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菅とはどんな人物?目的は何なのか?=それを知ろうとせずに批判を続ける人たち。 [社会政治]

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菅とはどんな人物?目的は何なのか?=それを知ろうとせずに批判を続ける人たち。

「沖縄戦」の宣伝が4ヶ月。忙殺されていたので石破本もまだ最後まで読めていない。その間に新総裁が決まる。ネットを見ると、菅批判が溢れている。「冷酷」「独裁者」「言論弾圧」「パンケーキおじさんの正体」と否定的なものが多い。(もちろん御用メディアは別ですよ)

その理由は安倍政権を引き継いだ政策。「悪政を続けるのか!」という不満と怒りが渦巻く。そのくせ大手新聞社が調べた支持率が異様に高い。確か70%くらい? しかし、本当に国民が菅政権を歓迎、期待しているとは思えない。何か誘導的な質問があったとか? 或いは「安倍辞めてくれて、ありがとう」「方向転換頼むよ」という期待を込めたご祝儀的な数字ではないか?

でも、本題はそれではない。宣伝活動で忙しく総裁選の時の菅出演のテレビ番組もまだ少ししか見ていないので結論を出すのは早いが、多くが言うように「菅は独裁者になる!」とか「恐怖政治が始まる」ということにはならないような気がする。「だったら、菅は国民のために頑張るというのかよ!」「お前は菅を支持するのか!」とか言われそうだが、そうではない。独裁者になる、恐怖政治を行うというのは、善悪とは別に物凄い「パワー」と「思い」がなければならない。菅にそれがあるのか?

いくつかの討論番組を見たが、喋るのは石破ばかり。菅も岸田も影が薄い。喋っても短くて中身がない。知識がないからだ。対して石破はよく事情を理解し考えている。菅は総理就任後にも「沖縄の歴史には詳しくない」てなことまで言っている。事実だろう。つまり、彼は政治家というより官僚、公務員に近い。与えられたことを忠実に遂行する。そのことで認めらてきたのだろう。

政治ビジョンがない。知識もない。まとめ役とか進行役はできるが、目標を掲げ日本を引っ張って行く力量はないだろう。総理の器ではない。今、彼がやっていることは、単に安倍政権を引き継いだだけ。彼が考えて選択した政策ではない。その上辺だけを見て多くの人が批判、攻撃している。

それが政策への批判だけなら分かるが、そのことで「冷血漢」とか「安部より酷くなる」とかいう意見も多い。その根拠は何か? 多分、官房長官時代の印象。「冷たい」「非情」というイメージから「***であろう」という予想をしているだけ特に「安倍より酷くなる」という指摘は何が根拠なのか? 安倍のどの部分を菅は超えてしまうのか?やはり印象だけで「酷くなる!」と指摘しているようだ。

例えばナチスでヒトラーが辞任してアイヒマンが総統になったとして、アイヒマンがヒトラーを超える恐怖政治をしただろうか? アイヒマンも「冷血」と言われたが、彼も公務員のようなもので、指示されたことを忠実に遂行しただけの人物だ。ヒトラーがいなくなれば単なる役人になったはずだ。

菅も同じだと思える。別の言い方をすると、菅は安倍が決めた路線を引き継ぎ、遂行するだけの代理人でしかない。その程度の存在。それを「安倍より酷くなる」というのは、以前のイメージと不安を背景とした予想でしかない。つまり、多くは状況を把握せず、理解せず、イメージだけで批判、ネガティブな意見を言っているだけだと感じる。

「安倍より酷い」というからは安倍の酷さも理解した上で発言しているはずだが、本当の酷さを理解していないからこそ言えるセリフだとも思える。日本をボロボロにして、アジアの後進国にしてしまった安倍政権を把握していないということ。そのことは以前に記事にした。彼が歴代のどの総理とも違う危険性があることを書いたが、その辺を把握していれば「安倍より酷い」とは簡単に言えないだろう。

こうして考えると、多くの日本人。いや、一部の人だと思うが、安倍を批判。辞めたら次の菅を批判。安倍の酷さを把握せず「もっと酷くなる!」と指摘。状況を理解せずに、ただただ批判を続けているように見える。根拠もなく印象だけで発言。その裏には日本人特有の「厳しい現実を予想することが大人の発想」という間違った考え方も蔓延っているように感じる。これも以前に記事にした。自分で考えようとせず印象と習慣に縛られている。

その記事= https://okinawa2017.blog.ss-blog.jp/2020-09-24

その結果はどうなるか? 国民は不安を言い続けるが、本当の問題点を把握できず、日本が変われない? ネットで見る批判は「生活の不安、不満」をぶつけているだけに思えてくる。批判というより愚痴(言っても仕方のないこと)になっている。まず、安倍や菅がいかなる人物なのか? 何をしようとしているのか?を確認した上で批判すること。大事ではないか?

だが、彼らを知るために石破本を読む。安倍の本を読んだと記事にすると「私は絶対に読みません」「こいつ大嫌い」「顔を見るだけでムカつく」とコメントが来る。彼ら彼女らのタイムラインを覗くと「安倍、許せない!」「菅、最悪!」と綴っている。なるほど、そういう構図か.....と考えてしまう。


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「ドキュメンタリー沖縄戦」沖縄で2館目の公開。本日10月1日スタート!  [沖縄戦]

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10/1(木)〜 シアタードーナツ にて公開。

沖縄市(昔のコザ)で「ドキュメンタリー沖縄戦」ご覧ください。

全国で24館目の上映です。

https://www.theater-donut.okinawa/



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映画監督がなぜ「真実の見つけ方」なんて記事を書くの?=映画屋は嘘を作り上げるのが仕事。嘘を見抜くのも得意なのだ! [映画監督のお仕事]

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映画監督がなぜ「真実の見つけ方」なんて記事を書くの?=映画屋は嘘を作り上げるのが仕事。嘘を見抜くのも得意なのだ!

「フェイクニュースの見破り方」という記事も書いた。「ジャーナリストを気取ってんじゃないの? 映画監督だろう?」と言われそうだが、自身でもふとそれを感じた。そもそもはドラマを作る仕事。現実ではなく、現実には起きないドラマティックな物語を作り、退屈な日常を送る人たちを励まし、ドキドキしてもらうのが映画監督の仕事だ。

ただ、嘘の作り話を映画にするにしても、リアリティが必要だ。可哀想な少女が主人公だとして、どんな風に可哀想か?を考える。あまりにもありえない設定だと、観客が「可哀想!」と思ってくれない。同情したり共感したりしない。今でこそ「貧しい家庭の子供」は多いのでリアルな設定として通用するが、バブル時代にそれをやると「そんな子供おらんやろ〜」と言われただろう。

つまり、嘘の話であっても、いかにもありそうな嘘でなければならない。それがドラマなのだ。そんな物語を作り、いかにも可哀想な少女俳優を起用、貧しい家のセットを作り、貧しい衣装、いかにもという近所の人が意地悪する。こうして観客が同情し、応援したくなる主人公を作り上げる。が、全てありそうな嘘。さあ、分かってもらえただろう。

映画屋は巧妙な嘘を作りだす仕事。だから、他の人や団体、あるいは政府やマスコミが嘘を流しても、他の人以上にそれを敏感に感じ取る。だって、いつも自分たちがやっている事だから。ただ、映画屋は嘘で人を幸せにするが、政府やマスコミは嘘で国民を誘導、自分たちが利益を得る事が目的だ。

違いがあれど、どちらも方法論は同じ。映画でもリアリティというのは90%の真実と10%の嘘を混ぜる事だ。全部が嘘だとバレやすいし、100%真実だとドラマティックでない事が多い。なので、映画も嘘ばかりではいけない。貧しい少女なら「今時の貧しさ」を取材する。戦後の貧困とは違うから。そんな映画を限りなく事実をもとに作る監督がアランパーカーやクリントイーストウッドだ。

「ミシシッピーバーニング」「ライフ・オブ。デビッドゲイル」は実際にあった事件。嘘の部分はほとんどない。ただ、ドラマにする場合に脚色は必要。それが通常の嘘にあたる部分だ。イーストウッドの映画も事実に基づいたものが多い。「アメリカンスパイナー」「ハドソン川の奇跡」も実際にあった事件。事実を描くとリアリティが凄い。それを突き詰めて行くとドキュメンタリーに行き着く。僕の「ドキュメンタリー沖縄戦」はそれだ。

が、事実を事実として描いたのでは伝わりづらい。そこで嘘ではなく演出というものが必要になる。でないと情報が錯綜、混乱、第三者が理解しづらいものになる。事実はシンプルでない事も多い。いかに真実を曲げずに、伝えるか?がドキュメンタリーという世界。そんな仕事をしているので、マスコミの嘘はかなり気づく。編集、映像、音楽、テロップ、様々な部分で誇張や印象操作は可能なのだ。

今、多くのマスコミ報道はドキュメンタリーというより、ドラマに近いものが多い。都合のいいように曲げる。削除する。脚色する。誇張する。事実は10%しか残らない。が、巧妙に作業している。ただ、映画屋なら見ててそれが分かる。それに誘導され、印象操作されている日本人がとても多い。「朝日のあたる家」や「ドキュメンタリー沖縄戦」を作った者として、あれこれ言いたくなる。「騙されてはいけない!」そんな記事を最近はよく書いている。



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菅総理の研究をしたいのに、忙しすぎ! [社会政治]

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菅総理の研究をしたいのに、忙しすぎ!

英語字幕版制作が忙しく、他のするべき作業が出来ない。本来のすべき作業が出来ないくらいなので、テレビを見る時間もない。テレビなど見る必要はないのだが、菅のトークは見たい。官邸での司会で「それは当たりません」「答える必要はありません」という短い言葉しか聞いてことがない。長く話すとどうなのか? そこから彼の本質が見えてくる。

総裁選で3人が揃って議論した番組とか録画してあるが、まだ見る時間がない。もちろんテレビでは本当の「本質」は分からない(編集されたものはダメ。生番組がまだいい)、と言ってネットニュースの見出しやTwitterでの批判だけを見て「それは酷い」「やはり最悪だ!」と解釈、同調するのはとても危険。「実は良い人!」ということはないが、まず自分の目で耳で確かめること。人の意見を聞くのはそのあとだ。何よりネット批判を鵜呑みにするのは一番危険。

これまで見てきた限りでは、菅はアイヒマン的存在だと思える。ヒトラーではない。「安倍より酷い!」という人もいるが、そうではないはずだ。政治家というより官僚。公務員という気がする。ビジョンもなく、思いもない。与えられたことをするだけの真面目な人。だから、新しい路線を切り開くなんて出来ないから、安倍政権を踏襲するしかない。(踏襲することが総理になる条件でもあったはず)

ただ、彼が総理になった途端にジャパンライフの元会長が逮捕された。菅は桜を見る会の「再調査しない」と言っているのになぜ? 安倍が辞任したことで止める力が弱まったからではないか?と思える。今は踏襲路線で進むが、次第に破綻を来たし、ボロを出し、マスコミも攻撃を始めるのではないか? 独裁者のあとを継いだからと独裁者にはなれないものだ。

その辺を推理するにも、まず菅の言葉を聞きたい。どんな話し方か? どんなことで興味を示すのか? 話を聞けばいろんなことが分かる。原稿を読むとのは違う。が、その時間がなかった。疲労困憊だが、その辺の作業もスタートだ。



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