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Netflixで「沈まぬ太陽」を見ている。体験がダブりドラマとして見れない! [映画感想]

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Netflixで「沈まぬ太陽」を見ている。体験がダブりドラマとして見れない!

自身の初期監督作品の記憶がダブる。素晴らしい映画を作ることより、製作費を抜き、自社の利益を上げることに奔走、作品を踏みつけた会社。劇中の国民航空と同じ。

正しいことを行うものがバカを見て、金を抜き横車を押す連中が笑う。

「恩地さん(上川隆也)。頑張れ!」

と主人公を応援せずにいられないが、物語は彼の後ろ盾である國井会長(長塚京三)に大きな力が襲い掛かる。俳優陣が素晴らしい。そして山崎豊子の原作。あと3話ほどで完結だ。


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山本太郎さん出演の映画「朝日のあたる家」宅配ゲオでレンタル中! [れいわ新選組応援]

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「朝日のあたる家」宅配ゲオでレンタル中!

山本太郎さんが出演。2013年に公開。

映画界でタブーと言われた原発事故を題材にした映画。

全国23館で公開し大ヒット。世界6カ国で上映。

現在は宅配ゲオでDVDをレンタルすることができます。

ぜひ!

「朝日のあたる家」監督日記はこちら=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp

「朝日のあたる家」予告編=>https://youtu.be/rP2ztda0kpg


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「原発映画には出演できない!」有名俳優の事務所からNOの連続 (後編)=しかし、日本の俳優には熱い人たちがいた! [思い出物語]

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「原発映画には出演できない!」有名俳優の事務所からNOの連続 (後編)
=しかし、日本の俳優には熱い人たちがいた!

2012年。前年に起こった原発事故を映画化しようと考えた。「原発映画を撮ったら2度と商業映画は撮れない」と映画界では言われたが、製作をスタート。企業からの出資は1円もなく、多くの心ある方々からの寄付で制作費を賄う。が、問題は続く、出演俳優。次々に拒否された。「原発事故の映画」というと多くの俳優事務所が断ってきた。

テレビや映画で活躍する主役級の俳優やCMに出ている俳優は当初からダメと考えていた。原発以前にギャラが高いし、CMでもらえる高額なギャラを失いたくないという思いがある。何より銀行や電力会社のCMに出ているのは原子力ムラ側だ。ただ、それらではない俳優からも拒否が続いた。

社会派映画で活躍する人。硬派俳優。一匹狼タイプの役者。そんな人たちもダメ。理由は原発デモ等に参加、発言を続ける山本太郎さん。出演依頼がなくなり、事務所に誹謗中傷。辞めざるを得なくなった。そのことからも「原発に関わると仕事がなくなる」と考えたのだ。いや、それ以前から「原発関係」の作品はヤバいという噂があり、太郎さんの事件でそれを実感したのだ。

しかし、どこも「原発映画なので出れません」とは言わない。別の理由で断ってくる。メインキャスト候補のリスト。20人ほどいたが、次々に削除線が引かれ候補が減って行く。だが、日本の俳優。捨てたものではない。誰もが「原発映画は...」と萎縮する訳ではなかった。「シナリオが素晴らしいから出たい」というベテラン俳優。原発事故が題材というのに「よろしくお願いします」といってくれる俳優事務所もあった。それも大手だ。

ある有名俳優は「私も出たい!と連絡して来た。が、事務所が猛反対で諦めることになる。テレビに毎週出ているタレント。「ぜひ!出演したい」と言って来れた。最終的にはベテラン数人が同じ役を争うことになった。日本の俳優も捨てたものではない。「原発映画でも出たい」「原発映画だから出たい」「原発は関係なく出たい」そんな俳優や事務所が存在したのだ。

最近の映画で「反政府的なイメージつくので」とある有名女優が断ったので、海外の俳優を起用したという作品があったが、あれはおかしい。知名度がある日本の俳優で「やる」という人は必ずいる。日本の俳優で熱い思いを持つ人。少なくない。日本の俳優をなめてはいけない。中にはこんな俳優さんもいた。

「以前から原発問題には関心がありました。でも、事務所から原発に関する発言は絶対にするなと言われてました。けど、今回はセリフで堂々と原発を批判することができます。出演できて本当に嬉しい」

思いのある俳優が集まった。そんな中、一つの役がまだ決まっていない。そう、それこそが最終的に山本太郎さんにお願いすることになる伯父さんの役。そこまでに熱いドラマが展開する。が、それはまた別の機会に。

そんな七転八倒しながら作った「朝日のあたる家」以来の問題作「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」が完成。今回は沖縄戦のあまりにも酷い実態。死んで行った住民の慟哭を伝える。スポンサーが今秋、沖縄で完成披露試写会を準備中とのこと。是非是非、見て頂きたい。「朝日」以来の衝撃作となっている。

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


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「原発映画は出演できない!」有名俳優の事務所からNOの連続!(前編)=映画「朝日のあたる家」を作った頃= [思い出物語]

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映画「朝日のあたる家」を作った頃
=「原発映画は出演できない!」有名俳優の事務所からNOの連続!(前編)

山本太郎さんに出演してもらい、原発事故の悲しみを描いた映画「朝日のあたる家」もう映画館公開から6年になる。製作時、公開時の苦労話はすでに書いたので、それらに並び大変だったキャスティングについて話す。ある意味で一番、苦労した部分かもしれない。

当時、山本太郎さんはまだ俳優だったが、反原発デモに参加したり、原発事故について発言したりしたことで、テレビ局も、映画会社も、仕事を敬遠したのだ。今、考えるとこれも圧力というより、政府、原子力ムラに対する忖度だったのではないか? ムラは電力会社だけでなく、銀行(三菱や住友)、商社、から多種多用の大企業の集合体だ。

事故を起こした福島の原発も、日立、東芝、三菱重工が作ったもの。(テレビでそのこと結局、報道してないよね)そんな大手が関わり、さらに国策だ。事故でどれだけ多くの人に被害を与えようとも、テレビ局も、映画会社も、原発を批判する俳優を起用しなかったのである。それは太郎さんから始まったことではなく、以前から。原発だけでなく「芸能人は政治について発言してはいけない」という暗黙の掟があった。

映画監督なら「原発映画を監督したら、二度と商業映画は撮れない」と言われた。にも関わらず、太郎さんは原発批判を続け、僕は原発映画を監督してしまうのだが、そんな二人が出会うのはもう少し後になる。太郎さんはそのことで仕事を干され、事務所には嫌がらせの電話が頻繁にかかり、迷惑をかけないためにも事務所を辞めることを決意。

他の芸能人は「原発に関わると山本太郎のようになる」と考え、その手の発言をより控えるようになった。そんな時期に僕は「朝日のあたる家」を企画。大企業が一切出資しないにも関わらず、心ある多くの人たちから寄付を頂き映画製作をスタートさせた。(今、思うと「れいわ新選組」スタイルだな)次はキャスティングである。

だが、先にも説明した通り。原発に関して発言するのもはばかられるのに原発事故の映画に出演!というのは俳優にとって物凄くリスク。僕は「二度と商業映画は監督できなくてもいい!」という覚悟で、東京湾に沈められてもいい!と思いかかっているが、俳優はそうは行かない。原発映画に出たために干されたり、仕事がなくなるのは嫌だ。

多くの俳優事務所から出演拒否された。もちろん「原発事故の映画だからダメ」とは絶対に言わない。別の理由で断ってくる。少し前に話題になった映画。「反政府的なイメージがつくので出演できない」と断ったある有名女優の事務所の話が週刊誌に出ていたが、それはあり得ない。とにかく、最初にリストアップした知名度のある俳優にはほとんど断られた。

しかし、芸能界は広い。全員が断るかと思いきや、そうでもない俳優たちもいた。ザ・役者根性を痛感する展開となる!(続く)


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権力者の命令を聞かない官僚たち。その背景にあるもの? =では、なぜ、あの総理のために改ざんまでするのか? [映画業界物語]

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権力者の命令を聞かない官僚たち。その背景にあるもの? =では、なぜ、あの総理のために改ざんまでするのか?

仕事柄、知事、市長、町長と言う方々にお会いすることがある。地方を舞台に映画を撮る時、地元の魅力を伝えることなので、地域の長が応援してくれるからだ。そんな首長たちの悩みを知ることがある。その地区の最高権力者。なのに知られざる葛藤がある。

首長もいろんなタイプがいる。物凄く有能でやり手タイプからお飾りの方まで。映画が地元の宣伝に物凄い効果を発揮するのを把握している方から「へー映画で地元をPRできるんですか?」という人まで様々。ただ、上に立つ方々は街と市民のことを考えており、地元宣伝効果があると分かれば応援。職員に協力するように指示してくれる。

ところが、ある街では職員があれこれ理由をつけて何もしなかった。市長命令が出ているのにだ。なぜ、そんなことが可能なのか?職員はこう考えたのだ。「この忙しいのに映画だなんて....そんなものに時間も労力も取られなくないんだよ」それでなくても1時間でできる仕事を1週間、1ヶ月かけてする体質が役所にはある。思いのある職員がいても、その人が頑張ることで自分たちがサボっているように見えてしまう。皆で虐めて頑張らないように押さえ込んだりするという話も聞く。経産省の官僚だった古賀茂明さんも同じ目にあっている。

なので市長の指示を拒否するのではなく、できない理由を山ほど挙げる。現場は自分たちの方が詳しい。市長にそれを打開する方法論はない。「仕方ないな」と諦めさせる。あるいは「分かりました」と言いながら時間をかけ間に合わせなくする。秘書課は映画関係者が市長に会えないように「スケジュールがいっぱいで」と断る。会えるのは撮影が終わった頃だっり。職員が一致協力して街のプラスになる映画製作に関わらないように努力する。

市長がうるさく言えば他の懸案の進行も遅くなる。市長に対するイジメだ。「俺たちにうるさくいうと、こうなるんだぜ」という意思を示す。そんなことがあると市長は躊躇して通常の業務以外の指示を出さなくなる。職員の思う壺だ。同じことは東京でもあった。青島幸男が知事になる時の公約は「都市博中止」当選して実行。職員が何年もかけたプロジェクトを止めた。恨みを買い、誰もが知事を無視。指示を聞かなくなった。もちろん巧妙なやり方で。

同じことは大臣室でも起こる。各庁の官僚たちは「どーせ大臣はすぐにいなくなる。俺たちはずっとここにいる。そんな奴が改革だなんて張り切られても困る」と、何もできないように押えこむ。総理大臣も同じ。鳩山由紀夫総理の「最低でも県外」ーそれを阻止するために官僚たちは嘘の書類まで作って止めようとした。それが今の総理。官僚たちが協力的だ。あの人があと先考えない暴言を吐いても、それを守るために公文書を改ざんまでしてくれる。

なぜ、あの人には官僚たちは忠誠を誓うのか? 何が他の首長たちと違うのか? かつて田中角栄という人は官僚にも、記者にも支持された。が、あの人は角栄のようなやり手ではない。では、なぜ? そこのこと望月記者の本で答えを見つけた。別の機会に紹介する。



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朝日のあたる家ーパンフレット。出演者のサイン入り。山本太郎さんのも! [れいわ新選組応援]

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朝日のあたる家ーパンフレット。出演者のサイン入り。山本太郎さんのも!



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また「明日にかける橋」の素敵な感想をYahoo!レビューに上げてくれた方が! [映画感想]

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また「明日にかける橋」の素敵な感想を上げてくれた方がいる。

Yahoo!映画の感想は全体的にレベルが低いものが多く、見る力がない若い子が自分が分からないことがあると「突っ込みどころ満載!」と批判していることが多い。が、この方の感想はとても嬉しいもの。ぜひ、読んでほしい。「明日」DVDは全国のTSUTAYAでレンタル中!



こちら=>https://movies.yahoo.co.jp/movie/363702/review/74/?c=1&sort=lrf




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官僚があの人のために違法行為までする理由(下)=山本太郎さんも街頭演説で指摘したこと? [読書]

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官僚があの人のために違法行為までする理由(下)=山本太郎さんも街頭演説で指摘したこと?

なぜ、官僚たちがあの人のために公文書改ざんまでするのか?を何年も考えていて、なるほど!という答えを見つけた。東京新聞の望月記者のインタビューに答える思想家の内田樹さんの発言。僕が答えに辿り着かなかったのは「官僚」という人種の性質や特性を理解していなかったからだ。知事や市長の指示に従わない職員というのはいるし、その種の人たちとは実際に会っていたが、官僚はまた違った存在。そこを理解できなかったのが原因。

しかし、僕がこの「官僚はなぜ?」シリーズと並行して連載している「考える力」シリーズの記事。そちらで自身が書いていることと同じ背景であることに気づかなかったところが悔しい。官僚こそが「考える力」シリーズで書いている日本の偏った教育で育ったトップランナーなのだから。その辺を踏まえて、内田氏の発言をもう一度、見つめてみたい。

「『それは幾ら何でも.....』と官僚たちでさえ絶句するほど不出来な政策を支持するほどポイントが高くなる。(中略)森友・家計問題で露呈したのは、まさにそのような官僚たちの『ポイント集め』の実相だったんじゃないですか」

まさにここだ。官僚たちは「与えられたことは確実にこなす」が、日本の教育の欠点である「考える力」が育っていない。だから、不出来な政策ーつまりは危険なもの。戦争ができる国にする法案でもー考える力がなく、与えられたことをこなすことでポイントを取れるならと、忠実に遂行してしまったということ。

「『自分のような人間が出世して。国の舵取りをするべきだ』と思っている。自分の出世がそのまま日本で利益であると思っている。だから、官邸の査定システムを利用することにあまり罪の意識を感じずにいられる」



これは街頭演説で山本太郎さんが言っていたことに繋がる。「政治家でも思いのある人はいる。でも、今はおとなしくしておこう。いつか俺たちの時代が来た時に頑張るーというんですよ。でも、そこまで日本は持つんですか?」彼はそう言っていた。上記の官僚も、その政治家たちと同じ気持ちなのだろう。「この法案は間違っている。でも、これを通すことで、偉くなり、自分がトップに立った時に、いい方向に進めればいい。今は従っておこう」そうやってあの人の片棒を担いでいるのだ。

こう考えるとほとんどの疑問は解ける。あの人は田中角栄のようなやり手でもなく、総理の命令だから官僚は従った訳でもなく(官僚だけでなく、役所の職員も市長や知事の命令に従わないことが多い。以前の記事で解説)そんな中で、なぜ、あの人のために優秀な官僚が?と思えていた。その答えがこれなのだ。しかし、新たな疑問が出てくる。あの人はそれを理解した上で、そんな手法を使ったのか? そんな人心掌握術があるとは思えない。では、誰が? どのようにして、この官僚を自由に操る方法を考えたのか?

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官僚があの人のために違法行為までする理由(中)=これが官僚だ!という答えを見つけた。 [読書]

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官僚があの人のために違法行為までする理由(中)=これが官僚だ!という答えを見つけた。

先にも書いたが役所というところはトップからの命令でも面倒なことは従わず、できない理由を山ほど上げ、あるいは必要以上の時間をかけてうやむやにしたりする。とにかく余計な仕事はしたくない。何もしないための努力をするタイプが多い。大臣でも、総理が相手でも官僚たちは同じ手を使いブロックすることがある。鳩山元総理の「最低でも県外」発言の時は偽物の書類まで作って止めてしまった。

それなのに、あの総理に対して官僚たちは公文書改竄までする。明らかな違法行為。犯罪だ。なぜ、そこまで忠誠を尽くすのか? 彼は田中角栄のようなやり手でもない。それどころか、その場その場で思いついたことを発言しているだけの人?人心掌握術を心得ているとは思えない。そのことが疑問だった。その答えを望月記者の本で見つけた。思想家の内田樹さんのインタビュー発言を引用する。

「安倍マイレージ・システムでポイントを貯めたいなら、政府の政策の適否についての評価はしないということです。首相を支持すると必ず良いことがあり、反対すると必ず悪いことがある。そして誰でも『それは良い政策だ』と思えるような政策を支持するよりも『それは幾ら何でも.....』と官僚たちでさえ絶句するほど不出来な政策を支持するほどポイントが高くなる。(中略)森友・家計問題で露呈したのは、まさにそのような官僚たちの『ポイント集め』の実相だったんじゃないですか」

「官邸の覚えがめでたい人たちは、政治家でも、官僚でも、ジャーナリストでも、学者でも、必ず『いいい思い』ができる」

「官僚たちは首相を統治者として決して高く評価していないと思いますけど、それでも一点だけ高く評価しているところがあります。それは信賞必罰ということです。自分におもねってくる人間は直ちに起用し、自分に逆らうものは直ちに左遷する。この判定が正確で、かつスピーディなのです」

「日本のエリートたちは、受験秀才ですから、入力と出力の間に正の相関があり、かつ入力と出力のタイムラグがない査定が大好きなんです。入試はまさにそういうものです。その点で、官邸による査定みごとなものだと思います。官僚たちが堰を切ったように官邸に阿諛追従するようになったのは、この査定制度のメカニカルな正確さが気に入ったからです」

「官僚というのは。総じて自分の能力を大変に高く評価する。『自分のような人間が出世して。国の舵取りをするべきだ』と思っている。自分の出世がそのまま日本で利益であると思っている。だから、官邸の査定システムを利用することにあまり罪の意識を感じずにいられる」

もう、ひたすら「なるほど!」という感じだ。感想は別の機会に。(この記事の前半は)=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-09-17-3


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官僚があの人のために違法行為までする理由(上)=望月記者の本で答えを見つけた。 [読書]

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官僚があの人のために違法行為までする理由(上)=望月記者の本で答えを見つけた。

前半戦は総理の生い立ちや過去を分析、

その後は彼の暴言や非常識な発言等を紹介。いかにいい加減な人であるか?を解説。読んでいると「許せない」「バカじゃないか」「何だこの人は!」と言う著者の憤りを強く感じる。言葉でそう書いてあるわけではないが、行間から思いが溢れる。

前半はそんな形で進んで行くが、やはり総理の背景が見えない。望月さんの本の前半を総括すると、あの方は非常に子供っぽく、良識ある大人に育っておらず、わがままで、プライド高く、問題が多いと言うことになる。それはあるだろう。しかし、それだけでは説明のつかないことがある。

百戦錬磨で頭のいい官僚たちなら、

簡単に抑え込むことができるはずだからだ。あの鳩山由紀夫首相でさえ、ハシゴを外されている。小沢一郎を総理にさせないようにしたのも官僚たちだろう。なぜ、あの人を止めることができないか? 全官僚が戦争屋の手下なら分かるがそんなことはないはずだ。

読み進むと面白い指摘があった。

後半戦。第3章「民主義と安倍政権」 思想家・内田樹氏に訊く!「安部晋三はなぜ、嘘をつくのか?」のパートだ。ここが非常に確信をついていて、あーなるほど、それなら分かる。きっとその通りだと思えた。まず内田氏の分析から。

「ちょっと頭を下げレバ済むことになのに、誤ったことを認めることがお頑なに拒否する。性格的に自分の非を認めることがよほど嫌なんでしょうね。だから、明らかに間違ったことを言った場合でも『そんなことは言っていない』『それは皆さんの解釈が間違っている』と強弁する。

『立法府の長です』なんて言う言い間違いは、国会で平身低頭して謝らないと許されない言い違えです。『もしかしたらいい間違えていたかもしれない。「失礼、済みません」と釈明はしたものの、その後も『立法府の長』と言う発言を繰り返しています。しかも、こともあろうか勝手に議事録を改ざんした」

本当にその通りだ。

小学生の時にそんな同級生がいた。間違いを絶対に認めず、延々と言い張る。クラスメートや先生が言っても間違いを認めない。大人になってからはなかなか出会えないタイプだ。そんな総理を内田氏はこう語る。

「どうして彼のような人物が政治家になれ、政党の中で累進を遂げ、ついに独裁的な権限を振るうに居たたったのか?それを可能にした日本の統治機構と有権者の意識に関心がある」 「彼を『余人を以って代え難い』当事者だと見なしている多くの日本人がいるわけですけれども、そのような判断が一体どう言う理路を辿って成立するのか、その方に僕は興味ある」

まさにその通りだ。そこが知りたかった。続きはまた次回に!


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