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映画「新聞記者」に感じた疑問② 驚愕の事実=あの記者がモデルではない? [「新聞記者」検証]

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現在アンコール上映中の映画「新聞記者」そのフェイクを解き明かす
「Fukushima 50 」と同様の誘導がある。

映画「新聞記者」に感じた疑問② 驚愕の事実=あの記者がモデルではない?

大ヒット映画の疑問を語るのは難しい。が、「私も疑問に思えた」「スッキリしない」とのコメントもたくさん頂き、同じように感じている人もいることを知り、僕だけではないと安心。さあ、続きだ。

前回は望月衣塑子・著の「新聞記者」(彼女の記者生活を描いたエッセイ)を原案として描いた映画なのに、俳優は韓国の人。設定は帰国子女に変更され、望月さんの経験がエピソードに生かされていないことを上げ、製作サイドは彼女に対するリスペクトや関心が薄いことを感じた。

アメリカ映画「大統領の陰謀」は実在のワシントンポスト紙の記者、カール・バーンステインとボブ・ウッドワールドを主人公にした物語で、RレッドフォードとDホフマンが演じた。彼らを日本人にしたり、イタリア人にしたりと言う変更はない。それどころか2人の名優が髪型やファッションまで本人に近づけて演じていた。それに比べると寂しいものがある。

何よりの疑問は望月といえば、官房長官の記者会見を一番に思い出す。無視されたり、質問できてもすぐに「手短に!」と注意を受ける。毎回、まともに答えてはもらえない。なのに望月さんは粘りつよく鋭い質問を繰り返す。そこに共感し応援したくなる。なのになぜ、彼女のそんな行動が描かれていない。そこが一番の疑問点だった。が、あれこれ調べて気がつく...。

日頃から僕は、繰り返しFacebook等で記事にしていることがある。「思い込み」の危険性だ。事実と違うことを思い込み、全体が見れなくなること。それを自身で犯していた。あの映画は望月さんがモデルではない。パンフレットを読み直し、ネットの映画解説、プロデュサーのインタビューも確認したが、モデルとはどこにも書かれていなかった。

つまり、望月さんの本「新聞記者」を原案にしてはいるが、そこから思いついたフィクションの物語。全くの別物なのだ。「でも、原案だろ?」と思うが、映画に生かしたのは「頑張る女性記者」という部分だけ。だから、韓国の俳優が演じてもいいし、設定を帰国子女にしても問題ない。だって、望月さんじゃないから!実在しないある女性記者の物語なのだ。 

もっといえば彼女の著作「新聞記者」が原案だと言う必要もない。女刑事のドラマを作るのに原案はいらないのと同じで、女記者もたくさんいる。わざわざ原案を謳い、クレジットする必要はない。だからリスペクトも感じなかったのだ。ではなぜ、わざわざ原案と謳ったのか? さらに、モデルでもない、原作者でもない望月さん本人をなぜ、映画に特別出演させたのか? 

その2つ。原案と特別出演があるから、僕は彼女がモデルの物語と思い込んでしまった。他の観客はどうだろうか? あなたはどうだろう? 「望月さんがモデルではない!」と思って見た人はいるのか? 原案=望月衣塑子。主人公は女新聞記者。本人が映画に特別出演。とくれば多くの人が彼女がモデルであり、主人公だと思うのが通常だ。 

では、なぜ、そんなことをしたのか? 答えは物語をじっくり見ると分かってくる。特に内調のシーンとか...(続く)



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映画「新聞記者」に感じた疑問① 原案となった本。読んでいるが.....次々に疑問が? [「新聞記者」検証]

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①映画「新聞記者」の原案となった本。読んでいるが.....次々に疑問が?

大ヒット中の映画「新聞記者」とても好評だが、僕はかなり引っかかるものがあった。そこで原作ではなく、原案とクレジットされている東京新聞の記者・望月衣塑子さんが書いた本を読んでいる。これは小説ではなく、子供時代、学生時代、東京新聞入社、新人時代から現代までの自伝的なエッセイである。

読むと、なるほど、あの官房長官に食い下がる彼女の背景がよく分かる。記者というと男性というイメージが強いが(もちろん偏見です)それを彼女は覆している。そんな望月さんの葛藤と活躍。挫折と反省が綴られた本でとても興味深い。だが、半分以上読んだが、引っかかるものがある。彼女のエピソードが映画で生かされてない。

もちろん、原作ではないし、原案。原作でも主人公のキャラクターだけ借りて別の物語ということもある。だが、望月さんという実在の人物をモデルにしているのであれば、名前は変え、多少の設定は変えても何か彼女らしいものは残すはず。逆にそれをしなければ望月さんでなくても良かったということになる。検証しよう。

映画のヒロインは帰国子女で父親も記者。その父が陰謀に嵌められて悲しい末路を辿る。その思いを継いでヒロインは記者を続けるという設定。日本の有名俳優には断られたので韓国の女優が演じたらしい。そのことで帰国子女に変更したのだろう。だが、おかしい。

どこかの週刊誌では女優の実名を挙げ「反政府のイメージがつくからと断られた」と記事になっていた。(女優の実名が上がることは通常ありえない。これも不可思議。いずれ説明)それが本当だとしても、記事に出た候補者以外で「やりたい!」という日本人女優はきっといただろう。新人であったとしても日本の女優が全て断った訳ではないはず。

そもそも望月さんがモデルの役。日本人女優で探すべき。なのになぜ、韓国の女優になったのか? そのことで帰国子女に設定を変えねばならない。モデルの望月さんから離れてしまう。ただ、それでも彼女の経験をエピソードに織り込むことはできる。なのに彼女の経験談を綴った本からは、今のところ、それらエピソードを映画に持ち込んでいない。さらに望月さんから離れる。それならオリジナルで女性記者ものにすれば良かったのだ。

彼女の勇敢な活躍が有名であり、その行動に共感するからこそ、映画のモデルに選んだのではないか? なのになぜ、彼女から離れることばかりするのか? もしかしたら、望月さんがモデルではなく、彼女の活躍に触発されて「女性記者ものをやろう」と思いつき、彼女の経験や人生とは関係のない、別物の新聞記者ものを作ったということか? そう思うと、ヒロインが帰国子女で、韓国の女優が演じてもおかしくない。望月さんとは関係のない別物語なのだから。

だが、映画は望月さんがモデルとアピールしているのに、彼女の存在が映画に持ち込まれていない。製作サイドの望月さんに対するリスペクトや興味が感じられない。他にも映画にはいろんな疑問がある。作り込み、外枠、表現、シナリオ。なのに、その問題点を誰も指摘していない。おかしい。このあとも様々な矛盾、疑問点が続々と出て来た。やがて見えて来る驚愕の事実。分析を続ける。


(続く)




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この記事。おかしい。「新聞記者」いい映画なのに、これでは胡散臭さを感じてしまう? [「新聞記者」検証]

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この記事。おかしい。「新聞記者」いい映画なのに胡散臭さを感じてしまう?

少し前にある出版社社長がある作家の本を「売れていない!」と発行部数を暴露して大批判を浴びた。出版界ではルール違反だからだ。同じく映画界では出演依頼を断った俳優の名前を上げるのはアウト。

それもこの手の映画の出演を断ったとなるとイメージダウン。なのに、この記事では匿名のライターが俳優を実名で暴露。そのことでいかに映画製作が大変だったか?を訴えるのだが、それはルール違反。なぜ「匿名」のライターが女優の「実名」を上げるのか? 

さらに事務所は断るときは別の理由を使う。「スケジュールが合わない」とか、それを「出演すると“反政府”のイメージがついてしまうため断られた」との指摘。そんなこと言う訳がない。この記事。かなり胡散臭い!

実名を上げられるのは依頼する側とされる側のみ。あるいは捏造。そして、この記事で得をするのは誰か? 誰かがある目的のために書かせたのではないか?



この記事=>https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0703/asg_190703_7377654050.html?fbclid=IwAR1PL7wapAqkaXL-K3fATHChaA-Im5gRXDKmDTclsB-CRCHLjpTndQzINnQ



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