそうだが、悪役を悪役たらしめるための技法があり、結末に向かい様々な角度から悪行を紹介する。観客が「許せねえ」と思い、最後に主人公に打ち倒されることで観客は拍手をする。それとこの本は同じ構成になっている。(最後に打ち倒されないけどね)それは本来ノンフィクションでやってはいけないこと。ただ、嘘は書いていない。誘導と印象操作だけ。そして、この本を多くの人が読むことで小池の正体を知ることも大事なことだ。

表現に問題があることを指摘して「いい加減な本なんだ。誘導している! 嘘書いてんだ!」と騒ぐ人が出てきても意味がない。できれば多くの人に読んでほしい本。あるいは「お前は小池支持か!この本は真実なんだよ」と勘違いな反論も困る。僕も小池は問題だらけ。支持などしていない。が、昔はライターとしてインタビュー記事を書いたし、ドキュメンタリー映画を作っている。だから表現法がルール違反。本来やってはいけない形で小池を批判することには疑問を感じてしまう。

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以前に映画「新聞記者」についてのフェイクを記事にした。あれも政権の闇を切り込むという意味あるテーマのはずなに、宣伝で誘導と印象操作があった。それに気づかず、誘導された多くの人が「素晴らしい。政権に切り込んでいる!」と賞賛。だからそれを指摘した記事を書いた。素晴らしいテーマでも、印象操作の宣伝をするべきではない。この本も同じ。大事な事実を伝えるのに印象操作や誘導を使うべきではない。

ただ、著者に悪意があってのことではない。「小池は止めねば」という強い使命感で、入り込んでしまい断定したり、自分が見たことのような表現になったのだろう。非常に文筆力がある方なので余計に計算された誘導に感じるものとなったと想像する。ただ、この本を読み単純に「小池、許せねえ」と思った人たちを、同じ手法で白の政治家を黒だと思わせて「許せねえ」と誘導することも可能ということ。そこは注意せねばならない。

映画「新聞記者」検証=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-26



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「女帝 小池百合子」を読み終えた。まるで長編映画を見るようだ。 [緑のタヌキ]

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「女帝 小池百合子」を読み終えた。まるで長編映画を見るようだ。

あるいは昔、アメリカで人気だったテレビドラマ「ダラス 華麗なる悪の一族」のJRが撃たれるまでの物語を見るような感じだった。いろいろ書きたいことがある。多くの人の感想は「小池百合子、酷い!」「最悪!」というものではないか?特に女性には評判が良くないはず。「女として許せない!」とも思うだろう。あそこまでやる女性も少ない。「とんでもないな〜!」と感じるはず。

ただ、あの種の女性はたくさんいる。芸能界には数多く存在する。特に女優には多い。ああやって、のし上がる人が多い業界である。議員から都知事へ=だから、許せない!と思うが、芸能界で高く飛ぶ方法を実践しているのと同じ。僕もその手の人たちには数多く出会った。人を利用し、男に取り入り、チャンスを掴み、のし上がる。珍しくはない。だから、この本を読んでもさほど驚くことはなかった。同じタイプの女性が女優やタレントではなく議員、都知事を目指したと思えばとてもよく分かる。

しかし、面白いことがある。その手の女優やタレントは一時的にはブレイクしたり、トップランナーになることはある。ただ、出世のために力ある人に近づき、名声と富を掴むタイプは中身がないことがほとんど。芸がない実力がない。営業と売り込みに時間とエネルギーを注ぐから、本物になれない。だから、いつか没落して行く。小池も同じ展開を何度もしている。が、そこからまた這い上がり、力ある男にすがり、飛び上がろうとする。単に世渡りがうまいだけでなく、強運。

そして、その種のタレントたちともう一つ同じなのが、実力もないのに勘違い。自惚れて墓穴を掘るということ。いろんな意味で芸能界と共通する。それを絵に描いたように演じているのが、あの人ということなのだ。今回は印象のみ。さらに感想を書かせてもらう。


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この本。注意して読まねばならない。小池をかばうつもりはないが誘導がある? [緑のタヌキ]

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この本。注意して読まねばならない。小池をかばうつもりはないが誘導がある?

あと一息で読破。面白い!まるで松本清張の小説。「黒革の手帖」?僕が実際にお会いしたことのある人物も複数登場。結末は? ただ、この本。注意して読まねばならない。「やっぱ、小池。こういう奴だったんだ〜!」と素直に怒りを感じるが、その方向への微妙な誘導がある。作者は一体何者なのか? 

冷静に書いてように見えるが計算された方向に読者を連れて行く。明らかに作者がその場にいない場所でのことを克明に描写。断定する表現もある。「嘘を書いている」とは言わない。あの人はそういう人だろう。だとしても、脚色、想像を多用するのはおかしい。ある種のノンフィクションでは使う手だが、その種のものは注意し、疑いながら読むべきだ。その辺、いずれ解説する。


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「女帝 小池百合子」3分の2読む。疑いながら読む。小池支持ではないが、本の指摘を鵜呑みにするのはダメ。 [緑のタヌキ]

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「女帝 小池百合子」3分の2読む。疑いながら読む。小池支持ではないが、本の指摘を鵜呑みにするのはダメ。

この本。大きく分けると「幼少編」「留学編」「マスコミ編」「政治家編」(この途中まで読んだ)となる。いくつも背景が分かるエピソードがある。まず「留学編」僕はカイロではないがアメリカで学んだ。外国語を学ぶというのは本当に大変。

「留学」と言いながら「遊学」という日本人が多かったことも思い出す。LAの場合だと毎日のようにリトル東京に行き、飲んでいる日本人もいた。彼らの多くはアメリカ留学という名目で就職するのを先延ばしにして1年遊びたい。あるいは親の会社に入社するので箔をつけたい。英語をしっかり学び、大学で勉強しようという気はない。

帰国後、多くは***大学に留学したという。だが、そのほとんどは大学付けの英語コース。本科ではない。こちらは授業料さえ払えば誰でも入学できる。小池が最初学んだ「カイロ・アメリカン大学 東洋学科」というのはそれだろうと、著者は指摘。その後、本科に入学。首席で卒業したという。その辺に信憑性はないと綴られているが、疑いながら読み続ける。小池支持だからではない。何事も疑ってかかることが大切。

小池の存在を知ったのは「ルックルックこんにちは」の竹村健一のコーナー「世相を斬る」だ。「だいたいやねー」で有名だったので、どんな人なのか?見ていた。そのアシスタントが小池百合子。その記述もこの本に出てくる。アラビア語が得意のアシスタントということ。ある放送でそのアラビアから来た政治家がゲスト。竹村健一がこういった。

「小池くん。アラビア語得意やから今回は任せるわ!」

で、竹村が関西弁で「日本はどう見られてんの?」とか聞くと小池がそれを翻訳して質問。何を言っているか?分からなかったが「すごい!アラビア語ができるんだ」と思った。が、それが本当にアラビア語であったか?英語だったのでは?と確認はできていない。生放送で彼女が外国語を話していたことを覚えているだけ。また、それが片言のアラビア語かもしれず、どの程度なのか?は分からない。

ただ、問題はそこだろうか? 彼女の語学力が低くても大学を卒業していないくて、都知事として活躍していてくれればいい。それができていないパフォーマンスばかりだから問題なのだ。同じくアメリカの大学に留学したという現総理。彼の英語が酷いことはよく分かる。明らかに勉強していない。年月が経つので忘れているということもあるだろうが、遊学組だろう。ある程度、英語を学んでいればそれが分かる。その手の政治家は多い。

本科で勉強するのは本当に大変。僕は「映画科」に合格したが、映画以外の学科が本当に大変。映画なら頑張るが、なんで数学や歴史の勉強をせにゃならんと映画のクラスしか取らなかった。それらもしっかり勉強して卒業までした日本人を何人か知っている。が、彼ら彼女らが英語ペラペラか?というとそうでもない。勉学と喋りは違うのだ。日本でペラペラと思われても、そうでもないことも多く。日本人はどちらかというと読みが得意(その教育は受けているので)

あと、若いうちに英語を始めないとネイティブなスピーカーにはなれない。成人してからではダメ。子供時代が大事。「聞く力」もある。ベタベタの日本語英語を話す人でも、聞く力があればなんとかなる。その辺、語学を学んだことがないと分からない。プロフィールからすると著者には留学経験がない。なので一般論で指摘している。

10年アメリカにいても英語が下手な人もいるし、1年の留学でベラベラという人もいる。だから一般論で論じると問題が生じる。と言って「首席で卒業」を信じるわけではない。全てを疑ってかかることが大事ということ。何より政治家は学歴ではない。何をしたか?だ。

そして「マスコミ」編はさらに面白い。僕は映画界の住人だが、テレビ、マスコミも遠い場所ではない。背景が分かるだけに、いろいろ見えてくるものがある。それは次回に。



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「緑のたぬきは嫌い」と趣味嗜好で判断する人たち=それだけでいいの? [緑のタヌキ]

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「緑のたぬきは嫌い」と趣味嗜好で判断する人たち=それだけでいいの?

「小池百合子は嫌い!」という声をよく聞く。僕は彼女の支持者ではないし、評価もしていない。好き嫌いは自由だが、引っかかるものがある。なぜ、東京都知事を「好き」「嫌い」で判断するのか? AKBが好き、嫌いは分かるが、知事を趣味嗜好で表現することにどういう意味があるのか? 都知事の場合は好きから、嫌いか?より、知事として有能か? 今ならコロナ対策ができているか? を評価することが先だと思える。

「カイロの大学卒業って嘘なんだって」「えーマジ。やっぱ嘘つき。小池、嫌い」ということではなく「カイロの大学を卒業というのは虚偽なら経歴詐称。都知事として許されない」という評価が大事。以前、仕事をした後輩に、問題あるスタッフのある話をしていたら「監督。本当にあの人が嫌いなんですね!」と言われた。好き嫌いではない。スタッフとしての問題を指摘しているのだ。遅刻する。仕事がルーズ。いい加減。そのために撮影が遅れる。時間がかかる。現場の空気が悪くなる。問題点を挙げているのに「嫌いなんですね」という理解しかしない。

あるいは自身が働く会社の社長を「好き嫌い」で判断するか? 「十分な給料を出しているか?」「職場環境を改善してくれるか?」「セクハラ対策を講じているか?」等で社長の評価をするだろう。知事も同じ。私たちの生活を左右する存在。都民のために尽くしているか?が重要。なのに「好き嫌い」で判断するのは「私たちの生活を左右する存在」という意識が低く、タレント同様にテレビに出ている有名人という認識だからではないか?

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小池の問題点。一つあげればオリンピックが中止になるまで、感染者のことに全く触れなかったのに、中止決定の途端に「ロックダウンだ。アラートだ」と張り切りだした。それは危機管理能力に欠ける首長であり、オリンピックのために隠蔽をも厭わないトップということ。信頼できないし、監視しないとまた隠し事をして都民を危機に陥れる。都知事として失格。ふさわしくないという評価をするべき。

しかし、ある種の人たちは「小池、嫌い」「アヘ嫌い」「トランプ嫌い」という表現をする。政治家とタレントを同レベルで見ているのか?その手の人は意外に多い。だからこそ、政治家たちは中身より「やってる感」を出すことで「頑張ってる」=>「好き」と思ってもらえるようなパフォーマンスをするのだろう。また、小池が「頑張ってる」と思える人が意外にいるのは、総理があまりにもダメだから、比較するとよくやってるように見えてしまうということもある。

そして「ロックダウン」「東京アラート」とか外来語を使った分かりにくい言葉を連発することで「へーーかっこいいー」と思う(騙される?)人も多いだろう。ま、首都東京とは言え、過去には石原慎太郎、青島幸男、猪瀬と、名前の売れた作家たちが当選。能力ではなく好感度で選んでいるということかもしれない。横山ノック。橋下とタレントを選ぶ街もある。考えてしまう。




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みどりのタヌキの正体。コロナで明らかになった? [緑のタヌキ]

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みどりのタヌキの正体。コロナで明らかになった?

オリンピック延期が決まった途端に、急にコロナについて発言を始めたあの方。それまでは開催のために邪魔になるコロナの恐怖を伝えまいとしていたのだろう。そのために感染が止められず広がってしまった。延期が決まってからは「爆発的感染」とかボードを持ってリーダーシップを発揮しているようなパフォーマンス。そのくせに「緊急事態条項」となると、政府任せ。都として出すこともできるのに国に委ねる。

この流れから分かること。小池百合子はオリンピックのために感染問題に触れず、目を逸らし。延期が決まるとリーダーシップがあるように振る舞い。緊急事態条項ー後で批判される可能性があるものは国任せ。上写真にもあるように「求められている」と三人称で発言。自分の言葉で要求しない。全てに言えること、責任逃れ。それでいて自分をアピール。やってる感。

つまり、リーダーシップなし。責任感なし。危険意識なし。危険管理能力なし。世渡りがうまいので、過去に有力な政治家に乗っかり、のし上がってきた人だと聞くが、やはりそれだけの人。政治家としての能力はゼロということが分かる展開。ま、多くの人が正体は「緑のタヌキ」と知っているだろうが、それが明白になった。


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「考える力」のない人たちが日本を崩壊させる?=デマと緑のタヌキ事件を思い出してみる。 [緑のタヌキ]

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「考える力」のない人たちが日本を崩壊させる?

Twitterで嘘だろ?という情報が流れたとき。誰の情報か?を確認せずに「すげー」と拡散する人がよくいる。それなりの人の情報ならいいが、どこの誰とも分からないハンドルネームの人のツイートをバンバンとリツイートする。似たような人は多くいるので、「すげ」と次々にリツイート。デマが拡散される。

それを意識的にやったが先の衆議院選での「排除リスト」だ。小池百合子(みどりの党)が「排除します」と発言した後に「そのリストが存在する」とリークされたものだ。が、あれは偽物。でも、それを多くが信じた。そのことで小池のイメージがダウン、その機を逃さず排除された枝野が立ち上げた立憲民主党が人気となり野党第一党に躍り出た。

しかし、聞くところによると枝野は排除されてなかったらしい。にも関わらず排除発言とリストで揉めているのを利用して新党を立ち上げた。多くの人は「枝野、可愛そう」「枝野、頑張れ」と投票。野党第1党になった。もし、排除ではなく、自分から「合流はしない」と新党を立ち上げたら、あそこまで支持されただろうか?風は緑のタヌキ向きだったのだ。そこに枝野の巧妙な立ち回りがあったのではないか?

そして小池百合子も問題。排除します発言を広げられてしまった上に、実際には存在しない排除リストがリークされる。自民の策略だったと聞くが、それで追い風を失う。そもそもが前原と組んで、当初手を握っていた小沢一郎を排除したことで、自身を守る人を失い自民の罠で自滅したのだ。もし、剛腕・小沢を味方にしていれば、多くの議員を当選させ、小池内閣が成立していただろう。結局、政権を取れる距離まで行きながら、小池はそのチャンスを失った。

それを利用した枝野が躍進。だが、今の立憲を見れば「排除されたけど新党を立ち上げて政権を目指す」というのは形だけだったこと分かる。野党共闘を拒むのは勝ってはいけないから。政権を取ることより、野党第1党に居座れば、政権を批判するだけでいい。昔の社会党のようになり、長く政治家を続けたいという思いが感じられる。「消費税を上げて下げると混乱する」という発言など、まさにそれ。財務省を敵に回したくないということ。

そんな風にデマが政治を動かしてしまうことがある。それに振り回される国民がいる。今にして思えば枝野は最初から政権を取る気はない。彼が共闘を拒否するから政権交代が起きない。枝野も問題だが、デマに振り回される有権者も問題。その背景には、これも「考える力」のない日本人がいることと思える。このままでは日本は崩壊。貧乏大国になる。タヌキでも、キツネでもいいから倒せる奴が倒せばいい。でも、考える力がない人たちは誘導され、操作されてしまう。


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小池知事の背後にある大きな力とは? 安倍が降ろされる理由は? [緑のタヌキ]

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 「朝日のあたる家」を監督したことで、いろんな業界の方々と知り合うことができた。そしていろんな情報を頂いたり、聞かせてもらったりする。映画監督業としてはありがたい限りだが、なかなかブログに書きにくいネタも多い。政界の内幕やアメリカとの関係もよく聞く。もちろん、何が本当で、何が真実か? 分からない。デマや単なる都市伝説ということもありえる。

 歴代総理はすべてアメリカが決めているという話がある。これはよく聞く話。小泉は郵便局を民営化することが使命。それを受けることで総理になれたという。つまり、民営化することでアメリカの企業が郵貯貯金や保険に手を出すことができるようになるから。

 安倍は集団的自衛権でアメリカと共に自衛隊が戦争できるようにすることが使命だったという。それによって、自衛隊を中東に派遣。イスラム国殲滅に従事、アメリカ人が血を流すことなく、自衛隊員を犠牲にして戦争。武器をどんどん買わせるのが目的。しかし、このプロジェクトは頓挫。それを指揮していたヒラリーが落選したからだと聞く。

 そして、安倍の勘違い。「中国と戦争することになればアメリカは応援してくれる!」と思い込み、日本をさらに戦争ができる国に突き進める。が、大統領がトランプになったアメリカはそんなことを望んでいない。それにストップをかけ、総理降ろしを画策したのが森友・家計事件だと聞く。ロッキード事件でアメリカが田中角栄を追い落としたのと同じパターン。

 あのときも田中がアメリカを超えて、中国と手を結んだことが怒りに触れたと言われる。その話は「戦後史の正体」にも書かれている。森友・家計学園問題の構図はほとんど同じ。それが、なかなか辞任しない安倍に対してアメリカが次の手を打って来た。次の総理の指名。それが小池百合子だというのだ。

 アメリカが指示すれば大手広告代理店が動き、世論作りを始める。あれほど内閣批判をしなかったマスコミが急に総理批判に転じた。スキャンダルが次々に出て来る。こうして大国から烙印を押された総理は合法的に葬られる。という話をいろんな筋が聞いた。本当かどうか?分からないが、確かにロッキード事件と森友・家計事件は本当に同じパターン。マスコミの豹変振りも納得できる。決してジャーナリズムが生きていた!ということではないだろう。

 そんな話を聞いたが、信じるも信じないも自由。ただ、整合性で考えて行けば真実味がある説はどれか分かって来る。その上で考えてみる。では、アメリカが小池新総理に求める使命、ミッションとは何か? イスラム国もほぼ壊滅しているし、北挑戦と戦争をする気はないはず。やりたいのはあの総理だけ、アメリカはそんなことを考えていない。中国は大事な貿易国。脅威を煽り武器は買わせても戦争はしない。そしてトランプは日本を切り離しアメリカファーストを進めようとしているとも聞く。日本を戦争に引き込もうとしたジャパン・ハンドラーたち。アーミテージやグリーンはもう粛正され、ホワイトハウスにはいない。

 彼らが小池のバックだと指摘する人たちがいるが、情勢はどんどん変わっている。では、小池総理に求めるものとは? 安倍降ろしがひとつ。今後は? その辺はまだ誰も教えてくれないが、大きな力が背後で動き、日本の政治が動かされていること実感。単に小池百合子の陰謀だけで進んでいる訳ではないのだ。

 あと、気になるのが小沢一郎の動き。それが噂通りだとすると、もしかして....あるいは...面白い。


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安倍政権を批判するのに小池新党も否定する人たち? 結果、安倍政権を支えてしまう? [緑のタヌキ]

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 安倍内閣の解散総選挙。その騒動を見ていて感じることがいろいろある。特に興味深いのはTwitter。小池百合子東京知事が新党立ち上げを発表すると、多くの人が批判を始めた。それが安倍支持者であれば分かるが、ほとんどが反安倍の人たち。なぜに小池知事を批判するのか?

 先の都議選では小池グループが圧勝。自民が歴史的敗退をした。衆議院でもそうなれば安倍総理は辞任。安倍恐怖政治を止めることができるではないか? そして小池新党に代わり自民を押さえられる党はない。野党連合を進めている党もあるがまだまとまっていない。それならば小池新党を応援!と、なぜならないのか?

 批判する人たちの声を聞いてみよう。「安倍もダメだけど、小池もダメ」「どちらも日本会議。同じ穴のムジナ」「突然に原発ゼロを言い出した。小泉を引き込むための餌」「小池は原爆保有を容認している」「小池は自民の保管勢力。あとで合流する」「与党になったら改憲。結局、安倍と同じ」

 こんな感じだ。では、誰に、どの党に投票するのか? 「安倍も、小池もダメ。小沢も、民進もダメ。共産は特にダメ」そういって「だから投票に行かない」「投票したい党がない」と言う人がたくさんいたから、自民が毎回圧勝してきたのだ。小池批判をする人は結局それを選択するのと同じ。

 ということをツイートしてみたら「俺は共産党に投票する!」と反論が来た。投票先は自由だが、共産が圧勝して与党になることはない。結果、議席数を増やすことは出来ても、自民が圧勝して安倍政権が続投になれば、止める力はない。つまり、共産に投票しても安倍は止められないのだ。唯一の方法は安倍に勝てそうな勢いのある候補。党に投票し、自民を押さえ込むことだけ。投票拒否をしたり、勝てない党に投票しても、組織票のある自民には勝てない。

 民主党が圧勝したとき。あのときは無党派層が動いた。つまり、民主党に投票。もともと自民は組織票があるとは言え、圧倒的な数の支持者がいる訳ではない。だから、政権交代が可能になった。その後、逆転されたのは民主党への不信。無党派がまた投票しなくなった。反自民の人たちがそれぞれに支持する党に投票するので勝てないのである。

 その民主党。今の民進党がダメで自民の独裁を続けている。それが逆転のチャンスが回ってきたのだ。小池新党なら自民に勝てるかもしれない。いろいろ問題はあるが、安倍より遥かにマシ。無党派層も動くだろう。にも関わらず「小池は信用できない」「小池新党が勝手も安倍と同じことをする」などといい、批判している。

 つまり本人たちはそもそも「安倍は許さない」といっているのに、結果、自民を応援するのと同じなのだ。そんな人たちの言葉をあれこれ読んで、分析してみた。彼らは何を求めているのか? 要は100%の信頼、思想、政策を持つ政治家を求めているのだ。それって誰? 過去でいうと? 現代でもいい。いないでしょう? そんな人。政治家なんて汚い仕事もしなきゃいけないし、誤摩化しや嘘がないと生き残れない。清廉潔白な議員なんていないし、いても政治力ないでしょう? そんなありえない政治家をイメージして「小池はダメだ」「小沢もダメだ」などと言っているのがその種の人たち。

 彼らがこれまで主張して来た通り、今一番の問題は安倍政権を止めること。にも関わらず、止める可能性がある党が出て来たのに「信用できない」「同じ穴のムジナ」と批判。彼らが求めるのは、100%潔白。100%の正義なのだろう。現実が見えていない。分かりやすく言うと、今、安倍という怪獣が大暴れして、日本を破壊しているのに、ウルトラマン以外のヒーローは支持しないと言うのだ。

アベゴンを倒せる怪獣。ユリゴンが現れたのに「あれはダメだ。あれも怪獣だ。危険だ」と批判。なぜ、ユリゴンをアベゴンにぶつけて退治することを考えないのか? そのあとユリゴンが暴走したら、またそのときに止めればいい。少なくてもアベゴンの危険性は緊急を要するもの。将来の危険より、今、そこにある大きな危機を止めることが重要だ。

にも関わらず、その危険人物を降ろすことができる党が出て来たのに批判を始める。実はその種の人たちが安倍内閣を支えて来たのではないか? 自分たちは反安倍と思っているのだが、安倍を脅かす存在を否定し批判し、信頼を落とすことにエネルギーを費やしているのだ。

同時にいえることは、安倍によって日本がどれだけ酷い状況になり、大変なことになっているか?を把握していないのではないか? 日本はすでに戦争が出来る国。中国や北朝鮮と戦争しようとしている総理がいる。安倍内閣はー屁理屈をつけてでも自衛隊を海外に出し、戦闘行為をさせたいと思っている。その準備はすでに完了。もう、誰でもいい。とにかく安倍を止めなければという事態だ。

なのに「小池はダメ」「信用できない」と批判。狂人に刃物でさされそうになっているときに、ヤクザが来た。助けてくれるという。なのに「おまえはヤクザだからダメだ」というだろうか? 彼らの発言を聞いているとそんなふうに思えてしまう。これは地方で仕事をしても感じることと同じ。

僕はよく地方で映画を製作する。町のアピールのための映画を作る。観光客に来てほしい。町の知名度を上げたい。でないと不況で町が大変だ。映画を使ってアピールしよう!と若い人たちが立ち上がる。でも、必ず文句を言う年寄りが出て来る。「映画を作ったから観光客が来るとは限らない」「映画で知名度が上がるかどうか分からない」「製作費が集らなければどうするんだ?」「誰が責任を取るんだ?」と何もしない人たちが、がんばる若い人たちを批判する。そうしてやる気を奪い、映画制作自体を潰してしまうことがよくある。で、何か代わりのイベントをするかというと何もしない。

その手のお年寄りも同じ。100%確実なPRが出来るものを望む。不況により町がどんどん過疎化しているのに100%を望む。とりあえず、どうにかしよう!と声を上げても、あれこれ問題点を指摘して潰してしまい、結局何もしない。そんな地方はとても多い。映画だけでなく、何かを変えよう。新しいことを始めようとすると、その手の人たちが100%を求め否定を始める。

この構図と小池批判はとても似ている。田舎で批判する人たちも決して今のままでいいと思っていない。観光客の誘致や町の知名度を上げることは大切と思っているのに、若い人たちが何かを始めると不備や問題点をあら探しして止めようとする。小池新党批判をする人たちと同じ。安倍政権を支持していない。むしろ反対しているのに、それを止める勢力が「怪しい。信用できない」と100%を求めて否定する。

そんな人たちに限って自分は慎重であり、正しいと思い込んでいる。そして旧体制に大きな問題があることを知りながら、新しい展開を止めようとする。愚かとしかいえない。しかし、これは日本人の特性かもしれない。それを利用して組織票のある政党が毎回勝利し、都合のいい政治を続ける。批判する人たちは敵対勢力が出て来ても批判し結果、自民らを支える。

今、本当に大切なのは何か? 一番大切なのは安倍政権を終わらすこと。そこではないか? では、どうすればいいのか? そのために何をすべきか? 考えることだと思える。



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【映画作りも都政も同じ!】 小池百合子「あなたの共感が必要なんだーから始めるんです。 [緑のタヌキ]

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【映画作りも都政も同じだ!】

小池百合子「あなたの共感が必要なんだーから始めるんです。

どんな課題であれ、いったん共感が得られれば、

莫大な予算をかけることもありません。

予算以上の効果だって望めます」

ー「誰が都政を殺したか?」by上杉隆。よりー



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