沖縄戦の勉強も続けている。 [沖縄問題]
沖縄戦の勉強も続けている。
ランチの後はいつもカフェで読書。ようやく「日米合同委員会の研究」を読み終えた。沖縄戦を知るには沖縄戦を学ぶだけではダメ。その後の問題も把握する必要がある。その意味で日米地位協定等は重要だ。
ただ、期待した「日米地位協定」は「知ってはいけない」とダブる内容が多かった。また、著者が真面目な人なのか?学者なのか?読むのが大変。この種の本、マスコミが伝えない大切なことを紹介しているのだが、非常に読みづらい。
「辛くても大切なことだから、努力して読みなさい」という姿勢があるのか?学者の体質なのか?むずかしく書いている。著者略歴を見たら学者ではなくジャーナリストだった。ま、朝日新聞の記事も非常に読みづらく何を言いたいのが分からないことがある。取材力はあっても「伝える力」はまた別なのだろう。
その意味で「まんがで読む日米地位協定」は読みやすく、分かりやす買った。他の問題も漫画で紹介するスタイルにしてくれると、この種の難しい政治問題を多く人に伝えられる。ただ、学者やジャーナリストだけでなく、原発問題を語る人も同じだが、難しく、専門的な話をし、どこかで「君たちは何も知らないんだね?」と上から目線で見ているようなところがある。原発に詳しいことで優越感を持つ。知らない人に優しく伝えようとしない。
その点、学者でも小出裕章先生の解説は分かりやすい。それを漫画にして...という出版社はないのか? 同じように、日米問題も難しく伝えることが多い。ま、難しい話なのだが。ある出版社が「高校生でもわかる文章」を掲げて、その種のシリーズを出しているが、それでも難しい。もっと分かりやすく伝える必要があると思える。
編集作業に入る前、少しだけ部屋を片付けた。 [映画監督のお仕事]
編集作業に入る前、少しだけ部屋を片付けた。
もう、ゴミ屋敷まであと数歩!という状態だった。本棚から出した本はそのまま。資料は整理されずに机の上に積み上がる。Amazonの段ボール箱が散乱。シンクには洗わないままの皿やコップ。ゴミを入れた袋も、いつのものか分からないで置かれていたり!?
というのも、映画製作が始まると他のことをする余裕がなくなるからだ。「元ある場所に戻すだけでしょう!」と奥さんがいたら叱られそうだが、資料を読むと、想像力が起動。元の場所に戻す思考が働かなくなる。皿を洗う時間がもったいない。映画作りとは考え続けること。朝起きてから寝るまで考える。時には夢の中でも考える。
何か他のことをすると、思考が途切れる。掃除をするにも、ある程度は考えねばならない。「掃除機をかけるのに、この荷物邪魔になるな。どこに片付けようか?」と考える。その時間が勿体無い。編集作業でも同様。集中して考え続ける。
食べる時間も勿体無いので、片手で食べるものしか食べない。「ちょっと休んで、落ち着いて食べればいいでしょう!」とまた言われそうだが、そんなことを言われても止められないので、結婚できなかったのだろう。しかし、映画監督だけでなく、作家でも、ライターでも、漫画家でも、クリエイティブの仕事をする多くは似たようなもの。
ただ、ある先輩監督は違う。いつ部屋を訪ねても綺麗。整頓されている。どんな忙しい時でもクリーン。聞くと「部屋が汚いと落ち着かないんだよ〜」という。が、撮影前の忙しい時に、シナリオの読み込みせずに部屋の掃除をしている。シナリオは一度読めばいいというものではない。当然、その先輩の作品。ロクな作品がない。彼の中では「作品作り」より「部屋が綺麗」の方が優先順位が高いのだ。
作品作りは才能ではない。才能なんて存在しない。その作品をいかに長い時間、考え続けたか?でクオリティが決まる。数週間で準備すればそこそこ、数ヶ月ならまずまず、1年かければそこそこという感じだ。
「才能があれば1週間でも名作が!」なんてことはない。かと言って10年かけて準備すると、その間に飢え死にする。経済との戦いもある。だからこそ、部屋を片付けることに時間と労力を使いたくない。1秒でも多く作品作りに時間を使いたい。
実は567鍋で2年間全く仕事がなくなった時に、今がチャンスだ!と部屋の片付けを始めた。が、そこまで映画製作が続いたので、半端ない散らかりよう。ゴミ屋敷を超えた状態。途中でめげて、しばらくお手上げ状態。そこに昨年末「乙女たちの沖縄戦」の依頼が来て、また片付けは延期。その映画が完成。公開終了時に過労でダウン。今に至る。だから、部屋はゴミ屋敷未満のまま。
今や室内の歩行も困難。物を超えて歩かないと別の場所に行けない。必要なものがあっても、物の山から発掘調査せねばならない。泥棒が入っても分からない。いや、「お!先起こされたか」と思うだろう。夜中に地震が起こり、火事が起こって部屋から出るまでに、必ず転ぶ。逃げ遅れて「さよーならー」と人生を終える?いつ死んでもいいが、映画制作の途中で死ぬのは嫌だ!
そこで編集作業を始める前に、少しだけ片付けをした。まだ、自宅入院状態をようやく脱した病み上がり、リハビリ段階ではあるので大したことは出来ない。が、ゴミや段ボール箱を捨てる。資料の仕分けは出来ないが、まとめて大きな箱に入れる。それだけでも通り道ができた。物を超えなくても真っ直ぐに歩ける。これは嬉しい。
ま、本格的にやると引っ越しに近い労力がいるので、地震の時にすぐ逃げられる。必要なものを短い時間で発掘することができる?これだけでかなり違う。ま、沖縄戦関係の本だけでも、すでに本棚に入りきらないほどある。でも、真剣な片付けは今回の映画が完成してからだ。さあ、本日も編集作業を始める。
(462)れいわ新選組・関係動画のお便り紹介=水道橋博士編 [YouTube]
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