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今から57年前の昨日、ケネディ大統領が暗殺。 その真相を描いたのが映画「JFK」 [2020]



今から57年前の昨日、ケネディ大統領が暗殺。

その真相を描いたのが映画「JFK」オリバーストーン監督。

連休最後の夜。見てほしい。Amazonプライムで見られる。

今回の大統領選挙がダブって見えるはず。



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小沢一郎を嫌うおばちゃん?=そこから見えてくる「誘導」の恐ろしさ [トランプ問題]

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昔から知っているおばさんがいる。絵に描いたような「大阪のおばさん」陽気で人がよく、よく笑い、よく喋る。人が良く、親切。と言うより大きなお世話が多い。涙もろい一面もあり、頑張る人を応援したがる。大阪に限らず、どの街にでもいそうなタイプだ。

そのおばちゃんを見ていると日本人の一面が見えてくる。彼女は安倍晋三は批判する。「あいつのせいで、生活が苦しなったんや!」と憤る。だが、小沢一郎も嫌う。「悪の権化。金権政治の中心にいる!」と言う。安倍に関しては当たっているが、小沢に関しては的外れ。質問した。「小沢一郎はどんな悪いことをしたんですか?」

「うーーーん。よー知らんけど、あの人は悪いこと、いっぱいしているはずや! ワイロ配ったり、買収したりしてる!」

例えば、それが立件されたり、有罪になったり、マスコミが報道したことってありましたっけ?

「んー〜ー、分からんけど、いっぱいあったんとちゃうかな?」

と言うことは、具体的に何をしたかは知らない。でも、悪の権化と言う。何をもとにそう考えるようになったんです?

「覚えてへんけど、あの人は悪い人や!」

だから、それをどこで知ったんですか?

「みんな小沢一郎は悪い奴や!って言うてるやんか!」

つまり、おばさんは具体的な事例を知らない。みんなが言うから「悪い奴」と思うんですね?

「そう言う訳やないけど、あの人は悪い人や。顔見ただけで分かる」

要は何の根拠もなく、みんなが嫌うから悪人だと思い込んだだけのようだ。そこで、陸山会事件でも彼は無罪だったこと。他の政治家と違い、ワイロをもらい有罪になったこともない。住んでいる家も地味なこと。
それこそ金権政治の権化である自民党を離れ、二大政党制を目指していること。その自民を2度も倒して野党政権を樹立したことを話した。

「まあ、そうかもしれんけど(自身でもいつから、どんな理由で小沢を嫌いになったか?悪人だと思うようになったか?を思い出せない様子)でも、あの人は......悪い人としか思えへん!」

そこで、おばちゃんが熱烈応援している山本太郎を理解し、自由党に受け入れたのも小沢だし、太郎さんは彼から学んだ「どぶ板」を今も実践していることも伝える。

「確かに、太郎ちゃんは小沢を尊敬しているみたいやねえ。何でやねん?と思うけど...」

そして最後に小沢の政敵が大企業とマスコミを動員して、数百億円をかけたネガティブキャンペーンが行われたことを説明した。それがあったので多くのマスコミが小沢叩きをした。民主党政権樹立の直前に彼が検察から起訴されたもの、総理にさせたくない人たちの力によるもの。結局、事実無根なのに総理になれなかった。

つまり、小沢を恐れている人たちがいる。彼が政権を取ると困る人たちがいる。既得権益を失うからだ。それを守るために小沢を貶め、支持者を減らすためにネガティブキャンペーンが行われたのだ。とはいえ、僕も最初は不信感を持っていた。小沢はどう見ても悪代官タイプ。でも、そのおばちゃんだけでなく、あまりにも多くの人が嫌い批判するので、変だと思えた。

そんな時は裏がある。誘導がある。調べ始めた。もう、10年以上前の話。すると、先におばちゃんに伝えたような事実が分かって来た。政界に詳しい人からあれこれ教えてもらった。そして、数年前、小沢本人に会うことができた。お話はできなかったが、彼が世間話をするところ、乾杯するところ、質問に答えるところを目の当たりにした。マスコミが伝える小沢像とは全く違った。

支持者の方にもお話を聞いた。明快に話をしてくれる。対して大阪のおばちゃんのように「小沢嫌い」と言う人に聞くと、多くが、いや、ほぼ全員が具体的なことを何も知らない。「顔が怖い。悪い人のはず。賄賂を配ったはず」と印象だけで批判、嫌っていた。これは先のネガティブキャンペーンの効果だと思える。そのこともおばちゃんに説明したのだが...

「んーー理屈としては分かるんやけど〜。確かに小沢一郎が逮捕されたとか聞かへんし、けど〜、やっぱり悪い人としか思えへんなあ〜」

人というのは一度刷り込まれたことを、書き換えるのはかなり難しい。理屈では理解できても「嫌い」という感情を拭えない。だからこそネガティキャンペンは効果的なのだ。こうして人は誘導され、洗脳され、ある種の人たちに都合のいい「考え」を持ってしまう。そして彼らは既得権益を守り、政敵を封じ、さらなる権力を拡大して行く。

そんな話。今回の大統領選のニュースを聞くたびに思い出す。同じ構図ではないか?多くの人が誰かを嫌うのは、必ず裏に何かあるということだ。


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真相に気づかない理由=異常だった社長事件。人は知らない事実があっても、狭い知識で判断、間違った結論を出す? [トランプ問題]

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ある仕事でかなり問題のある社長と出会った。最初は温厚で控え目。仕事熱心、情熱的なので評価していた。会社も順調のようで経済的にも裕福。しかし、慣れてくるとおかしな言動や行動が増えた。以前の発言を「そんなことを言った覚えはない」と言い、一度も言ったことがないことを「私は何度も伝えたはずだ」と言い出す。そのためにプロジェクトは混乱。そして、最初に決めたギャラを勝手に変更、本人に無断で値下げしたり、スタッフが立て替えた経費を払わなかったり。

最初は記憶障害か?健忘症?と思ったが、そうでないことが分かる。何度も確認し皆で決めたルールを破り、プロジェクトを別の方向に進め始めた。厳しく批判したら「私が決めたことです」と居直る。これは忘れたのではない記憶にあるのだ。権限もないのに1人で別の方向に転換。記憶障害ではない。

関係者の間で批判が高まる。暴君のような振る舞い。さらに問題は増える。社長の問題発言、暴走に対して質問を求めると、訊いていないことを延々と説明。「ごまかしはやめてください」と言うと「誤魔化してるのは、お前たちの方だ。私は誠実に説明している!」と激怒。さらに、お世話になった会社。多くの協力をした個人に対して、お礼も現状報告もしてないことが発覚。先方から「いい加減にしてくれ!今更代金払えとは言えないが、せめてお礼メールするのが礼儀だろ!」と怒鳴られる。社長に確認すると「おかしいですね。お礼は全員に伝えたし、報告は逐一しています。何かの勘違いじゃないですか?」と平然と言う。

「では、制作スタート、撮影前、撮影後、完成後、試写会時の全部で連絡しましたか?」と聞くと、コンマ1秒で「もちろんです!」と言う。社員に確認したがお礼連絡をした人は誰もいなかった。先方の窓口になっている人たちも、一度も連絡がなかったと口を揃える。社長は連絡したものと思い込んでいるが、実際はしていなかったのだ。しかし、連絡を忘れたので誤魔化したとかではないだろう。嘘を言う様子もなかった。完全に連絡したと言う態度。どういうことか?でも、その社長の行動で多くの問題が起り、プロジェクトは混乱した。


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社長と直接仕事をするスタッフは、彼が元凶であることを理解していたが、遠くにいる関係者から見ると「社長が問題」とは映らず「何か揉めているな?」と感じたと言う。原因を伝えても「どっちもどっち」と言われた。単なる行き違い。ボタンのかけ違いと思うようだ。

次第に社長は終電が過ぎてもスタッフを働かせる。なのにタクシー代を払わない。飯を出さなくなった(映画制作では両方ともに出すのが慣例)悪徳会社では似たよくある。スタッフは「2度とこの会社では仕事しない!」と思いながら投げ出すことなく、耐え仕事をした。が、社長はもともと悪徳ではない。何が彼を変えたのか?「猫を被っていたが本性を見せた」という人もいたが、そうは思えない。

こんな問題も起こった。スタッフは「最初に決めたギャラがもらえない。社長が勝手に値下げした」と怒る。が、遠くにいる関係者に社長は「決めた額を払ったのに、約束以上の額を要求する人がいて困っている」と嘆いていた。それを信じた関係者は社長に同情。約束額をもらえないスタッフに「因縁をつけるな!」「嘘を言って必要以上の金をせびるのか?」と攻撃した。

そのように遠くの関係者は社長を支持、庇う者。「どちらも問題」と中立を装う者。「何も知らないフリをする者」に分かれた。全ては社長が起こした事件。だが、一方で社長自身が何度も方針を変え経費も時間も無駄になったことで、会社は赤字になっていた。よくいる悪徳社長ではない。本人も大きな得がない。ただ、かき回しただけ。

あれこれ調べた。医療関係者から「社長は双極性障害だと思います」と指摘された。そ症状がまさにピタリだった。言ったことを言ってないと言う。言わないことを言ったと言う。聞かれたことに答えず延々と別の説明をする。皆だ決めたことを守れない。できもしないことに挑む。周りをかき回す。多くに嫌われる。つまり、障害によって自分ができないことができると錯覚。森羅万象なんで可能と思い込んでしまう。そのために騒動が起きる。他にも症状はあるが、社長の場合はそこが当てはまると言われた。


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ただ、患者の多くは日常生活は正常。医者でも診断が難しいと言う。周りから見ると情熱的で行動的な存在に映ったりする。が、周りの者、家族は振り回される。どう理屈で説明しても患者は理解せず暴走を続けるらしい。やはり悪徳社長ではなく、病気のためにおかしな行動をしていたのだ。ある意味で彼も可愛そうな人。悪意はない。が、彼の症状のために多くが傷つき、振り回された。遠くにいる関係者は、傷ついたスタッフを批判。約束のギャラを払わないことに同意した。

難しいのは多くの人が精神病、精神障害について情報を持たないと言うこと。だから「嫌な奴」と考える。距離を置く。遠くで見ていると「社長頑張っているのに、スタッフがダメで苦労している」と解釈する。あるいは「社長とスタッフは仲が悪い」と言う風に見る。病名を伝えても多くに精神病の知識がない。「そんな病気あるはずない」「社長は狂ってない。暴れたり叫んだりしない」「酷いことを言うな。差別だぞ」と事実が理解できない。

一つにはマスコミが絶対に精神病を扱わないことがある。がんや糖尿病は詳しく番組で解説するが、双極性障害や統合失調症を取り上げる情報番組はまずない。多くのは知る機会がなく、精神病というと「シャイニング」のJ・ニコルソンのような状態と思い込む。それを説明した者が「嫌な奴だからと、病気扱いするのは酷い!」「お前こそが病気じゃないのか?」と言われたりする。

「知らない事実」があると、どんな聡明な人でも、知識人でも、真相を把握できないと言うこと。この事件の鍵は「双極性障害」。それを多くのが知らないことで、関係者同士が社長派と批判派に分かれて争った。「病気」と言っても信じない。「それは陰謀論だ」というように、否定し、事実を伝える人をバッシングした。

僕が「大統領選に不正があったかも?」と思えたのは、そんな経験があったからだ。知らない事実。想像し難い背景がある時、人は自分の限られた知識だけで判断、その中にないものは「陰謀論」ー実際には存在しないことと考えがち。それを詳しく知ろうともしない「な、訳ないだろ?」で済ませてしまうのだ。そんなことを思い出す。


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