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菅政権を批判する勉強家のオジさん。でも、トランプのことはフェイクニュースに乗せられてる!? [社会政治]

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今朝は調子いい!と、長い目の記事を書いたら、昨日は午後から体調不良。でも、リハビリ。本日も挑戦。

先日、繁華街を歩いていると、「菅政治を許さない!」と言う弾幕を張り、ビラを配っているオジサンたちがいた。いかに菅総理が問題あるか?を町行く人に伝えている。立ち止まり、張り出した文面を読んでいると70代後半くらいの真面目なオジさんが「どう思います?菅政権..」と話しかけて来た。

彼は仕事を引退。毎週、この曜日に活動しているとのこと。このままでは日本はどんどんダメになる。子供たちの為にも現政権を倒すこと。政治を健全にすることが大事。でも、気づいていない人たちが多い。それを伝える活動だと言う。素晴らしい! ただ、話かけたのが僕であったので、オジさんは困惑することになる。まず、菅総理の印象を伝えた。これは以前にこのFacebook記事でも書いた通り。安倍路線を踏襲することで、総理になった人。ビジョンもなく、知識も少ない。単なる役人でしかない。

ただ、後にいるのが二階。あくまでも暫定政権であり、次第に安倍路線から離れて行くのではないか? 秀吉が死んだ後の家康のような行動に出るのでは?と話した。おじさんは頷き。「私もそれに近いことを考えていました。菅政権は長く続かない」ここまでは同意。そこから、いろんな話をしたのだが、トランプの話題になったところで意見が分かれた。おじさんは言う。

「あんな差別主義者が大統領であること自体が許せない。あいつは戦争屋です。日本はアメリカなど相手にせずに各国と協調して進むべきですよ」

ーん? 僕が偉そうに言うのも何だけど、おじさんはとてもよく勉強している。安倍、菅については新聞を読む以上の情報を集めている。が、トランプに関してはデマを鵜呑みにしているところがある。まあ、海外の情報はテレビが中心。日本のテレビ局がアメリカのニュースを発信する時、情報源は全てアメリカのテレビ局。四大ネットワークは全て反トランプなので、デマや中傷が中心。フェイクニュースのオンパレード。なのに日本はそのまま放送。当然、トランプの印象は悪くなる。この話も以前に記事にした。オジさんにはこう伝えた。

「今年が選挙なので、すでに4年、大統領をやっているけど、彼は一度も戦争をしていないですよね?」

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オジさん。そう言えば...と言う表情を見せるが、すかさず

「いや、でも、これから戦争を始めるね。そう言うタイプだよ」「でも、4年間、1度も戦争をしていない大統領っていました? 北朝鮮とだって戦争には、とてもいい機会だったのに仲良くなってしまった。なぜ、戦争しなかったんですか?」

オジさん。少し困った顔をしたが「でも、金正恩と会っただけ。何も変わっていない。あれでは意味がない!」フジテレビのキャスターの台詞と同じことを言う。両国のトップが会うことに「意味がない」訳はない。歴代の大統領が誰も会っていない北朝鮮のトップと会談したのだ。そこからがスタート。日本の当時のトップは結局会うことができなかったのだ。そして北朝鮮はテポドンの発射テストをほぼ止めた。「何も変わっていない」ではない変わったのだ。

つまり、トランプは戦争屋とは言い辛い。では彼の目的は何か? そこでアメリカ・ファーストの話をした。オジさん。ある程度納得したようだが、こう続けた。

「トランプのこと。そんな風には考えなかったし、知らなかった。勉強します。ただ、言えることは彼はアメリカの大統領には相応しくない。フィリピンあたりならいいが、あんな口の悪い、態度も悪い、チンピラのような差別主義者がアメリカのトップというのは危険。私なら投票しない。私が世界で一番、応援したいのはグレタさんだ。私の財産を全部寄付してもいいくらいだ」

あちゃーー。それはまずいぜよ。オジさん。日本の政治には詳しいが海外の情報には疎い。日本で「安倍総理は素晴らしい」という人たちと同じだ。本質を理解していない。そこで山本太郎についても聞いた。これも同様。典型的な誤解をしている。んー〜ー、安倍&菅の問題点。マスコミが伝えないことを把握している人でも、デマを信じてしまうものなのだなあ。

やはり、デマやフェイクニュースはとても有効なのだ。こんな勉強家で情熱があり、子供たちの将来を憂う人まで誘導し、間違った認識をさせてしまう。この件の解説。いずれまた。



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10代の頃から感じていた違和感の正体。ムラ社会ルールに縛られた大人たち。それが日本という国...。  [ムラ社会ルール]

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高校時代。夏休みは夜起きて、朝寝るという生活をしていた。夜遅くまでテレビで深夜劇場を見て、その後、本を読んだり、書き物をしたり。日が昇る頃に寝る。生活が逆転して、夕方起きて朝寝るというパターン。学校は休みだから問題はない。

当時はビデオデッキはないが、その頃からシナリオを書いていた。昼より夜が調子いい。静かだし、集中できる。邪魔されない。だが、当初は親がうるさく言った。「朝きて夜寝るのが健康的だ」「それが常識だろ」と。学校が始まり、教師との面談の時も休み中の生活を訊かれ素直に答えるとこう言われた。

「そんな不規則な生活をしていたのか!」

不規則ではない。夕方起きて、朝寝る。規則的だ。そういうと怒られる。

「朝早く起きて、頭の冴えている間に勉強して、夜寝るのが当然だろ!」

当然だろうか? 勉強にしろ、シナリオにしろ、夜の方が頭が冴える。なぜ、朝が冴えると決めつけるのか? その後、30代で脚本家デビューしてからも、40代で監督業を始め編集をする時も同じ。夜の作業が集中できて、効率がいい。

ただ、カタギの人たちは朝起きて会社に行き、夜終わって帰宅して寝る。学校も夜ではなく、朝から夕方だ。それは分かる。かと言って個人で活動するのに、なぜ、夕方起きて夜中がいけないのか?誰に迷惑をかける訳でもない。

中学の頃。夏休み。海に近い親戚の家に行く。そこでも朝まで本を読んだりして起きるのは昼頃。大人たちはいう。「子供は朝早く起きろ!」おかしい。朝早いのは老人。子供が朝早い意味があるのか? 小学生ならセミ捕りで朝早くはあるが、こちとら朝方まで勉強(映画のね)していて、早起きしたら睡眠不足になる。

高校を卒業して1人暮らしを始めると、もう誰も何も言わない。自分の仕事に合わせて早起きする時もある。徹夜が続くこともある。でも、それは必要でやる。シナリオを書くのは夜。もう、数十年。それについてうるさくいう人はいない。夜作業したか?昼したか?を問う人はいない。大切なのは面白いシナリオを書くこと。盛り上がる編集をすることなのだ。

だが、その後も大人たちと関わると、あれこれ言われた。「結婚しないの?」「彼女はいるの?」「正月は実家に帰るの?」大きなお世話だ。さほど親しくないのに、そんなことに答える必要があるのか? 子供の頃もそう。近所の人や親戚が

「勉強してるか?」「大学はどこに行く?」「就職は?」

あんたらに関係ないだろ? やがて気づいた。全て「ムラ社会ルール」昔から日本人を縛るあれ。小さな村で問題を起こさず、安泰に生活するための知恵。

それが日本人に染み付いている。はみ出す人を日頃からチェック。問題を起こしそうだと、あれこれ口を出してくる。とにかく皆と同じでなければならない。1人だけ別のことをしてはいけない。効率や価値観は関係ない。昔ながらの皆がやることをやる。朝起きて、夜寝る。大学を出て、会社に入る。結婚して子供を作る。ほとんどの日本人と同じ人生を求めてくる。はみ出すことがトラブルに繋がる。だから、監視し修正する。

それを日本人は無意識にやってしまう。僕はというと中学、高校時代からそのルールを破り続けた。その行き着く先が映画作りという仕事だった。そもそも映画界ははみ出し者の集まり。アーティストやクリエーターというのは普通の生活ができない人。僕からすると親も親戚も教師も近所の人も、みんなが寄って集って人生の邪魔をされているようにしか思えなかった。

僕だけではない。ムラ社会ルールには縛られない日本人もいる。が、それを実践すると悪意のない多くの大人たちが邪魔しにくる。それがこの日本という国なのだ。



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人と違うことをする。新しいことを始めると、止めに来る大人たち。それがムラ社会ルール。日本がダメになった背景!? [ムラ社会ルール]

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「将来、映画監督になる!」


高校時代。そう言ったら多くの大人たちに反対された。親、教師、親戚、先輩たちが「子供みたいなことを言うな!」「現実を見ろ!」と意見し、止めようとした。何ら迷惑がかかる訳でもないのに? 大人たちはあれこれ言って邪魔をした。

背景にはまず「優しさ」がある。「この子は現実を知らない。世の中をなめている。将来、後悔し嫌な思いをしないように止めねば」との思い。同時に新しい何かをしようとする人を阻害し、潰そうとする心理も感じる。それこそが「村社会」ルール。人と違うことをする。新しいことを始めると排除。「優しさ」からスタートしたように見える「お節介」は、村社会の安定を維持するためのメカニズムなのだ。アメリカ留学中にも、同じ発言をした。

「将来は映画監督になりたい!」

反応は日本とは180度違った。アメリカ人たちは「凄い!」「いいぞ!」「がんばれ!」「応援する!」「ハリウッドの友人を紹介するよ!」誰もが前向き。忠告したり、説教する人は1人もいなかった。

なのに日本はなぜ? 考えた。日本の多くは狭い村。その中で誰かが勝手なことを始めると、いろんな弊害が出る。秩序が乱れ、安定が壊れる。だから始める前に止める。真似たり、あとに続いたりする人も出て来る。子供たちにも悪影響がある。だから潰しておく。長い年月で出来上がった田舎特有のメカニズムではないか? だが、奇妙なのは個人としては「村の調和のため」とは思わず「本人のためだ!」と思い説教し、止めようとする。

江戸時代頃から続く村社会。その習慣。それが今も日本人の中で生きているだろう。さらに学校教育。同じ制服を着て、同じ髪型。同じ学科を勉強して、同じように良い成績を求める。そんな学校生活のあとは、サラリーマン生活。同じようなスーツを着て。似たような髪型で、スタンドプレーはしない。目立ってはいけないという社会生活の中で、新しいことをしてはいけないという意識が育つ。

結果、彼らは前例のないことをする者がいると、その行動を止め、潰し、排除。誰が指示しなくても、自発的に新しいことをする人を淘汰する。それがムラ社会ルール。学ばなくても村社会で育つと、それをマスターしている。それが日本人。そのことで個人が間違っている、違うと思っても一致団結。みんなで突き進み、経済大国となった。だが、激動の時代になるとアジアの国々に追い抜かれた。新しいことをすると潰される環境では新しい時代に乗れない。それが今、日本をダメにしている背景ではないか?



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