「嫌われ者」シリーズ。勉強中!お次は?この人を研究? [my opinion]
「嫌われ者」シリーズ。勉強中!お次は?
次はこの人。最近は特に山本太郎批判を続けており評判が悪い。僕もあちこちで読んだり聞いたりしているが、彼は太郎さんの主張や政策の何が問題か?を指摘せず「全然ダメ」と上から目線で否定することが多い。
それでは批判とは言えず、その指摘に対して太郎さんは「もう少し勉強して批判してほしい」と別番組で答えていたが、その通り。ただ、もしかすると橋下の興味は、政策のあり方ではなく、全面否定することで話題になり、れいわと何らかの関わりを持ちたいのではないか?と推理する。彼らしい作戦では?
ともあれ、一体いかなる人物か?前々から興味があった。と言って、橋下支持とか、素晴らしいと言っているのではない。僕は研究のために読むので、勘違いなきように。「橋下。写真見ただけでムカつく」という方は前回の記事にも書いた通り、ネガティブ・キャンペーンに乗せられやすいタイプと思えるので、客観性を失ってないか?考えてほしい。
もし、あなたが「れいわ」を応援しているのなら、山本太郎以外の声も聞いてほしい。そのことで太郎さんの価値がより分かり、他の政党のダメさも分かる。そして「れいわ」の全てが正しい訳ではない。真実を見つけるためには、全てを疑い相手を知ることだ。
脚本家は嫌われれモノの人生や背景を知ってこそシナリオが書ける=けど、国民は嫌いな人のことを知ろうとしないのは? [my opinion]
脚本家は嫌われれモノの人生や背景を知ってこそシナリオが書ける=けど、国民は嫌いな人のことを知ろうとしないのは?
僕は脚本家の仕事もする。自分の監督作は全て僕のオリジナル脚本。原作ものはない。だから、シナリオの題材を常に探して小説ではないものをよく読む。題材だけでなく登場人物の造形のためにも、いろんな人を研究する。偉人伝のようなものよりも、問題ある人、嫌われている人、とんでもない人が勉強になる。
なぜ、あんな風になってしまったのか? さほど賢くもないのに、なぜトップまで上り詰めたのか? どこで一線を超えて危険人物になったのか? なぜ、あそこまで汚い手を使うのか? なぜ、平気で嘘をつけるのか? 等々。いろんな疑問がある。だから、その人の背景が知りたい。
僕は仕事なので嫌われ者の背景を知りたいと思う。が、その人物を嫌いな人は「あんな奴のことなんて知りたくねえよ!」と言いがち。話をしても「気分悪いから聞きたくない」と言われる。イスラム国の記事を書いた時も同様。「そんな記事アップしないでください!」というコメントまで来た。嫌ならスルーすればいいのに、抗議してくる。どう返事しようと考えていると、「友達」から削除された。
「許せない」「酷い」だから記事も読みたくない。知りたくもない。記事を書くと「書くな」という。あるいは「私は賛同できません」とコメントが来る。賛同も何も「イスラム国」の疑問点を解説しているだけ。つまり、触れるだけで、記事にするだけで許せないと感じる。なぜか?
「激しい憎しみに支配されているから...」
自分が被害に遭ったのなら分かる。友人が巻き込まれたのなら理解できる。が、マスコミ報道を鵜呑みにして「許せない!」という憎しみを抱く。冷静さを失う。感情的になる。そして、その人の背景は何も知らないのに憎む。それって戦時中、アメリカ人を知らないのに「米英鬼畜」と言っていた時代と同じではないか? アメリカは
「リメンバー・パールハーバー。不意打ちをする汚いジャップをブチ殺せ!」
と国が宣伝。日本人に会ったこともない多くの若者が軍に志願した。戦争は憎しみを利用して、金持ちが儲ける。情報コントロールされた国民が大勢死ぬ。
考えてみよう。凶悪な犯行があればマスコミは徹底して犯人の背景、生い立ちを報道。多くが興味を持って見る。そのことで同じ悲劇を繰り返さないようにする。なぜ、それを政治家に対して敵国に対してはしないのか?「嫌いだ!」「許せない!」を連呼するばかり。嫌いな相手と戦うのなら敵を知ることも大事。
なのになぜ? それは憎しみを利用している人たちが、背後にいるから。そして人々が憎しみで冷静さを失っているから。そんなことを感じながら、嫌われ者の本を読む。
脚本家の目から見ると、政治家たちの下手クソなイメージ作りが目につく。事実を捻じ曲げた報道に気づく。=ダマされてはいけない! [my opinion]
脚本家の目から見ると、政治家たちの下手クソなイメージ作りが目につく。事実を捻じ曲げた報道に気づく。=ダマされてはいけない!
僕は脚本家の仕事もしている。物語を書く上で大切なのは登場人物。主人公は多くの観客に愛される人物である必要がある。完全無欠のヒーローより、頑張り屋だけど少しダメな方が支持される。代表的なのは「踊る!大捜査線」の青島君のような存在。どこか自分と重なる欠点があると、観客は応援したくなるのだ。
悪役は観客が「こいつ本当に嫌な奴だなあ!」と思わせることが重要。昔の時代劇のような悪代官では今の時代は通用しない。その意味でブラック企業とか、政治家とかをチェックしておくのは大事。政治家や金持ちは「悪」の宝庫なのだ。
現在は見るからに悪人という人物は少ない。表では「国民のために」と言いながら裏では「金持ちのために」政治をするとか? 一見、敵と味方の両方にいい顔する。頭はいいけど強い方に寝返るとか、そんな現実的なキャラが観客に嫌われる。
それを取り入れて成功したのが「24」。誰が敵で誰が味方か分からない。敵なのに寝返って情報くれたり。恋人だと思っていたら内通者とか、ハラハラドキドキさせてくれた。脚本家は物語だけでなく、そんなキャラつくりも仕事。僕もいつもそんなことばかり考えているので、その視点で政治家を見てしまう。
「私、クリーンです。これから大きな仕事をします!」
という発言をし人気を集めている若手代議士がいるが、あれは完全にイメージ戦略。クリーンではなく中身がないだけ。演説はかなり練習し、レクチャーを受けている。でも、ビジョンはない。サラブレッドを演じている。脚本家の目から見れば三文芝居だが、多くが支持する。あの人のことだけどね。
逆にトランプ大統領のように、マスコミ報道は完全にネガティブ・キャンペーンなのに、それを信じて「トランプ許せねえ!」という人たちも多い。憎しみを掻き立てるのは簡単。「差別」「弱い者を虐待」「自己中心的」そんなことに無理やりでも結びつければいいのだ。
特に日本人はマスコミを疑わないので、簡単に思想コントロールされる。あの元文科省の前川さんでさえ「安倍もトランプの同類」とツイートしているので驚く。トランプ報道を鵜呑みにせず、テレビが報道しない発言、行動を見つめていけば彼の本心。何をしたいかが分かってくる。そのことは以前に記事にした。
これ=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-06-30-2
「あの人いいね!」も「あの人大嫌い」も、イメージ操作で簡単にできる。脚本家というのはそんなキャラクターを作り上げる仕事。だから、下手な演出やキャラ設定で政治家を演じる人たち。切り取りと誇張で事実を歪めるマスコミ報道。それにコロッと騙されている人に困惑する。
「あの人は危険!」「最低だ!」
「***さん素敵!おめでとう」「総理はよくガンバっている!」
とかいう声を聞くと「えーーーーーー?」と思ってしまう。なので、気づいたことを時々記事にしている。僕はジャーナリストではない。いつも記事はそういう視点で書いている。政治家にダマされてはいけない。