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「ドキュメンタリー沖縄戦」大阪初日、舞台挨拶。太田隆文監督。超長いロングバージョン。舞台挨拶というより講演会?! [沖縄戦]



「ドキュメンタリー沖縄戦」大阪初日、舞台挨拶。

 動画が上がってきたので、編集していたら、なんと!舞台挨拶なのに40分近くもしゃべっている!これはもう講演会?!「よく喋るなあ〜」と自分で呆れた。


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なぜ、日本人は政治家に完全無欠のスーパーヒーローを求めるのか? [【再掲載】]

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なぜ、日本人は政治家に完全無欠のスーパーヒーローを求めるのか?

(1年前2019年に書いた記事です)

BS番組で小沢一郎がこんなことを言っていた。

「前の選挙(2017)で小池百合子は総理になる可能性があったのに、それを自分で潰してしまったんだよ」

これ、本当にそう思ったが、指摘する人が意外に少ない。ネットでは「ザマーミロ」とか「最初から信用してなかった!」とか喜ぶ人が多く、え〜〜〜と思った。あの選挙で期待したのは野党が政権奪還すること。もっと言えばあの首相を引き降ろすことだった。そこに登場した希望の党。みどりのタヌキと呼ばれたりしたが、多くの人が希望を感じ応援した。

「このまま行けば自民を倒せるかも?」というときに「排除発言」で人気急落。排除された枝野ら立憲民主党が同情票で、野党第一党になったあの選挙。安倍政権を終わらせる大きなチャンスだったが、反安倍の友人たちはみどりの党を支持しなかった。理由は

「小池もタカ派。安倍が辞めても小池では同じだ!」

今の自民は戦後最悪。日本を戦争できる国にしてしまい、金持ちを優遇、庶民に重い負担。年金を使い込み、オスプレイを爆買い、一刻も早く止めねばならない。誰でもいいから止めることが大事なのに「小池ではダメだ!」という。そんな余裕ないだろ? 当時から言われていた「安倍以外なら誰でもいい」が正解のはず。

ベストでなくてもいい、ベターでなくてもいい、かなりダメでも、あの人以外ならいい!という状態。なのに「小池ではダメだ」という。彼女は決して有能な政治家ではない。むしろ世渡りが上手いだけの人。実力ある男性政治家を渡り歩き、のし上がったと言われている。

でも、「戦争するぞ!」という強い願望はない。「あいつは日本会議だ」と批判する人もいるが、以前は幸福の科学の応援も受けている。要は何でもいいから当選したいという人。確固たる信念がない。風見鶏なので受けることをする。その意味で国民が反対することはしない。大きな期待はできないが、誰かのように全力で日本を奈落の底に引きずり込むようなことはしないだろう。すると後輩は「だったら先輩は小池を100%信用するんですね?」と言われたが、そんなことは言っていない。なぜ、そう極端な意見しか言えないのか?

小池が総理になれば現政権が終わる。彼女では大したことは出来ない。人気はすぐ落ちる。その時に別の人を選べばいい。なのに後輩は「それじゃダメだ。あいつは暴走する!信用できない!」という。完全無欠のスーパーヒーローを求めているのか? 欲得のないウルトラマンのような存在が怪獣を倒すのを期待しているのか? その後、後輩は自分が嫌いな安倍ではなく、小池百合子を潰そうと毎日、批判をツイート。彼以外にもそんな人は多く結果、安倍を応援しているのと同じに思えた。

「安倍を下ろしても、次に出てくるのは石破だと意味がない! あいつは戦争を始める!」

その意見も違う。石破の方が100倍マシ。軍事オタクだが「中国と戦争したい!」と心底願ってはいないだろうし、意味不明な「新しい判断」はしない。何より彼は薬の副作用でおかしな発言をしない。それだけでも意味がある。後輩はその背景も知らず一つでも問題があると「ダメだ!」と否定。だから、今の総理を引きずり下ろす可能性がある人でも皆、攻撃してしまう。これでは安倍防衛隊だ。彼が嫌うネトウヨと同じことをしている。

「あの人以外なら誰でもいい!」

という状況まで日本が追い込まれているという実感がないのだろう。ただ、総理になる可能性があった小池百合子は「排除発言」で支持を失う。後で出たリストは自民が作った偽物だったが、国民からのイメージは決定的になった。もう一つ。本来は小池、前原、小沢で希望の党を推進していくという動きがあったのに、小沢を外し、前原と2人で進めた。それも大きなマイナスとなった。小沢を入れておけば「排除発言」で足を救われることもなかっただろう。

選挙は一生住む家を買うわけではない。今、1年ほど住む家を見つけ家賃を払い、不具合があれば、別の物件を見つければいい。問題ある家でも今住む倒壊しそうな家よりベターならいい。またすぐに引っ越せばいいのだ。先の心配より今、あの人を下ろすことが未来を築くことになると思える....。

(1年前に書いた記事です)



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日本人はなぜ100点満点を求めるのか?=教育で歪んだ心。減点法でしか人を判断できない? [社会政治]

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日本人はなぜ100点満点を求めるのか?=教育で歪んだ心。減点法でしか人を判断できない?

小学校時代。教師は成績表を見せて、こう言った。「今回は算数、成績が上がった。でも、国語がまだまだだ。次は国語も頑張ろうね」算数の成績が上がっても、それは当然であり、まだ国語の成績が悪い。だから、まだまだ努力が必要というのだ。

アメリカの大学に留学して分かったこと。アメリカ人はよく褒める。「good job!」「That's the point!」「Great!」教師だけでなく、大人は子供を褒めて育てるところがある。対して日本では「褒めると調子に乗るから、厳しく言った方がいい」「安心せず、もっと努力することを求めるべき」という教師や大人が多い。僕自身。教師や親に褒められた記憶はほとんどない。

最近、教育における心理学で「否定されると萎縮して、自分に対して否定的になり、ネガティブになる。自信を持てない大人になる」という話を聞く。「褒めて育てる方が有効だ」とも。そう考えると日本では真逆を実践していたのだ。子供の頃に見たドラマもそう。「巨人の星」では父。一徹は息子の飛雄馬を絶対に褒めない。それどころかライオンのように谷底に落とすようなことをする。あの時代のアニメや漫画は鬼コーチ的な存在が主人公を応援しているのに、厳しく接するものが多かった。

甘やかしてはいけない。厳しく接するのが愛。という発想が日本人の根底にあったのだろう。だから、テストで90点取っても褒められることはなく「次は100点を目指そうね」と教師に言われた。成績表でも美術で「5」を取っても、数学が「2」化学も「2」だと褒められることはない。日本人は100点満点。オール5を取ることが大事なのだ。

そんな子供時代を過ごした友人たち。安倍政権に不満をぶつける。誰が次期総理に相応しいか?と聞いてみた。「小池はダメだ」「石破は危険だ」「山本太郎もまだ早い」とケチを付ける。しかし、誰を取っても安倍よりは遥かにマシなのだが「いやいや。小池は日本会議だ」「石破は戦争を始める」「太郎は頼りない」とか言う。現政権がどれだけ危険か?理解していないのか? 誰でもいい。彼以外の人に変えねば日本が終わるということに気づいていないのか?

いや、多くの人は気づいている。だが、子供の頃の100点主義が出てしまう。「***はイメージはいいが、経済が弱いから30点」「***はリーダーシップはあるが、失言が多いから40点」とか、減点方式で誰にも100点を与えない。だから認めない。そもそも100点満点の政治家なんている訳がない。今は30点でも、その人を国民が支持し、育て、応援して行けばいいのに「あいつは**があったからマイナス30点。もう支持しない!」とかいう人も多い。

巨大な隕石が落ちようとしているのに、減点方式で重箱の隅を突いていて何になるのだろう? 以前は日本人ってアホだなあ。と思っていたが、これもまた戦後の教育による歪みなのかもしれない。30点の人材も2年後には70点になる可能性がある。なのに烙印を押し否定する。いいところを見つめ、伸ばそうとしない。自分たちが教育でされたことを再現しているようだ。それは自分たちの未来を閉ざそうとしているように見えてしまう。



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俳優とはプライベートで会わない。連絡も取らない=全ては最高の作品を作るため? [映画業界物語]

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俳優とはプライベートで会わない。連絡も取らない=全ては最高の作品を作るため?

よく聞かれること「女優さんと飲みに行ったりすることあるんですか?」ー答え。「ない!」映画監督というと、女優にモテて、一緒に飲みに行ったり、あれこれおしゃべりしたりするのかな〜。いいな〜。と想像するのだろう。

もちろん。そんな監督もいる。女優の卵には「監督が飲み会をする」と聞けば馳せ参じる人もいる。監督のお眼鏡に叶えば映画出演ということもあるからだ。あるいは親しい女優さんと飲みに行って次回作の打ち合わせをしたり......と想像するのだろうが、僕はしない!女優だけではない。俳優とは基本、連絡も取らない。

だから、ダイレクトに連絡が取れるFacebookでは基本、俳優からの「友達申請」は承認しないことにしている。俳優とは知らなかった。あるいはかなり以前に「友達」になっている人は別にして、俳優とは距離を置く。すでに「友達」でも仕事についての問い合わせには答えない。

連絡を取り合える環境にいると、俳優は「監督。次の作品にもぜひ、よろしく。。。と挨拶をせねば!」と思ってしまう。あるいは「次の作品に役ないですか?」と聞きたくなる。また、監督も「**さん。次の作品に出てほしいなあ。最近人気だしな」と人気目当てにオファーしたい。事務所を通すと「スケジュールがない」と言われるかも?「だから本人に!」と考えてしまうかもしれない。

しがらみは映画をダメにする。親しいから出演させる。友達だから依頼する。それは「仲良しクラブ」だ。毎回、出演してもらっている俳優でも、次の作品は依頼しないこともある。その人に相応しい役がなければ頼まない。無理に出すのはいけない。親しいと「なんで、次は俺の役ないの?」と言われる。こちらも気遣って「すみません。次は依頼しませんが、プライベートではよろしく」というのも変だ。

また、プライベートで揉めたことでしこりが残り、現場に響くのも良くない。だから、俳優とは個人的に付き合わないし、交流を持たない。その人が必要な時だけ事務所を通して依頼する。現場で撮影。終われば、打ち上げで一緒に酒は飲むが、そのあとは会わない。次に会うのは撮影現場だ。もちろん、舞台やライブであれば、楽屋に挨拶に行く。が、そこで終わり。

全ては俳優たちに素敵な芝居をしてもらうため。そして妥協したり、忖度したりして欲しくないから。「監督と仲良くしておくと仕事もらえる」とか、僕も「仲良くしておくと、また出てもらえるかも?」と考えたくない。真剣勝負したい。だから、プライベートでは会わない。連絡もしない。連絡先も聞かない。全ては最高の作品を作るためだ。


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映画製作を混乱させる人たち?=利用したい人たち。悪意はないのに混乱させる人たち。なぜ、そうなるのか? [映画業界物語]

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映画製作を混乱させる人たち?=利用したい人たち。悪意はないのに混乱させる人たち。なぜ、そうなるのか?

映画製作を混乱させる人たち?=利用したい人たち。悪意はないのに混乱させる人たち。なぜ、そうなるのか?

黒澤組、木下組、深作組と監督の名前で組(チーム)が呼ばれるように、僕のチームは太田組と呼ばれる。今は素晴らしいスタッフ、キャストが集まっており、予算以上のクオリティ高い作品を毎回作ることができている。監督1人の力ではない。スタッフ、キャストのおかげである。

だが、映画を作ると必ず良からぬ輩が寄って来て、入り込もうとする。当初は「僕のような監督のために、応援したい!参加したい!と言ってくれるのはありがたい!」と一般の人も受け入れていた。が、中には映画に関わることで利益を得ようとする者。有名俳優に近づきたいだけの人。工作員のような輩も出て来た。その辺は見つけ次第「小池!」ではなく「排除」する。

逆に悪意はない。むしろ好意的。見返りは求めない。あれこれ応援してくれる。ありがたい存在もいる。だが、その手の人も問題が出て来た。映画についてよく知らないのに、次第にあれこれ意見するようになる。いつしか気分はベテランスタッフ!?採用しないと「だったら、勝手にしろ!親切で言ってんだ」と言い出し、アンチになってしまう。

あちこちで批判を始める。というより悪口を言っているだけ。注意すると「あれは苦言だ」と言う。だったら直接本人に言え。なぜツイッターで発信必要がある? 彼らは映画に対して監督に対して独自のイメージを作り上げ、それから外れると「裏切られた!」「許せない!」「騙された!」と憤慨、批判する。

映画製作を知らない一般の人が、ハマりやすいところ。悪意はない。むしろ純粋で、まっすぐな人たち。でも、熱く、思い込みも強い。「こうだ!」と思ったら突き進んでしまう。別の世界の価値観を持ち込んで「違う」と言ったりする。こんな人もいた。「この映画のテーマ。おかしいですよ」と言う。彼が言うのは「俺ならこう言うテーマにします」ということ。「監督は優しい人だから、俺のアイデアを受け入れてくれるはず」と思った。

が、それは出来ない。何年も考え抜いたテーマ。思いつきで言わて変えることは出来ない。「監督はいい人だと思ったのに失望した! 俺のテーマの方がいいのに!」と以降、批判して回るようになった。ただ、彼にも悪意はない。むしろ勘違いさせてしまった僕に、責任がある。監督は「いい人」でいてはいけない。勘違いさせてしまってはいけない。ある時期から一線を引くことにした。

映画の世界は一般の世界と価値観が違う。分かりやすく言うと映画作りは民主主義ではなく独裁政治。1人のクリエーターの思いをプロフェッショナルが形にする世界。それを知らない人たちは「身勝手だ!」「みんなの意見を聞け!」「多数決で決めよう!」「会議を公開しろ」と言い出すことがある。それでアートはできない。そこが分からない人には、悲しいが外れてもらうしかない。

ここしばらくバッシングされているあの人。同じ構図ではないか? それぞれが、それぞれの価値観を掲げて「違う!」「変わった」「それではダメだ」と批判している。悪意はないのに愛しさ余って憎さ百倍。その「怒り」を「苦言」と称している人がいるのも同じ。先に上げた「利用しようとする人たち」と同様の存在も多数、見え隠れ。余計に混乱。さらに「この期に彼を潰そう!」と企む団体の思いも交差....多くが踊らされている。そんなことを感じてしまう。

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今週公開の劇場はこちら!「ドキュメンタリー沖縄戦」 [沖縄戦]

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今週公開の劇場はこちら!「ドキュメンタリー沖縄戦」

その他の地区は=>https://okinawasen.com


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リモートドラマ「同窓会」大好評。今回は舞台裏を紹介! [2020]



リモートドラマ「同窓会」大好評。今回は舞台裏を紹介!

YouTubeの再生回数も4000回を超え、コメント欄も絶賛の連続。本当にありがたいことだ。さて、今回の作品。どのような経緯で作られたか?メイキング的なお話をしよう。

先にも書いたが、最初は女優の藤田朋子さんが「何かしたい!」「太田さん何か書いて」という連絡が来た。そこで考えた。どうせならドラマがいい。藤田さんを中心に数名がいて、スタジオ等に集まらずに演じられるドラマ。思い出したのがズーム飲み会。ネットを使い実際に会わずに飲み会をするというもの。それをドラマにすれば俳優たちが集合しないで芝居ができる。

ただ、飲み会というのでは面白くない。ドラマらしい展開を考えて、同窓会を思いつく。このコロナ禍の中でも、それなら実現可能。そこで悲しみと、絆と、感動を描けたら?と考えた。1週間ほど「脚本家」モードで缶詰になり(すでに自粛で缶詰だし)書き上げた。藤田さんに送ると喜んでくれて、仲間を集めてやりたい!ということになる。

というのも、このドラマで大事なのは本当に仲のいい俳優が集まるということ。仲の良さが観ている人に伝わる。そこからスタートしないとドラマが成立しない。いくら演じても仲の良さは作り出せるものではない。本当に藤田さんと仲のいい人たちが集まることに意味があった。実際、メンバーは1人を除いて全員が同じ歳。まさに同級生。(残る1人は役の上でも年下)そして全員が藤田さんと親しい。

そのメンバーでリハーサル2回、本番2回。2日に渡ってzoomで挑戦。テレビドラマや舞台とは違う難しさがあったが、出演者は皆、実力派ばかり。難なくこなして見事な作品を作り上げた。それが現在配信中のリモートドラマ「同窓会」である。さてどんな仕上がりか?ぜひ、ご覧頂きたい。



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リモート・ドラマ「同窓会」シリーズ第三弾。今回はミュージカル?!配信中。 [2020]



リモート・ドラマ「同窓会」シリーズ第三弾。今回はミュージカル?!

女優の藤田朋子さんの発案で、僕がシナリオを書いたリモートドラマ「同窓会」大好評。すでに5000回再生を超えている。

その第三弾!今回は「リモート・ミュージカル 同窓会」あのシナリオを大幅に脚色。ミュージカルにしてしまった!キャストも一新。歌う!踊る?と、よくぞzoomでやったなあ。

今回、僕は編集のみを担当。監督はあの方。ぜひぜひ、見て頂きたい。(30分)



前作




第二弾


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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」大手新聞の全国版で紹介記事! [沖縄戦]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」昨日の朝日新聞夕刊で紹介記事。

かなり大きなスペース。それも全国版。有難い。

全国に沖縄戦を伝えることが出来る!

東京は7月25日公開。新宿Ksシネマにて。

クリックすると大きくなります。


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東京公開中!「ドキュメンタリー沖縄戦」教科書には載っていない住民の苦しみ。絶望。失望。落胆。慟哭を伝える作品。 [沖縄戦]




今回はタイトル通りにドラマではなくドキュメンタリー作品だ。太平洋戦争における沖縄戦。国内で唯一の地上戦が行われた。その沖縄戦を米軍上陸時から、戦闘終了までを追った作品。

当時を知る地元体験者の方々。

15人以上。研究者、学者は十数人にインタビュー。沖縄戦とはどんなものであったかを明らかにしていく。当時、米軍が記録したフィルムをふんだんに使用。また、戦闘が行われた場所は現在どうなっているか?証言、記録映像、現在の沖縄を交えて描いていく。

この作品にかかる前にいろんな沖縄戦ドキュメンタリーを見た。NHKの特集番組をDVD化したものは、教科書的な上部をなぞるだけのものが多く、悲しみが伝わって来ない。また、それぞれの戦闘を詳しく描いたものが多く、全体像を把握できるものが少ない。そして軍目線のものが多い。やはり教科書や資料の意味合いが強い。

劇映画「朝日のあたる家」を作った時も似たようなものを感じた。多くの原発事故関連のドキュメンタリーや報道は「福島の今」を伝えてはいるが、見ていて「へー、大変だったんだなあ」という他人事に思えてしまう。悲しいというより同情が先に立つものが多かった。そこで「朝日」は観客自身が「悲しみ」を感じることができることをテーマに作った。

今回はドキュメンタリーだが、同じく観客が沖縄戦を体験できるというテーマで製作。幸いスポンサーからの依頼も「弱者の視点を大切したものに」とのこと。目的が一致。沖縄の多くの方々の協力を得て、3年に渡り取材をした。いくつもの自治体、多くの戦争資料館、団体、戦争体験者の方々と、沖縄を上げての応援を頂いた。

何より80〜90代の当時を知るお年寄りの言葉を生で聞くことができた。書籍で読む。ドラマで見る。それらでは絶対に感じられないリアリティある証言を収録。また、テレビでは放送できない米軍映像。これまでに紹介されていない記録フィルムも入手。作品内で紹介している。

「怒り」「悲しみ」「憤り」

歴史の教科書が伝えない住民の苦しみ。そして絶望。失望。落胆。それらを描いてこそ「戦争」というものが見えてくる。多くの方の協力で、これまでにない「沖縄戦」ドキュメンタリーの決定版と言えるものが完成した。現在、東京公開中。ぜひ、観て頂きたい。大阪、京都は今週末。


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