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韓国映画「パンドラ」=「Fukushima50」より日本人はこちらを観るべきだ [再掲載]

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韓国映画「パンドラ」=「Fukushima50」より日本人はこちらを観るべきだ

2020年3月の記事より

3・11なので原発事故の映画を見ようと、Netflixで韓国映画「パンドラ」を見ている。日本では公開されていないいわくつきの作品。福島第一原発の事故をモデルに、もっと酷い状況になればどうなっていたか?という想定で作られた映画。

韓国も原発大国。僕が「朝日のあたる家」を作った時に、韓国のネットでも紹介記事が出た。その韓国での原発映画は非常によく出てきていて、金もかかっている。強い想いも感じる。あまりに辛い内容なので途中で休憩してし、この記事を書いている。

「朝日」を作る時、企業はどこも出資してくれなかった。市民の寄付だけで作った。なのに韓国では億単位の製作をかけて原発映画を作っている。かなり踏み込んだ描写がある。そのリアルな映像に圧倒される。物語も日本の原発事故を踏襲。電力会社は政府も隠蔽に走り、事実を伝えない。そのことで多くの被害を出す。

一方、日本。現在公開中の「Fukushima50」は深刻な被害は描かず、「悪いのは菅直人だ。悪夢の民主党時代の出来事。東電も被害者だ。現場は命がけで頑張った。日本を救った!」と嘘を交え、すり替えた物語を作り、それを多くの観客が感動。有名なコピーライターは「2時間泣きっ放し」とツイートする。この違いは一体何のか? 事故が起きたのは日本だ。なのに隠蔽ばかり。

まさにコロナウイルスと同じ。1日に1万人の検査をする韓国。日本はあーだこーだと理由をつけて、検査せず、今になり、ようやく、検査数が増えだした。その間にも何人もの患者が死に、死んでから認定する。原発映画と同じ。この日本という国はどうなっているんだ?映画もコロナ対応も韓国の方が数段進んでいる。なぜ、日本はこうなのか?悔しい。ほんに悔しい。

「パンドラ」を見ながら、福島もこうなったかもしれないと感じる。F50の活躍で大惨事を止めた訳ではない。彼らは爆発も止められず、様々な奇跡が大惨事を止めただけなのだ。それを描かず.....。英雄扱い。本当に情けない。韓国でこんな映画が作れるのに、日本は.....ぜひ、韓国映画の「パンドラ」観て欲しい。奇跡が起きなければ福島もこうなっていた。それが描かれている。被害があの程度で済んだのは決してF50のお陰ではない。




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美浜原発  [原発問題]

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原発のある風景 [原発問題]

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映画「Fukushima50」なぜ、原発映画なのに多額の製作費が集まり、豪華キャストを実現できたのか?=東電を賞賛する作品だから! [再掲載]

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映画「Fukushima50」なぜ、原発映画なのに多額の製作費が集まり、豪華キャストを実現できたのか?=東電を賞賛する作品だから!

前回は内容面の解説をしたので、今回は別の角度から見つめたい。7年前、僕はまさにこの映画と同じ、原発事故題材の映画を作った。が、映画、ビデオ、テレビを始めとする企業からは出資を受けることが出来なかった。皆、原子力ムラを恐れていた。

原発は国策。戦争と同じ。同時に多くの大企業が大儲けできるツールである。事故を描く映画なんてとんでもないのだ。昔から「原発映画を作った監督は2度と商業映画を撮れない」と言われていたほど。企業で制作費を出す社は皆無だった。

が、僕は監督人生を賭けて「朝日のあたる家」製作を決意。市民からの寄付で映画を作ることにした。それでも寄付は個人からのみ。中小の会社でさえ支援なし。そして俳優。名のある俳優はことごとく出演拒否。事務所からも「原発映画だけはダメですよ。無理無理!」と言われた。原発反対を公言する俳優でさえ出てくれない。そんな中で山本太郎さんを始め、心ある人たちが超低価格のギャラで出演してくれた。

さらに完成した映画を大手シネコンチェーンが上映拒否しただけでなく、インディペンデントの映画館でさえ上映をしてくれない事態。それが新聞で報道され、記事を見た全国の思いある映画館主が手を挙げてくれて、ようやく公開。多くの人がチケットを売り、宣伝をしてくれたが、テレビでは一切、紹介をしてくれなかった。結果、映画は大ヒットしたが、原発を扱った映画がこれほどまでに押さえつけられるものだと知った。

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それから7年。今、原発事故を扱った大作映画が公開中。製作費は少なくても3〜4億円。キャストも豪華だ。CGを駆使した津波シーンは迫力満点。テレビでも宣伝スポットが流れている。7年前とは大きな違い。時代が変わり、原発事故の危険性を忘れないでおこう!という思いに賛同する大企業が出てきたのだろう...。と思えたが、映画を見ると、そうではないことが分かった。

この映画。一言でいうと「福1の職員たちの奮闘で日本は救われた」というもの。もう少しいうと「あれは天災。あの大地震と津波。事故は仕方ない」「混乱を招いたのは当時の総理。あの言動や行動が事故対応を邪魔した」「東電の上層部も官邸に振り回され大変だった」「でも、現場の50人は最後まで諦めずに戦った」「彼らのような素晴らしい社員がいる東電は2度と、同じ事故は起こさないだろう」「事故も終息したし、もう安心だ」という印象が残る映画なのだ。

つまり、あの事故は自然災害と、悪夢のような民主党政権が起こしたもの。東電は何も悪くない。いや、とても頑張った。日本を救った。ということを伝える物語なのだ。でも、事故はまだ続いている。被害も増えている。終息まであと何万年かかるのか? 今も故郷に帰れない人が数多くいる。自殺した人もいる。それどころかまだ線量の高い地区に帰れと言われる人たちもいる。数多くの悲劇が続いているのに、それらは描かれていない。

この映画のテーマは「東電の皆さん。日本を救ってくれて感謝。これからも頑張ってくださいね。原発はもう安心ですよね」ということを伝えたいのではないか?と思えるほど。だから、原子力ムラも、原発推進の現政権も、圧力をかけない。むしろ応援してくれる。企業も安心して出資できる。

多額の制作費が集まる。豪華キャストを起用。CGもふんだんに使おう。宣伝費も十分にある。ということになったのだろう。それが「Fukushima50」という映画の背景だと感じる。時代は7年前と変わっていない。大企業も政府も原発推進を今も続けている。その象徴がこの映画なのだろう。

(内容についての疑問はこちらで)=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-06

 分かりやすく書きました=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-08

 吉田所長が否定したデマも描く?=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-09-2

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滋賀原発 [原発問題]

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批判の多い映画「Fukushima50」、NHKニュースと同じ方法論!=フェイクで国民を誘導? [再掲載]

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批判の多い映画「Fukushima50」でも、NHKニュースも同じ方法論?!=フェイクで国民を誘導する?

映画「Fukushima50」は戦前、戦中に日本政府が行った戦意高揚キャンペーンと同じ方法論で作られていること。すでに記事にした。もう一つ言えば、今、現在、NHKが放送しているニュース番組も同じ手法だ。国会中継と午後7時のニュースを見比べればそれがよく分かる。

中継で総理はしどろもどろ。見ていると心配になる。「この人分かってないなあ」という感じ。しっかり話すのは原稿を読むときだけ。自分の言葉で話すときは、もう支離滅裂。あるいは意味不明。野党の質問にもまともに答えられず、同じ答えを繰り返したり。おまけに野党議員発言中にヤジまで飛ばす。「この人が本当に総理? 早く辞めた方がいいのに〜」という印象を持つ。

それがNHkのニュースでは自信に溢れて話し、野党の質問にも即座に答えて、頼り甲斐のある総理に見えてしまう。これは編集によるもの。しどろもどろはカット。張り切って話すところの映像だけを採用。野党に突っ込まれたシーンもカット。総理がヤジを飛ばしたところもカット。(街頭演説のときは「安倍やめろ」コールを整音。コールを消して放送した)つまり、編集によって、意味や印象がかなり変わる。英雄を悪役に、悪役を英雄にすることも可能なのだ。

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それを映画でやったのが「Fukushima50」ー菅直人総理の怒っている場面ばかり描き、なぜ、そこに至ったかの背景を描かない。だから、ヒステリックに見え、作業を邪魔した張本人と印象付ける。福1がある地域は、そもそも小高い丘だった。それを削って低くしたところに建設。そのことで津波を受けた。が、その経緯は描かず、仕方のない自然災害の津波が原因と印象つける。

第一次安倍内閣の時に総理自身が「全電源喪失はあり得ない」と宣言。事故対策をせずにいたことも描かれない。それによって「予期せぬ災害」という印象を持たせる。さらに菅総理のせいでベントが遅れたと描いているが、あれは嘘。報道番組ならフェクニュースだ。なのに「真実の物語」とテロップまで出していた。

まさにNHKニュース。都合の悪いものを伝えず、頑張っているところだけを描く。そのことで印象を操作。頼りない総理をやり手に見せるように、事故の責任者である東電を、事故から日本を守った人たちに仕立てあげたのである。NHKの功績でダメ総理の支持率は下がらない。映画の公開で多くが「東電はよくやった。あれは仕方のない災害だった」と思う。さらに「あの50人のような社員がいるなら、もう原発事故は起こさないだろう」と楽観的になる人も多いはずだ。

映像は人の思考を誘導する。嘘を真実にすることができる。「気をつけろNHKとプロパガンダ映画」字余り。

俳優について=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-09

製作面について記事=https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-07

要は東電賞賛映画?=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-08


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あさこハウス [原発問題]

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映画「Fukushima50」ーよく出来ているが、誘導されてしまう危険性? [再掲載]

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Fukushima50ーはどう見ればいいか?=よく出来ているが、誘導されてしまう危険性

以前に原発事故の映画を作った者として、とても興味があった。映画はオープニングから地震が起こり。パニック映画等でありがちな長い人物紹介はない。有名俳優を多数起用しているので、誰が誰でという混乱もなく見れる。それぞれの役者が個性的なので、その俳優を知らなくても役どころも分かる。

金も時間もかけている。津波はCG。福島第一原発もリアルに再現。原発内もよく出てきている。事故のことも、とてもよく調べて再現。僕も徹底取材したので、それが分かる。それでいて専門知識がなくても分かる表現。退屈させないスピーディな展開。感動の場面もある。俳優も熱演。「なんで、この人がこの役?」というよくあるミスキャストもない。全てがよく出来ているのだが、色々と疑問が残る。ひっかかるものがある。

吉田所長も東電も実名で出てくる。ただ、あるべき事実で描かれていないものがある。ここは難しい。その事実を描くのも描かないのも作家の選択。だが、その事実を描かないことで意味が違ってしまうことがある。その代表が菅直人総理。ヒットラーを悪役として描くために、エキセントリックな部分ばかりを見せるように、この映画の菅直人も怒ってばかりいる(確か、彼だけ実名ではなく総理という表現だったはず)

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また、彼が福1に乗り込んだことでベントが遅れたというのは、当時の野党が流したデマなのに、そのまま描いている。政府が「海水を使うな」と指示したという話も、本当は東電の判断。炉心が塩水で使えなくなるのを恐れて止めた。なのに政府からの指示と描いている。つまり、これらは当時言われたこと。のちにデマだとわかったことをベースにして、菅総理、あるいは民主党の失態だと指摘している。が、どちらも事実ではない。なぜ、デマをそのまま描くのか?

映画では官邸が邪魔ばかり、東電本社は翻弄。現場は大混乱という描き方。だが、当時、東電は官邸に情報を上げず、そのことで総理は苛立ち、現場に乗り込んだ。その辺の背景も描かれていない。ただ、吉田所長を始めてとする職員の活躍は映画の通りで、吉田所長は信頼のできるボスであったことは、僕も元職員に取材して聞いている。

けど、この映画だけ見ると「彼らの活躍で原発事故は終息した!」という印象を持つ。実際は今も事故は続き、放射能を出し続け、近所の人たちは家に帰れないでいる。放射能被害も出てる。その部分は全く描かず、日本を救ったヒーローであるかのようなエンディング。

ただ、それは作家の自由。「俺は職員の活躍だけを描きたかった」ということかもしれない。それが映画だ。でも「原発の危険性」「不十分な安全性」「電気は足りている」「安倍が津波対策を止めたことで起きた事件」ということには全く触れない。災害で起きた不幸な事故という描き方。人災ではなく天災。それを素晴らしい50人が命をかけて日本を救ったという話に集約している。

これは「特攻隊は国を守るために死んだ」と美化するのと同じ手法。人の命を犠牲にした攻撃ー残虐性を見つめず、死んで行く若者を英雄として賞賛するのと同じ。「原発はやはり危険」「やめるべきだ」とのメッセージもない。注意して見ないとヤバイ。

製作面から見るとこんなヤバさも!=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-07

分かりやすく書きました=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-08

吉田所長が否定したデマも描く?=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-09-2

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誤魔化しと隠蔽の体質ーそれが東電。映画「F50」もそれを引き継いだ? [再掲載]

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誤魔化しと隠蔽の体質ーそれが東京電力。映画「F50」もそれを引き継いでいるのか?

「東電原発裁判ー福島原発事故の責任を問うー」(岩波新書 添田孝史)は裁判を通じて分かったこと。様々な資料から事故の真相を明かし、責任を問うもの。読んで分かるのは、東電という会社は本当に誤魔化しと、嘘と、隠蔽に金と労力をかけて、本来の意味での安全対策をいかにしないで済ませるか?ばかり考えている会社であるということ。

映画「Fukushima50」で英雄のように描かれている吉田所長(渡辺謙が演じた)は2007年から2010年までの津波想定を担当する原子力設備管理部長を務めていて政府事故調にはこう答えている。

「こんなところで(津波が)起きたらどうだと言っているだけの話ですから、それを本当にいろいろな先生の指示を得られるかというと、いろいろ聞いても、荒唐無稽といったらおかしいですけれども、そうおっしゃる人もたくさんいて」

つまりは「そんな大津波は起こらないと専門家も言ってるんだよ」ーという意味。そして東電は学者たちには意見を聞くたびに金を渡し、東電側に都合のいい証言をしてもらう。そんなことを繰り返している。今、問題となっているコロナウイルス対策がダブる(2020年3月時点)。政府もオリンピックを本当に開催したいのであれば、検査を減らして、患者数を上げないという誤魔化しをするより、正確な患者数を把握して治療し、感染を防ぐべき。

同じように東電も、津波対策をするのではなく、「津波は来ない。対策の必要はない」と決めつけ危険な原発稼働を続けたのだ。2017年3月17日。前橋地裁で下された判決でも「東電は津波を予見し事故を防ぐことをできた」とし、住民への賠償を指示している。なのに、当時、東電の幹部が言っていたのは「1000年に1度の大津波。想定外。事故は仕方ない」という言い訳。だが、東電側は想定していた。費用をかけたくなかっただけなのだ。

それが東京電力の体質なのだ。映画では吉田所長と共に50人が残り、命がけで事故と戦った姿が描かれているが、何年も前に事故は想定されていた訳で、その時に対応しなかったツケを払わせれたということなのに、映画では「あの50人が日本を救った」と描いている。後になり嘘を交えて自己弁護に走る映画は、まさに東電の体質そのもの。東電を描くために映画の演出も東電風にしたということなのだろうか? 酷い話である。

(内容についての疑問はこちらで)=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-06

 分かりやすく書きました=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-08

 吉田所長が否定したデマも描く?=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-03-09-2



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原発事故を描いた映画「朝日のあたる家」が映画館公開された頃−2013年 [原発問題]

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 ライバルは「ガッチャマン」だった?




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原発事故の悲しみを描いた映画「朝日のあたる家」2013年公開時の新聞記事。 [原発問題]

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原発事故の悲しみを描いた映画「朝日のあたる家」

2013年公開時の新聞記事。

「朝日のあたる家」公式hp=> http://asahinoataruie.jp

予告編ー https://youtu.be/rP2ztda0kpg

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