NHK捏造テロップ事件ーもう少し考えてみる! [マスコミ問題]
NHK捏造テロップ事件ーもう少し考えてみる!
NHK側の問題点。矛盾点はいろいろ検証した。現時点の見解は「誰かを庇っている」「本当のことを言ってない」「Dのミス。思い込みだけで、あの放送はできない」「厳しい確認体制を通り抜けることはできない」「では、なぜ、放送できたのか?」「あのテロップを流したのは不適切ではなく意図ではなかった?」等が導き出された。
では、そもそもを考える。そもそも「金もらって反五輪デモ」は映画版・取材対象者の発言。たまたまインタビューした人が突然にそう言い出したのではなく、その種の情報を持つ人にコンタクト。会ってカメラを向けたのである。しかし、オリンピックの公式記録映画で、そんな場面が必要だったのだろうか?
五輪の闇を解き明かす的な社会派作品なら分かるが、なぜ公式映画がそんなことを取材する。反対デモがあったーなら分かるが、金をもらってやっていたと言う、これまでに言われていないニュースを公式ですっぱ抜く意味は何なのか?想像するに「567禍の中で五輪は歓迎されてなかった。反対する人も多く、デモもあった」と言う前段がまずある。
そこで金もらってデモを公式映画で暴露すれば「ああ、五輪反対したのはそんな人たちだったんだ!」「酷いなあ」となり、「やはりオリンピックは多くの人が望んだイベントだったんだ」と言う結論になるだろう。それを意図したのではないか?
先に映画版の監督自身が「我々がオリンピックを望んだ」「責任は我々にある」と言うおかしな発言をしていたが、そこからもオリンピックはは我々が求めた。そして感動をもらった。といいたいようだ。反対したのは誰か?と考える。公式映画は「金をもらった人たち」と指摘する。全てが繋がる。我々が望み、我々が感動した。五輪開催は正解だった。反対するのは非国民ということだろう。
同じことを言った人がいる「オリンピックを反対するのは反日だ」ー2代前の総理だ。偶然にも公式映画の監督とその総理は同じ発想であり価値観のようだ。さらに監督と総理の奥様は仲良し。なるほど、全てが繋がる。
映画で「反日の人たちが金もらってデモ」という事実ではない場面を使おうとした。が、テレビ放送でバレたので困った。総理お気に入りの監督がデマとバレたことを映画で伝えることはまずい。だから、NHKの責任で終わらせようとした?とも解釈できる。
そもそも、あの缶ビールを無理矢理持たせた男を取材したのは「金もらってデモ」を伝えるため。そんな描写は公式映画で必要ではないだろう。それを取り入れたかったとすると、先の推理が成立してしまう。さあ、どうするNHK? 監督を守り抜くのか? どこかの理財局長のようにね?