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脱都会生活(下)=都会で暮らすメリットがないことに気づく? [日本人の問題]

脱都会生活(下)=都会で暮らすメリットがないことに気づく?

長年住んでいたのは新宿まで25分の距離にあるアパート。銀行でも、スーパーでも、コンビニでも、歩いて5ー10分で行ける。だが、脱都会生活で住み始めた街はどこへ行くのも30分。往復で1時間かかる。これ結構、大変。だが、これも解決策を考えていた。以前にも記事にしたオートバイが活躍する。免許はアメリカ時代に取っている。が、都会暮らしだとほとんど乗る必要がない。むしろ面倒。特にオートバイで移動すると都心は駐車場がない。車が多くて飛ばせない。

アパートの駐輪場も狭く、バイクを置くと嫌がられる。だが、脱都会生活はその辺が全部クリアー。どこに行ってもバイクの駐車場あり。ほぼ無料。逆にバイクがないと大変。仕事中にプリンターのインクがなくなる。買いに行くのに往復1時間。作業に戻ると、あ、明日は土曜日。銀行に行かないと!また1時間。と無駄が多い。バイクがあれば往復10分。都会暮らしの頃でも、インクは近所で買えず、新宿のヨドバシカメラまで行かねばならない。往復1時間。むしろ都会生活より今の方が便利なのだ。

ただ、1つ。打ち合わせの時は新宿等まで行かねばならず、電車で1時間かけて行く。が、問題はそれくらい。家賃は以前の半額。広い部屋で編集室も作った。大量の資料は書庫に入り、小さな映画製作会社となっている。これを新宿近辺で実現するには、高額の維持費が必要になる。そして、脱都会生活を続けると、あれこれ考えたこともなかった事実を知ることになるのだが、それはまた別の記事にする。

結論。20年前は大切だと思っていた価値観(都会に住む利便性。必要性)が年月と共に無意味になっていた。にも関わらず、それにこだわり、多額の出費を続けていたこと。そのことに全く気づかないでいたこと。痛感する。アパートだけでなく、他のことでも同じことをしていないだろうか? すでに価値のないことを続けていたり、他で代用した方が格安で時間もかからないことを古臭い手法でやっていたり。

今の日本にはそんなことが多いのでは? 教育もそうだ。相変わらず社会で役に立たないことしか教えていない。昔なら無駄でも優秀な成績を取り一流大学に入れば一流企業に入れただろう。でも、その一流が潰れたり、リストラしたり。会社入れば安泰!の時代ではない。なのに親たちは無意味な勉強を強いる。もっと役に立つ何かを学ぶ機会を作るべきなのに、高い教育費を払い古い価値観を今も実践している。あれこれ見直す時期が来ている。


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脱都会生活を実践(上)=都会から離れて暮らしても困らない? [日本人の問題]


脱都会生活を実践(上)=都会から離れて暮らしても困らない?

アメリカ留学から戻り、25年ほどはずっと新宿まで歩いて30分の街に住んでいた。と言っても高層ビルもない。駅前商店街のある小さな街なのだが、ある事件で郊外に引っ越した(事件のことは先に三回に渡り記事で紹介)。田舎町という感じではなく、住宅街。近所に畑もない。ま、高層ビルもない。新宿までは電車で1時間ほどかかる。ただ、家賃はめちゃ安。以前の半分。

なのに部屋も広い。2dk。繁華街は近所にないが、そんな街で暮らして5年ほど経つ。困ることはほとんどない。まず、僕の場合は映画館。新宿に近いと、あれこれ週に何度も通った。昔ならこの街から電車で1時間かけて新宿や渋谷まで行かねばならなかったが、今はシネコンがある。近隣に5館もある。新宿でやっているメジャーな映画ならほぼ網羅できる。

次によく行くのが本屋。紀伊國屋のような店があると便利。だが、都内でも次々に本屋は潰れている。どうなのか? 最近はamazon。たいていの本は手に入る。送料無料。紀伊國屋がなくても平気。映画屋にとって大切なのは大型量販店。パソコン関係、カメラ関係、データのカード等で行くことが多い。けど、今は都会でなくてもヤマダ電機やKsデンキがあり困らない。

スーパーやコンビニは当然ある。若い頃のように飲み会にも行かない。終電まで飲んだりしない。あの頃はタクシー使わずに新宿から歩いて帰れる距離に住んでて便利だったが、そこまで飲まない。仕事はシナリオと編集は自宅。新宿が近い必要はない。撮影は地方。これが都内の撮影が多いと、都心に住む方が便利なのだが、僕の場合まず近場の撮影はない。

つまり、25年前はめっちゃ便利だった新宿まで歩いて30分のアパートも今では全く意味がなくなっていた。それどころか部屋代高い。全く意味のないことを数年間続けていたのだ。監督デビューから16年。忙しすぎて考える暇がなかったが、時代は変わり、都会の周辺に住まなくても何も困らない時代になっていたのだ。

ただ、1つだけ困ること。脱都会でも駅の周辺はそれなりの値段になる。少しでも安い部屋を!と探すと、いい物件があったが、駅から遠い。歩くと30分。以前なら新宿に行ける距離。今は、駅からさらに1時間かけないと新宿まで行けない。ま、新宿まで行く用がほとんどないのだが、駅まで30分。スーパーも遠い、電気屋も少しある。歩いて5分の距離に吉野家はない。

最初は健康のために歩こうと思ったが、意外に面倒。移動で時間を取られる。都会生活やめたの失敗か? しかし、簡単な解決法があった!もちろん、それを考えた上でのことだった。 続く


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こちらは撃墜説を否定する本 [123便事件]

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こちらは撃墜説を否定する本とのこと。

「あれはやっぱ事故!陰謀論なんてあり得ないないよ〜」

という結論らしい。

怪しいが、別の視点も知ることで真実が見えるはず。



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ワクチンを打ち、FBに経過を報告するのはどんな人なのか? [コロナウイルス]

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ワクチンを打ち、FBに経過を報告するのはどんな人なのか?

「枠てん。打って40時間!熱は出てない。勝利!」とかFacebookに喜びの記事を上げている人たちがいる。「2年後に死ぬ」という情報がデマだとしても「接種後に死んだ人(直後だけでなく)、多数!」は事実であり日本だけでも何百人も死亡している。一説では2万人は死んでいるという情報。何より説明書を読めば非常に怪しい文章が並び、一言で言えば「どうなっても責任は取らへんで〜」という内容。

なのに、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」のように、必死にそれに頼り、接種する人たちが絶えない。「アホちゃうか?」と思ってしまうのだが、それをFacebookに上げて「勝った」とか「副反応はなかった」と得気に書く人の気持ちが分からない。「うーー当たり、間も無く死ぬ。。。」とは書けない訳で、何もなかったが多数となるのだが、愚かとしか思えない。

例え2日間。何もなくても「勝った」にはならない訳で、2年後に死亡したら「負けた」とFBに書くつもりだろうか? 多少でも心配だからこそ「勝った」「デマだった」と状態を報告するのだ。それなら無理に摂取することはない。その気持ちが分からない。そこで彼らのアカウントに行き、どんな人たちなのか?を確認してみた。

多くが顔写真も出しており、一目見て善人、人を騙したり、中傷したりしない真面目で明るい人だと分かる。社会に関心を持ち、五輪批判、菅攻撃をしていたり、今日は何を食べたと料理の写真をあげたり、極々普通の人たち。でも、そんな罪のない人たちが一番、誘導されやすく、政府や企業に乗せられて利用され、踏みつけられて行くのだろう。

どうすれば気づいてもらえるのか? ........無理だろう。何を言っても洗脳済み。「周りの人に迷惑をかけられないし」というはず。でも、枠てん打ったことで、新たなウイルスを作り出しているという情報もあり、「迷惑かけない」どころか「迷惑の元凶」になっていることにも気づかない。悲しいが「信じるものは救われない」というのが現実。

ぜひ、その種の方々には2年先まで健康状態を報告し続けてほしい。それしかいうことがない。枠てん情報が全てデマであることを願うばかり。ただ、沖縄戦の集団強制死と同じ構図。恐怖で国民を追い込もうとしているのは間違いない。



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ある事件で知った「時代は変わる」ということ③=日本は変わった。都会に住む必要がない! [日本人の問題]

ある事件で知った「時代は変わる」ということ③=日本は変わった。都会に住む必要がない!

元のアパートに戻る? でも、膨大な資料がある。捨てられないものも多い。いつか別の映画を作るための編集室もほしい。会議はできなくてもいい。あれこれ考えて、元の狭いアパートに戻るのはマイナスだと考えた。それと今回のことは一つの節目で、「次のステップに上がれ!」という映画の神様のお告げではないか?とも考えた。このまま都会に住み続けることがいいのか? あまりにも忙しくて考えたことがない。というより帰国以来、気にもしなかった。

帰国から20年以上が経っている。まず、歳も歳。終電まで飲むことがなくなった。そもそも飲み会に行かなくなった。そして先輩から急に連絡が来ることもなくなった。依頼は事前にあり、日を決めて打ち合わせ。居酒屋でバイトすることもない(これからまた、あるかもしれないが!)さらによく行く大スクリーンの映画館。新宿プラザやミラノは閉館。シネコンの時代になっていた。紀伊國屋に行かずともマニアな本もAmazonで買える。タワーレコードなくても、音楽配信で困らない。

つまり、新宿まで歩いて30分という立地条件。そのプラスがほぼなくなっていることに気づいた。にも関わらず、僕はそれに拘っていた。時代は変わり。歳を取り、いろんなことが変化していることに気づかなかった。これっていい大人が未だに「メイドイン・ジャパンは世界のブランド」と思っているようなもの。忙しく仕事をしていると時代の変化に気づかないのだ(変わらないのは日曜日の「サザエさん」だけか?)

新宿に近い必要はない。今は小さな街にもシネコンがある。本屋やレコードはそもそも多くが潰れたが、amazonで注文すれば問題なし。田舎でもOK。都会と地方の差がほとんどない時代になっていた。問題は通勤くらいだろう。だが、僕の場合。ロケはほぼ地方。泊まり込みで撮影。編集は自宅。都会に住む必要はない。

新宿に近くなくても、それこそ東京でなくても、日本でなくても、困らないということだ。ま、沖縄や北海道に住むのは素敵だが、打ち合わせの時に東京まで行かねばならず、zoomもあるけど、やはり面と向かうことは大事なので遠すぎる。が、関東であれば全然、OKではないか?

そこであちこち調べて、家賃の安い、広い部屋がある街を探した。まあ、どことは言わないけど、ありました! その時に住んでいた新宿に近い2DKの部屋と全く同じ間取り広さのアパート。値段はずばり半額!これならバイトをしても払える。シネコンは1〜3駅間に3館ある。駅前に商店街もある。スーパーもコンビニもある。そこに引っ越すことにした。もうかなり昔の話だが。

今回の567禍で感じた人も多いだろうが、都会に住む必要性がかなり下がっている。地方にいてもほとんど困らない。会議はzoomでも対応できる。なんで、満員電車に揺られて、会社に通わねばならないのか? その通勤時間で別のことができる。高い家賃は必要ない。安いところに住み、差額を趣味のために回す。生活水準がグッと上がる。時間にもゆとりが出る。今まで何だったの?と思った人が多いに違いない。まさに僕も同じだった。

映画製作がキャンセルされたことは悲しい。でも、そのことで大都会に住む必要がないことを痛感。そんなことでもないと多分、死ぬまで都会で暮らしていただろう。そのことで、いろんなことを発見する。多くのメリット。少しばかりのマイナス。知らなかったこと。あれこれ感じている。

「で、どこに住んでいるの?」と質問はしないように、敵も多いし、答えるつもりはない。あと、これはもう、かなり前の話。お誕生日とか、引っ越しましたとか、は記事にしないが、567とダブるので今回初めて記事にした。この後、小さな問題が発覚。それが大きなプラスに結びつく話を紹介する。続きはまた。



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ある事件で知った「時代は変わる」ということ②=大きなチャンスから奈落の底へ? [日本人の問題]

ある事件で知った「時代は変わる」ということ②=大きなチャンスから奈落の底へ?

アメリカ留学から帰国後。1990年代。僕は新宿まで歩いて30分の街に住んでいた。と言っても決して都会ではない。高層ビルもない。よくある駅前商店街がある街。家賃もさほど高くない。新宿での飲み会で終電を逃しても歩いて帰れる。先輩から連絡を貰えば、すぐに会社に駆け付けられる。歌舞伎町の映画館街にも歩いて行ける。オールナイトもOK。そんな街に住んでいた。

帰国から5年で脚本家デビュー。7年で監督デビュー。だが、映画監督になるのは15年かかった。そこからが本当の戦いで16年間、ノンストップ。決して恵まれた仕事ばかりではない。僕をよく知るスタッフは「太田監督は毎回、死闘ですからね?」と言う。それでも続けて映画を撮ることができた。

ある時、依頼されていた映画。これまでで最高額の製作費が出る。出来が良ければ毎年とってほしいとも言われた。そのためにアパートを引っ越し。というのも、僕の映画は既成の製作会社を入れない。多額の手数料を抜くから。スタッフルームも借りない。レンタル料がかかる。だから、スタッフとの打ち合わせは、喫茶店やファミレス。これで経費削減。でも、次はでかい作品なので、部屋で会議ができるくらいのアパートに変わった。と言っても6人くらいの会議だけど。喫茶店[喫茶店]?代節約?

また、これまでの映画の資料が膨大にあるので書庫を作らないと、倉庫に住んでいるような状態。編集室も作りたかった。毎回編集は3ヶ月以上かかる。機材を置き、データを並べ、いちいち片付けて、そのテーブルで飯を食わずに済む、専用スペースが欲しかった。大きな作品で監督料もドカンと入るし、広いへやに引っ越しだ。費用も抑えられるよう近所で探して移った。

が、その依頼された映画がキャンセル。衝撃!!! 1年以上もスケジュールを開けている。急に他の仕事はできない。特に監督業は「では、他の作品!」とは行かない。新しい部屋の家賃は高額。払う当てもない。バイトで払える額じゃない!目の前真っ暗。どーすりゃいいの?

ただ、その会社にも事情があり、どうしても映画製作ができなくなったという。それを丁寧に説明され、キャンセル料も出してくれた。この種の事件。多くの会社や団体は投げ出したまま説明もなく、逃げ回ることが多い。悪質なところが多いのだが、その会社は筋をとおしてくれたし、事情も理解できるものだった。幸い、スタッフやキャストも集めていない段階。

問題はアパート。2DKの広い部屋。新宿まで歩いて30分。家賃はそれなりだ。それ以前に収入が完全にない。どーすればいい? また引っ越すか? あれこれ考えていて、この20年考えたことのなかった現実に、気づくことになる。そう「時代は変わる」日本の価値観は劇的に変化していたのだ。

続く


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ある事件で知った「時代は変わる」ということ①=新宿まで歩いて30分のアパートに住んだ頃 [日本人の問題]

ある事件で知った「時代は変わる」ということ①=新宿まで歩いて30分のアパートに住んだ頃

あまりプライベートなことは書かないが、そこから大切なことが見えてくることがある。そんな1つ。数年前、かなり前だが、引っ越しをした。アメリカから帰国してから数回越しているのだが、一番大きなものとなった。

それまでは新宿まで歩いて30分ほどで行ける場所に住んでいた。と書くと知らない人は大都会のように思えるが、西新宿から中野区方面は私鉄沿線の駅によくある小さな街があり、都会というより、商店街があるよくあるタイプの地域。電車だと2、3駅で新宿。歩いても30分という距離なのだ。

帰国時にいろいろ考えた。すぐに監督業を始められるものじゃない。それまでアルバイトをしながら生活する。新宿ならバイトできる店もたくさんある。また、業界の友人(すでに映画の仕事をする者が何人もいた)と飲み会をするのも新宿。真夜中まで飲み明かしてタクシーで帰るのに、遠い街だと大変な出費。それなら歩いて帰れる距離に住んだ方がいい。と考えたのだ。

また、新宿は映画館がたくさんある。新宿プラザ、ミラノのような大スクリーンの劇場もある。紀伊國屋、タワーレコード。その辺には頻繁に行くのに遠くに住むと交通費だけでも大変。調べてみると新宿からある程度離れると家賃は安くなるが、調布や八王子という大きな街に近づくと高くなる。だから、多くの友人は新宿からさほど遠くなく、それでいて大きな街まで行かない距離に住んでいた。

が、先の映画館に通う。紀伊國屋に行く。というために交通費と時間を使うことにはなる。調べると、新宿区の家賃は高いが、歩いて30分の距離だと安い物件もある。もちろん狭いアパートだが、交通費、時間。そして深夜まで飲んでも歩いて帰れる。また、業界の先輩から急に電話があり「今から来れる?」といわれて対応できることも大事。

都会から遠くの安いアパートに住んでも、新宿に出るのに時間を取られる、交通費がかかる。深夜まで飲めない。月に1度タクシーを使えば安アパートの意味がなくなる。あれこれ考えて、歩いて帰れる30分の距離にアパートを探した。

そうやって東京生活が始まる。新宿の居酒屋で皿洗いのアルバイト。昼はレンタルビデオの店員。バイトを終えてからシナリオ執筆。そうやって映画監督を目指す人生がスタートした。アパートは何度か変わったが、先の定義は毎回守り、新宿まで30分の場所にした。それがまさに正解で、先輩たちから「今から来れる?手伝ってほしいことがある」連絡を受けて駆けつけ、業界の仕事をもらったことが何度かあった。

そして、ある電話「今から30分くらいで来れるなら頼みたい仕事がある」と言われ現場に駆けつけた。ら「お前、ピザ屋みたいだな!」と言われた。15分くらいで着いた。たまたま、アパートに近いスタジオだったのだが、やはり新宿に近いとそんな施設もたくさんある。そのピザ屋の仕事。いや、先輩からの連絡がきっかけで、あれこれあって監督デビューすることになる。

しかし、そんな便利な場所にあるアパートにも問題が出て来る。にも関わらず、忙しさの中。それに気づかずに過ごしていた。大きな危機が訪れ、八方塞がりになるまで分からない。時代の推移。新しい時代になることで古い価値観に意味がなくなり、様々なものの意味が違って来たのだ。当時、僕はもう映画監督して多忙な年月を送っており、それに全く気づかなかった。だが、絶体絶命の危機で、時代が変わったことを知ることになる。続きはまたいずれ。



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「フリーガイ」は感動ドラマ。脇役なんていない。皆、誰もが主人公なのだと応援してくれる物語。 [映画感想]

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「フリーガイ」は感動ドラマ。脇役なんていない。皆、誰もが主人公なのだと応援してくれる物語。

あのポスターどう見ても感動作には見えないのだが、声を出して「Oh Yes!」と叫びたくなる場面が何度もあった。物語は「ビデオゲームの中の世界」と「現実の世界」が同時進行。あの「竜とそばかすの姫」と同じパターンだ。が、こちらの方が十倍感動した。個人的な思いが強いが紹介しよう。

主人公はゲームの中のモブキャスト。その他大勢というキャラ。そこに現実世界の人たちのアバターが登場。その街では何をしてもいいという設定。殺人、強盗、ひったくり、暴力。それらの行為で得点が上がる。ストレス解消ゲームなのだ。そのやられ役が主人公のガイ。が、彼らモブキャストはそのことに気づいていない。そこが作られた擬似空間とは知らない。

そこにゲームを作った女性。ミリーがアバターを使い登場。ある秘密を暴くために潜入したのだ。その彼女と出会ったことで、ガイは恋に落ち、そこから自分の存在が何なのか?を考え始める。毎日、同じ生活。決められたセリフを言う(ビデオゲームだからね)そこに乱入するプレイヤーに殴られ、撃たれる。

朝起きて金魚に挨拶し、いつも同じブルーのシャツを着て、出社前にコーヒーショップで、いつもと同じテイクアウトのコーヒーを買う。そして銀行に出社。出納係(日本と違いアメリカでは銀行の窓口業務は誰でもできる平凡な仕事という認識がある)仲のいいガードマンに挨拶。お客に愛想よく対応。そこに毎日、銀行強盗。毎日、その繰り返し。他のモブキャストも同様。決められたことしかしない。できない。

そんなガイがミリーと出会ったことで、繰り返しの毎日でいいんだろうか?と悩み始める。この映画、凄いのはビデオゲームの中の話なのに、これって現実社会の僕らのことじゃないか?と思わせる。朝起きてコーヒーを飲み、満員電車に揺られて会社へ、上司に叱られ、お客にへつらい。夜は同僚と居酒屋へ。酔っ払って家に帰り、また朝になると会社へ。そんな繰り返しでいいのか?と訴えるのだ。

目覚めたガイは何か新しいことをしよう。大切なものを探そうとゲーム設定とは違うことを始める。が、ゲーム会社はそれを許さない。様々な手を使ってガイをその世界から削除しようとする。これもまさに現実。会社や学校で、これまでと違うこと。マニュアルにないことをすると排除にかかる。

「お前らは言われたことをすればいい。あれこれ考えなくていい」というのと同じ。だが、次第に他のモブキャストたちもガイに賛同。ゲームの世界自体を消し去ろうとする会社側に対応。ガイの応援を始める....そして、ミリーは?というストーリー。

一番共感したこと。僕が映画撮影をするとき「エキストラ」という言葉は使わない。エキストラ=その他大勢。人生にエキストラはいない。皆、それぞれの人生で主役なのだ。

それを「その他大勢」というのはおかしい。ただ、Aさんを主人公にしたとき、Bさんは単なる通行人かもしれない。しかし、Bさんの人生では彼が主人公なのだ。だから、エキストラではなく市民俳優。

シナリオ執筆も同じ発想だ。主人公はみゆきだが、彼女の父にも母にも人生があり、そのドラマでは主人公。彼女が高校時代に好きだった不良少年ユキヒコはいわゆる悪役だが、彼の人生では彼が主人公なのだ。

映画で描かれる前の物語があり、映画の後の人生もある。だから、登場人物の前後も考えてシナリオを書く。主人公に都合のいいキャラにしてはいけない。物語を進行させるために、セリフを無理やり言わせてはダメ。皆、それぞれの人生を生きているのだから。

という思い、まさにこの映画も同じ。モブキャストだからと決められた台詞で毎回、同じ人生を送る必要はない。1人1人が人生の主役なのだ。この人が主役でこの人が脇役なんてことはない。脇役でもまた別の物語では主人公なのだ。そんな思いで作られたのが、この「フリーガイ」なのだ。その意味でまさに僕は超共感した。

おまけに「アベンジャーズ 」や「スターウォーズ」のパロディ?が出てきて、アメリカの映画館なら拍手喝采だ。この厳しい時代に笑って、ハラハラして、感動して泣かせてくれる貴重な映画だ。ぜひ。見てほしい。


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「フリーガイ」は予想外の感動ドラマ! [映画感想]

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「フリーガイ」は予想外の感動ドラマ!

タイトルとポスター。そして予告編を見ても、まったく想像できなかったが、ここ一番の感動物語。笑って、ハラハラして、感動して、泣ける。

上映中の「クレヨンしんちゃん」と並ぶ、お勧め作品。設定は「龍とそばかす姫」と同じ方向だが、10倍。こちらが好き。アメリカの映画館で見たらクライマックスは拍手と声援の連続だったろう

僕は1人で大笑いし、拍手し涙した。お勧め。辛い日々が続くが、希望を感じることができた。本当に見てよかった!



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