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映画「JFK」公開当時、評論家の受けはよくなかった=その背景こそが今回の大統領選と共通する? [トランプ問題]



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映画「JFK」公開当時、評論家受けは良くなかった=その背景こそが今回の大統領選と共通する?

ケネディ大統領暗殺の真相を描いた映画「JFK」が公開されたのは1990年代前半。僕はアメリカ留学から帰国しており、日本の映画館で見た。実はケネディ暗殺に関して以前から強く興味を持っていて、あれこれ書籍を読みあさっていた。真犯人にはいろんな説がある。一番弱いのはオズワルド説。政府の委員会が結論づけた犯人だ。オリバーストーンの新作でもあり、そう推理したのか?とても楽しみだった。

内容はよくここまで描いた!ストーン監督殺されるよ!というレベル。登場人物は全て実名。めちゃめちゃ詳しく調べている。そして文献で読むより、映像で解説されると良く分かる。魔法の銃弾の下りは文章や図解ではやはり分かりにくい。映画ならではのわかり易さ。そして単に謎解きをするだけでなく、アメリカの腐敗を指摘。そこが「プラトーン」の監督。素晴らしかった。

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ところが、映画雑誌等の評判は芳しくなかった。なんで?と思い、映画評論家と名乗る人たちの記事をいくつも読んだが、首を傾げるものばかり。記憶しているものをいくつか紹介しよう。

「これはオリバーストーン監督の講談なんだなあ。パパンパンパン!」

「ストーン監督はベトナムに従軍し多くの戦友をなくしている。誰かを恨みたい気持ちは分かるが、この映画はフィクションとして捉えるのが無難だろう」

「映画ではあれこれ疑問を提示するが、観客に考える時間を与えない。これはフェアではない。ストーン監督の考えをひたすら押し付ける作品」

この種の評が目についた。あと、新聞等での紹介も「真相を追求した作品」と概要は紹介するが、その推理をどう思うのか? 的外れか? 正解か?を検証するものはほぼなかった。さて、上の批評はどうだろう?どれも称賛とはいない。小馬鹿にしたもの。「違うだろ?」と言いたいもの。そして最後の評など笑ってしまう。

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「考える時間を与えない」と指摘するが、映画で「さあ、観客の皆様。答えを考えてください。1分間です」なんてのある? クイズ番組じゃない。「さあ、みんなで考えよう!」と画面に向かってケビン・コスナーがいうべきだったのか?でも、そういうことではないだろう。そんなトンチンカンな評を書いた理由。一番目の「パパンパンパン」と茶化した理由とも同じだろう。

どちらの人も理屈では理解していたが、リアリティを持って物語を把握できなかったのだと思える。ストーン監督の推理。映像で説明するが、通常の映画のようにストーリー展開で見せるのではなく。主人公J・ギャリソン検事の解説として法廷内で説明される。その時に、CIAだ。FBIだ。マフィアだといわれても、映画評論家たちは日頃から見ているとスパイ映画を思い出すばかりだっただろう。

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もちろん、CIAが実在することは知っているが、映画でしか知らない組織。それがケネディを暗殺したと言われても、はあ?という感覚でしか捉えられない。「そんなアホな」とは思わないが、リアリティがない。ドラマなら理解できる。が、「実在の大統領を殺したのがCIA。FBIやマフィアも協力した? なんじゃそりゃ?」という戸惑いを持ったのだろう。さらにケネディとオズワルド以外の名前も知らないはず。Aダレス、Cキャンベル、Eキャンベル、JEフーバー、Cバートランド、jギャリソン、Jルビー、全員実在の人物だ。

事件に関する知識もないから「事実と違う!」とか「NSAはなぜ描かない?」とか具体的な指摘ができない。何か荒唐無稽な話を聞かされて唖然。でも、暗殺事件は事実だし???という状態に陥ったのではないか? だから「講談」として理解。茶化した。「フォクションとして捉える方が無難」というのは、評論家自身の理解の仕方を表している。「本当かどうか?私には分からないから反論はできない。フィクションだと思っておくよ!」という意味。

つまり、この人たちはアメリカ社会、政治、そしてケネディ暗殺事件について精通していない。さらに政治の裏。諜報活動。陰謀。その種の新聞やテレビでは報じられない部分について、とても疎かったのだと思える。「そんなものは陰謀論。私は興味ないね。スパイ映画ではよく見るけど、あれは想像の世界だから!」という人たち。


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トランプ大統領-あの悪人ヅラからは想像できない目的とは?(1年前ー夏の記事) [トランプ問題]

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トランプ大統領-あの悪人ヅラからは想像できない目的とは?(1年前ー夏の記事)

映画監督と言う仕事をしていると、いろんな人に会う。政治家、ビジネスマン、作家、芸術家、芸能人、外国人、ジャーナリスト。それこそ元総理大臣から、知事、市長、町長。有名企業の会長、社長、専務。プロレスラー、大学教授、科学者、活動家まで。特に「朝日のあたる家」からはいろんな方が情報をくれる。僕もあれこれ勉強するので、そんなことをこのFacebookでも記事にしている。

本日(2019-07-04)トランプが板門店を訪れ金正恩と会談。米国大統領で初めて北朝鮮に入った。なかなか面白い。しかし、未だに「トランプは戦争屋だ」「差別主義者だ!」「とんでもない奴だ!」「安倍と同類だ」「武器のセールスマンだ」と言う声を聞く。そこで僕がいろんな筋から聞いた話。仕入れた話をまとめて紹介する。裏が取れていないものもあるが、この1年のトランプの行動がそれらを順に裏付けて来ていることは読んでもらえば分かるはずだ。

トランプは戦争屋ではない。ビジネスマンだ。目的は彼が公言する通りにアメリカファースト。世界の警察を辞め、アメリカはアメリカのためだけに専念。その実現を目指している。なぜなら、他国と戦争をすることで儲けた人たちはいるが、一方では貧困が溢れた。戦争に金を使い過ぎインフラの整備も怠って来た。結果、一部の金持ちがさらに裕福になり、国民の多くが貧しい国になってしまった。

「これからは戦争ではなく、国内のために金を使おう!」

と言うのがアメリカ・ファーストである。そのために必要なのは何か? 世界の警察を辞めることだ。警察と言うと聞こえはいいが、実際はヤクザと同じ。因縁をつけて戦争を始め、相手の国を占領。復興という名のもとにアメリカの大手企業を参入させ資源を奪うーということを何十年も繰り返して来た。その黒幕が軍産複合体。武器商人たちだ。戦争は国策。税金を注ぎ込む。国が戦闘機や戦車を買ってくれる。武器商人は大儲けだ。

武器だけでなく、戦争には様様なものが必要。コカコーラやマルボロもグループ企業だ。戦場で兵士に支給するために国が大量に買い上げてくれる。そんな風に戦争で大儲けする企業は政治家に献金。その政治家たちはCIAを使って工作。相手国が戦争を仕掛けて来たように見せて、国民を扇動。戦争に持ち込む。真珠湾、トンキン湾、湾岸戦争、イラク戦争、すべて同じ構図だ。が、心あるアメリカ人たちは考えた。

「それではいけない。多くのアメリカ軍兵士が金儲けをする企業のために死んで行くのは許されない。そして国自体がボロボロだ。戦争屋=軍産複合体=政治家からアメリカを取り戻そう!」

と立ち上がったのが、実はペンタゴンである。この組織も軍関係だが、背広組と制服組がいる。制服組は前線に行く若き兵士たちと接する。彼らが死んで行く悲しみを知っているのだ。

そんな軍人たちが最初にしたのが、NSAの奪回。CIAが海外情報担当なのに対して、NSAは国内の情報を担当する。それによって敵の動きを完全に把握した。そして戦争屋の代理人であるヒラリーに対抗する人材を探す。それがジョン・F・ケネディJrの親友だった不動産王トランプだったのだ。つまり、1963年11月22日に暗殺されたケネディ大統領の息子の友人である。それが分かると全貌が見える。そう、ケネディこそがあの時、軍産複合体に宣戦布告、ベトナム戦争を止めようとした大統領である。(この辺はオリバーストーン監督の「JFK」を見るとよく分かる)

が、その戦いに敗れ暗殺された。その後を継いだジョンソン、ニクソンは複合体に迎合。ベトナム戦争を拡大。軍産複合体を喜ばせた。その路線はブッシュ親子、クリントン夫妻に引き継がれる。(この辺はマイケル・ムーアの映画で何度も追及されている)

それに待ったをかけたのがトランプである。ヒラリーを破り、ケネディの意思を継いでアメリカの改革を始めた。バックにはペンタゴンとNSA。でも当然、反撃がある。軍産複合体が黙っている訳がない。再び暗殺を計画してもおかしくない。何百兆円もの儲けの前では大統領を殺すことなど大きな問題ではない。

その反撃の一つがマスコミのトランプ攻撃だ。軍産複合体はロッキードやグラマンだけではない。コカコーラ、マルボロ。そして3大ネットワーク。CNNはクリントン・ネットワーク・ニュースと呼ばれるほどだ。トランプとヒラリーの対論を中継した時にもトランプが不利になる様々な工作をしている。当選後もメジャー放送局はトランプを批判し続けた。

「差別主義者!」「戦争屋!」「最低の男!」

イメージダウンを測った。それを日本人が見るとこう思える。

「アメリカのマスコミは偉い。日本のテレビは自国の首相を批判できないのに、アメリカは大統領でも忖度せずに批判する。素晴らしい!」

そうではない。アメリカの大手マスコミはトランプを支持するFOXニュース以外はニューヨークタイムスも、ワシントンポストも、タイムも、軍産複合体の配下であり、その指示でトランプを批判しているのだ。ある意味で日本と同じ。

テレビ局の会長や社長が総理と寿司や天ぷらを食べて仲良くし、政府に都合の悪いニュースを流さず、与党の支持率が高いことを拡散。報道ではなく広報になっているのと同じなのだ。つまり、日本のマスコミは与党に操られ、アメリカは軍産複合体に動かされている。日本でいうなら少し違うが山本太郎が総理になり、自民に操られる全マスコミを敵に戦っているというのに近い。

だが、トランプはあの顔。どう見てもヒールにしか見えない。その点、ケネディと違って損をしている。(その意味で日本の小沢一郎と似た構図。国民のための政治をしようとしても悪人だと思われる)そのトランプが世界の警察を辞めるため、ヤクザ稼業から足を洗うために必要なことは何か? 戦争の火種をなくすこと。アジアで言えばあの国。だから、不動産屋の本領発揮!最初は脅し、そして賞賛して金正恩と会談。朝鮮戦争を正式に終わらせようとしているのだ。

「大統領選のためのパフォーマンスだろう」

先程テレビ(フジテレビ)でそう報じていたが、日本のマスコミのレベルの低さがよく分かる。彼が登場した背景をまるで把握できていない。日本の総理と同列でトランプは語れない。だからといってトランプが正義の人というわけではない。アメリカファーストを実現するためのビジネスマンであり、ドブさらいなのだ。

長くなったのでここまで。だが、トランプを引き摺り下ろそうと軍産複合体はまだ諦めていない。必ず大きな罠を仕掛けてくるはずだ。最近、ネットでよく見かける言葉「ディープ・ステイト」ーまさに彼らのことである。(2019-07-04の記事)



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バイデン とツーショット? 誰だそれ? [トランプ問題]

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バイデン とツーショット? 誰だそれ?

「友達申請」が一時期凄かった。何度か上限の5000人まで行き。その度にFacebookをすでに辞めているアカウントを探し削除。「申請」を受け入れるという作業を続けていた。これがなかなか手間のかかる作業で時間を取られる。そんなことまでして「承認」しているのに申請者は反トランプの人!いきなり批判コメント。誹謗中傷「差別主義者を支持するのか!」あるいは「陰謀論好きだね〜」と書き込む。申請までして文句を言いたい人ってどういう心理なのか?

会ったこともない。被害に遭ってもいないトランプを憎み、「あいつを批判しない奴は同類だ!許せない」そんな感じだった。が、その手の人は即、友達削除。トランプ嫌いでもいいけど、自分のfacebookで書いてくれ! トランプ関係だけでなく、何でもそうで、もう何年も告知している。しかし、友達削除しても何度も批判コメントを書き込む人もいて「そこまでトランプが憎いか?」という感じ。そんな人はブロック。

なので最近の記事は「限定」にしている。「申請」も落ち着き、数日に1人2人ほどになったが、先日、凄い人!から申請があった。その時は必ず、その人のプロフィールやタイムライン。お友達を確認する。トランプ憎しの人もいる。いや、憎くてもいいけど、その怒りをぶつけてくる非常識な人だと困る。そう思ってタイムラインを見ると、アメリカ人。アメリカ在住。写真がいっぱいアップされている。そこになんと!バイデン とのツーショット写真。

合成ではない。明らかにスナップ写真。ふぇーーついにバイデン 支持者から申請!? でも、記事見ても日本語できなさそうだし、何で僕に申請? 「バイデン を批判するジャパニーズは許せない!一言いってやろう」と思ったのか? それともバイデン の魅力を語りたいのか? いや、それ以前に僕のことをどうやって知ったのか? 日本語で記事書いているのに、英語言語の人に「知り合いかも?」と表示されるのか?

いずれにしても疑問なので申請は受けなかった。恐るべしfacebook。やはり監視、把握、コントロールされているのね? ということは反トランプのこのメディア。僕はブラックリストに載っているということか?!ははは。


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日本人はそろそ覚醒する時期なのだと思える?! [トランプ問題]

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日本人はそろそ覚醒する時期なのだと思える?!

今回の大統領選。日本人の反応を見ていて感じたことがある。これだけテクノロジーが発達。テレビやネットでアメリカの情報が伝わり、海外旅行も簡単に行けるようになった。コロナ禍前は日本にも多くのアメリカ人旅行客が訪れていた。戦前と違い、アメリカ人を見たことがないという日本人は少ないだろう。ハリウッド映画は全国どこの映画館でも見られる。

80年代まではテレビのゴールデンタイムにアメリカのテレビドラマが放送されていた。それらからアメリカの生活、文化、習慣を知り、社会問題や社会情勢も理解することができた。アメリカ人であるエルビス・プレスリーやエルトン・ジョン。ドゥビー・ブラザース、スプリングスティーンの歌も日本では有名。ハンバーガーは日本人の定番となっている。にも関わらず、今回の件を見ていると、日本人はアメリカという国を理解していないことを痛感する。

表側はかなり把握しているのだろうが、裏側や深い部分が分からないのだろうなあ。その辺のことを言うと「陰謀論だ〜」と日本の教育ために「考える力」を持てなかった人たちが騒ぐということになるのだろう。何度もいうがCIAは見事な言葉を作り出したものだ。戦時中の「非国民」とか「アカ」と同じだが、それ以上に「俺はそんな信憑性のない絵空事の説は信じないよ」という優越感を持ち、心理的に上から目線になれる言葉なのだ。

要は「俺は深く考えないよ。マスコミの言うことしか信じないよ」と宣言しているのと同じなのだけど。多くの日本人にはちょうど良いのかもしれない。日本の教育がいかに「物事を見る目」「考える力」を育てていないか? 「与えられたことを疑わずにする」教育が浸透しているか?を今回も痛感する。

ただ最近「司馬遼太郎が書いた幕末小説は事実ではない」と言う話をよく聞く。あれはフィクションであり、実際は龍馬が英雄でもなく、高杉晋作は単なるテロリストであり「日本の夜明けは近いぜよ」と志士たちが活動したのではなく、フランスとイギリスの代理戦争だったと言う話。どうやら、そちらの方が正解。

まだ、僕はあまり勉強できていないが、そこから日本人が誘導から目が覚めつつあるのではないか?とも感じる。だとすると、今回の大統領選の真相が暴かれ、言われているように不正選挙があったことが証明されれば、さらに日本人は覚醒できるのではないか? 戦後以来の激震となるかもしれない。それが必要だと感じる。


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